このページは(有)R/A/V/Eの処女作が発売されるまでの運営になります



 キャラクターデータです。
 適当に内容の変更など行っております。

・唯原 聖美(KIYOMI YUIHARA)
 29歳、未婚、週間「エノラ」の記者。
 「エノラ」は、過激な社会派スキャンダルを主に取り扱う雑誌であり、
この本が今までにあげたスクープは、数々の汚職や政治問題を世に晒し、
その功績は他の写真週刊誌の追随を許さない物となっている。
 勿論スクープによって職を追われた人物も多く、一部の人間の間では
恐怖の的となっている。
 中でも、彼女による精力的なスクープ記事は、読者に爽快感を与え、
支持者もおおく、唯原の名は看板記者の一人として名をはせる。

 そのためか、普段でも強気の姿勢を崩さない彼女は編集部内でも
かなりけむたがれる存在となっており、友人はあまり居ないようである。
 ただそのスクープ能力のみで業界を渡り歩いているため、既に「エノラ」
内部でも彼女の性格と最近スクープが少ないことから、クビ直前の危ない
立場にあり、少し焦っている。

 以前いた恋人とも、きつい彼女の性格からか3年前、一方的に去られて
しまう。
 そんな彼女の唯一の趣味は、誰にも話さないがJニーズの追っかけ。
 コンサートやライブの時、この日ばかりは、堅めの印象をうけるスーツ
に隠された、肉感的な肢体を惜しげもなくさらし、きつめにアップ
されたセミロングもほどき、普段かけてる眼鏡も換え、別人のように
あかるくなり、普段からは想像もできない言動や行動をとる。
 追っかけとしての彼女は追っかけ内では有名で、その情報量から友達も
多いが、その素性を知る者は皆無に近い。

 記者としては小柄の身長160cmの彼女は、最近不穏な噂がたっている
「三室総合病院」を取材に現れる。
 医療ミスや、またはそれに類する噂はあるが、決してしっぽを見せない
病院。だがある追っかけ仲間の消息が病院で消えたことをきっかけに、
彼女の記者としての勘が、彼女の足を病院へと運ばせる。

聖美「これは、スクープです! 何故貴方がたにはそれがわからないのですか!」


 以上、PN.ぶりをさんからの投稿でした。
 少しいじりましたけれど、こんなもんでどうでしょうか?
 同時に送られてきたCG、掲載してもいいですか?
 にしても、サスペンスタッチでストーリーが展開しそうですね。
 となると彼女の性格から、グッドエンディングとバッドエンディングの
落差はかなり大きいものになるのでは無いかと思います。
 ありがとうございました。


・木幡 真子(MASAKO KIHATA)

 彼女はツイていなかった。
 高校生活最後のインターハイを、有終の美で飾れなかったからだ。
 聖謳学園3年の木幡と言えば、新体操の関係者なら知らない者がいない
くらい有名。雑誌にも何度も載っている。
 なのに何故、という質問は愚問だろう。新体操と同じくらい好きなバイク
で、事故ってしまったのだ。
 雑誌記者はこぞってこのことを記事に取り上げる。
 優勝候補筆頭の木幡、事故で出場停止、と。

 ただでさえ、事故を起こすくらい落ち込んでいたのだ。そのショックは
いかばかりだろう。
 原因は、姉の結婚にあった。
 たまたま実家に里帰りした時に遊びに来ていた、姉の恋人。
 小学生の時から学園で寮生活、部活動と、殆ど禁欲的な生活を過ごして
いた彼女にとって、やさしく気さくに語りかける異性の存在は、彼女の
正常な思考を奪うに十分だった。

 勉強するときも身が入らず、均整の取れた細目の肢体をレオタードに
包むときも、長い髪をポニーテールにするときも、頭の中はもうすぐ兄と
なる男のことでいっぱいだった。
 なにかと理由を付けては実家に帰省し、姉の部屋に遊びに行った。
 当然、部活動の調子も落ちる。イライラも募る。
 そして姉の結婚式。
 姉の幸せな姿にいたたまれなくなって、式は途中で抜け出した。
 事故は、その時起きたのだ。

 診断は、右足首靱帯損傷。要手術。試合は断念せざるを得なかった。
 そして入院手続き。嫌がる彼女を病院へ連れていったのは、
顔を見るのもいやだった姉。新婚旅行をほおってまで説得する姉に、
不承不承真子は三室総合病院へ。
 ちょっとした事故から、真子はそこで初めて出会った男に当たり散らす。
 後悔するがもう遅い。
 それは、あの男が、義兄に雰囲気が似てたからかも知れない・・・。

真子「あんたには絶対!! ・・・あたしの気持ちはわからない」



 以上、PN.まくつさんからの投稿でした。
 今後の展開も考え、このようにしました。いかがなものでしょうか?
 彼女をオトすのは大変そう。
 だって、ね、まくつさん(^^;
 ありがとうございました。




・鹿乃内 裕美(YUMI KANOUCHI)

 寮に入る事が条件である聖謳学園において、彼女は特例である。
 実家での無償によるアルバイトが、認められたからである。
 実家の仕事とは、神社。彼女はそこで巫女を務めている。
 そんな彼女ではあるが、意外とファンは多い。
   それは彼女が、刺激の少ない学園生活に於いて寮生活をしていない
事に加えて巫女をしているというミステリアスな設定によるものと、
その割には敷居の低い性格をしており友人も気軽に話しかけられるから
という声がある。
 また、近くの道場で子供達に合気道を教えており、近所の評判も
上々とのことである。

 お尻にまで届きそうな漆黒の髪と、人形のような白い肌。
 彼女が巫女となって神社に出るときは、他校の生徒が多数押し掛ける
という。

 ただ、最近の彼女には少し元気がない。
 地上げ。神社を含む地域がその対象になってしまったのだ。
 最初は気にかけていなかった彼女だが、地上げはどんどん悪辣さを増し、
彼女としても生来の正義感からか、地上げ屋とちょっとした小競り合いを
してしまった。
 当然地上げ怒りの矛先は彼女の居る神社へと向けられる。
 責任を感じた彼女は誰とも相談せず、地上げ屋に立ち向かう。
 だが、悪質な地上げ屋によって、こないだついに怪我をしてしまった。
 幸いにも手首をちょっと捻った程度で助かったのだが、次はどんな罠が
待ち受けているかわからない。
 迷惑を考えると、ますます誰とも相談できず、次第に閉じこもりがちに
なりながら、彼女は手首の治療のため近所の三室総合病院へおもむく。
 その時、まだ彼女は病院にも地上げ屋の手が回っていることを知らない。

裕美「あ、あなたが・・・あなたが関わらなければ・・・こんな・・・」



 PN.鼻山さんからの投稿です。
 少し熱血入ってしまいましたが、どうでしょう?
 やはり大和撫子はこうでなくっちゃ、という私の趣味も入ってます。
 彼女は危ないですね。助けてあげないと壊れそう、です。
 あらゆる意味で。
 ありがとうございました。

 


・篠原 めぐみ(MEGUMI SHINOHARA)

 めぐみは、当病院でも評判の看護婦である。
 国内有数の大病院であるというのに、その看護はまるで近所の町病院のように
かいがいしい。
 この病院に就職してまだ2年ちょいだというのに、入院してめぐみの看護を
受けた患者は、次はわざわざ指名してくるというほどの人気ぶり。
 勿論ここは病院、普通そんなことは出来ないのだが。
 健康的な体型に、高く結い上げた長い髪にナース帽。信頼を寄せるに
値する魅力的な笑顔。
 誰とも朗らかに接する彼女の人気がない方がおかしい。
 空き時間は空き時間で入院している子供達の相手や、お年寄りの散歩の
付き添い。
 自分の時間などほとんどないに等しい。
 しかしながら、派閥の良くできるナースセンター内部で妬まれることもなく、
ある意味理想の看護婦であると言えよう。

   前に一度、彼女の友人が、女医にならないのか? と勧めたこともある。
 それくらい頭もいいのを友人は知っていたからだ。
 その質問ににこやかに答えるめぐみ。その瞳に照れや気負いはない。
「私が看護婦になるのは、ずうっと昔からの夢だから」
 と。

 ただ最近、彼女の様子がおかしいという噂が病院中を駆けめぐった。
 何事にも情熱的に仕事をする彼女の、ぽけっとしている回数が増えている。
 今のところ大事に至っていないが、ちょっとした失敗も。
 普段が普段だけに彼女の変調は周囲に動揺を与える。
 似合わぬ仕草でえへへ、と笑う彼女に、気にしていた同僚が聞く。
 めぐみ、最近どうしたの? と。
 頬を染めてめぐみは答えた。
「フィアンセが、昔、離ればなれになった彼が、みつかったの・・・」

 最近入院した、あの男の事らしい。

めぐみ「・・・その言葉、もう、絶対に聞けないって、思ってた・・・




 PN.LONさんからの投稿です。
 ようやくきました、看護婦さんです。
 本当にこんな人居たらいいっすよね。
 大人っぽい容姿に、かわいい仕草。
 プレイヤー最大のトラップとなりそうですね。
 こんなキャラ、他のキャラがほっとくわけがない。
 ありがとうございました。




・椎原 小鳥(KOTORI・SHIIHARA)

 彼女の名は、まさに体を表している。
 −小鳥−
 彼女は自分の名前が嫌いだ。
 小鳥はいつか親鳥となって翼を拡げ、大空へ羽ばたく。
 だが、彼女はいつまでたっても小鳥のまま。
 翼が、ないわけではない。
 身体は微々たるものだが、少しづつ成長している。
 小さい頃から心臓が悪く、その時から入退院を繰り返している。
 その日数は学校に通った数よりも多くなり、高校入学後ついにこの病院から
出られなくなってしまった。
 だから、彼女は自分の身体も嫌いだ。
   成長した翼は、彼女を支えるにはあまりにも貧弱だから。

   自己嫌悪と後悔の毎日。
 誰とも話さなくなって久しい。
 両親も既にここを訪れなくなって久しい。
 唯一話す言葉は、看護婦さんに世話して貰った時にだけの「すみません」。
 手術をすれば必ず助かる、と医者は彼女に告げた。
 今まで彼女はそれを拒み続けていた。
 必ず助かるのなら、とっくに受けている手術なのだ。
 死ぬのは誰でも怖い。
 もし失敗したら、と考えると・・・。
 医者はもう一つ告げた。
 発作の時期が狭まっている、体力のあるうちに、と。

 勇気のでないまま、彼女は空を眺める。
 いつか、あの空と同じ色の服を着て、外に飛び出したい。
 幻想を抱いて、廊下に出てみる。
 少し歩いて、現実に引き戻される。
 動悸が激しい、壁により掛かる。
 ずるずると滑り落ちそうになるとき、差し出された手。
 それは彼女の運命を変えるべく差し伸べられた手。

小鳥私には、夢があったんです・・・それはもう・・・




 PN.るろりんさんの投稿です。
 ついにでたよ赤面キャラ(^^;;;。こんなんでいいですか?
 某ゲーム2の*子を彷彿とさせるキャラですが・・・。
 この子のエンディングはもう、最初からきまっているみたいな感じが
してもう。
 いよ! このプレイヤー殺し!
 ・・・ありがとうございました。



・森下 綾子(AYAKO MORISHITA)

「ふあ・・・たいくつだな、たく」
 俺は空を見上げながら、にじんだ涙を拭いながら、上半身を持ち上げた。
 最近はいつも検診が午前中に終わっていたから、病院の屋上は俺の指定席
になっている。
 やることがないときはここで昼寝をすることが日課になっていた。
 だが、今日に限って眠れなかった。
 あ〜あ、飯の直後に見たもんが悪かったかな・・・
 空には赤みが差し始めて、俺を下の階に追いやろうとその濃さを急速に増していた。

 昼過ぎ、食後の運動にとちょっと裏口まで回ってみれば、丁度急患が
運ばれてきた所にぶつかった。
 聞いたところどうやら交通事故だったらしく、救急車からあわただしく
院内に運び込まれる救急ベッド。
 追い払われちゃったから遠目にしか見えなかったが、かけられているシーツ
のあちこちから赤いシミが浮き出ていた。
 助からないだろうな、とふと思いながら、ベッドのそばで泣き叫んでいる、
包帯を頭に巻いた女性が印象的だったと、不謹慎ながら思ったものだったが。

「どっこいしょっと・・・ん?」
 屋上の桟の所に、一人の女性がたたずんでいた。
 薄暗いから表情はわからなかったが、俺はその女性に見覚えがあった。
 包帯を巻いたセミロング。
 とけ込みそうな黒のロングパンツに、体の線がくっきりと浮き出たTシャツ。
 まちがいない。あの時、ベッドにすがりついていた女性だ。
 屋上から景色でも眺めているのだろうか、微動だにしなかった。
 が。次の瞬間、俺の目に桟を乗り越えようとする彼女の姿が映った。

「いやああ! はなして、死なせてええええ!」
「何が理由か知らないけど、馬鹿なまねすんなよっ」
 嫌がる彼女を何とか取り押さえ、こっちに顔を向かせて説得する。
 う。かわいい。涙に濡れた大きな目を見つめながら、俺はそう思った。
 その時、思ったよりは幼い顔立ちが、急に喜びの顔に変わった。
「て、哲朗? 哲朗なのね! 哲朗!!」
 がし、と俺に抱きついてくる。
 彼女は泣きじゃくりながら哲朗、哲朗と連呼している。

 だれ? そいつ。まさか・・・。

綾子そんなこと、最初からわかっていたの・・・でも



 PN.闇奉行さんの投稿です。
 今回はちょっと視点を変えてみました。
 キャラ的に、実に「普通の」キャラだと思います。
 ただ、そういうのって、凄く描きづらいですよね。
 それだけにその出会いは衝撃的であれば良いかな、といじってみました。
 この子も通いキャラですね。別のキャラとのぶつかりが面白そうです。
 ありがとうございました。



・星名 由梨 (YURI HOSHINA)

 22歳の大学生。
 母一人、子一人の家庭に育ち、父は行方不明。
 父は世界的考古学者であり、昔から家庭を顧みず世界を股に掛けた活躍を行っていた。
 仕送りもろくに届かぬ家庭に於いて、華族の末裔でもあった由梨の母は、
貧困にも耐え、ずうっと一人で娘を育ててきた。
 そんな父に反発を持ちつつも血は争えないのか、由梨は父と同じ道、
すなわち考古学への道を選ぶ。
 また、過去のとある事件と、父の動向から由梨は男に対して異様なほどの
反発心を見せる。
 考古学への道を志したのも、ある意味それが原因なのかも知れない。

 由梨の母は、既に長い間清掃員として三室総合病院で働いており、周囲の
信頼も厚く、珍しく品のいい掃除のおばちゃんである。
 だが、ある日年齢のこともあったのだろうが、階段の清掃中に足を滑らせ、
腰と足を強打しそのまま入院。
 大学院への進学を控えていた由梨だが、生活のため急遽母に代わり清掃員
のバイトを始めることとなる。

 勉強、バイト、見舞いの毎日。長い間の無理がたたったのか、由梨の母の
容態は一向に良くならない。
 だが、由梨は一言も文句を言わず、謝る母に向かって笑顔で答える。
 母さんは、ずっと苦労してきたんだもの、なんてことはないわ、と。
 実際、由梨は嬉しかったのだ。長い間愚痴一つこぼさず自分を育ててきた
母に、ようやく恩返しが出来た様な気がしていたから。
 ただ、こういう状態になって由梨の母は、最近こういうことを良く口にする。
 お前にも、いい人がいればねえ、と。
 由梨も、これだけは直ぐに答えるわけにはいかない。

 今日も、ロッカールームで髪を無造作にくくり、作業着に着替えロッカーに
備え付けられた小さな鏡を見る。
 そこには、化粧っ気のない、まとまりの良い顔が映っている。
 しばらく鏡を眺めていた由梨だが、くすっと悲しい笑顔をしてみせると、
鏡に向かって何事かを呟く。そして、気を取り直したようにバケツとモップを
抱え出ていった。その笑顔には先程までの寂しそうな部分はみじんも見られない。

由梨お父さんから、連絡があったんだけど・・・その



 PN.0120さんの投稿です。
 うーん、地味になってしまいました。すいません。なんとなく設定を
見たときにピンとひらめくモノがあったもので。
 貧乏で、苦労人で、でも先祖は・・・。ってやつですね。
 こういう子はあることがきっかけで化けるストーリーが似合うような
気がします。そっからは大きな幸せが連続する、という。
 うーんどっかで見たストーリー。でも好きなんですよ、小公女(^^;。
 ありがとうございました。



・在夜 千影(CHIKAGE ZAIYA)

 この女性には、年齢不詳な所がある。
 妙齢の美人、それとも年若い乙女。
 それなりの服を着れば、モデルにでもなれそうな派手な顔も、角度を変えれば和服の
似合う清楚な物になる。
 彼女を一目見れば、彼女を見た者の言いたいことがわかるかも知れない。
 宙を進むがごとく、歩く。
 心で話しているかのごとく、話す。
 人、ではないのかもしれない。
 彼女と現世を結ぶ物があるのだとすれば、それは影。
 それも夜となれば消え失せる。
 彼女の、腰を超えるほどの長さの漆黒の髪は、風になびくのか?
 切れ長の目は、何を見るのか?

 最近の彼女は、良く三室総合病院を訪れる。
 噂によると、彼女の夫がここで亡くなったのだと。
 死因を聞いてくるのだと。
 しかしそれはあくまで噂にとどまる。
 彼女との会話を交わした者の全てが、彼女との会話を殆ど忘れてしまうからなのだ。
 いつの間にか現れ、そして姿を消す。
 まさに霞。
 影のない霞。

 今日もまた彼女は三室総合病院を訪れる。
 彼女の言葉を理解できる者を探して。
 彼女の言葉を伝えることが出来る者を探して。

 そして彼女は見つける。
 それは唐突で、全くの偶然だった。

千影霞も愛も、つかまえられるものではなく、感じるものだ、と思うのです



 PN.こーださんからの投稿です。
 ・・・まさか、こういうキャラが出てくるとは。
 最初はちょっと唖然としましたが、何とか私なりに消化してみましたが如何でしょうか?
 設定はあえて公表しない形になりましたが、隠しキャラ的な登場(バレバレ)も
たまにはいいのではないでしょうか。
 ありがとうございました。



・高遠 沙弥美(SAYAMI TAKATO−O)

 ある日の看護婦。
「ねえねえ、あんた聞いた?」
「え? 何を?」
「聞いて驚くのよ。実は・・・(ごにょにょ)ですって」
「えええー!! あの、金持ちしか入れないというVIP病棟に患者ぁ?」
「しぃー! 声が大きい!」
「(こっから小声)驚けって言ったのはあんたでしょ。それはともかく、ここ数年
あそこを使った人なんていないのよ? 専用の看護婦だってつくんでしょ? 
で、誰、誰なのよ、金持ちのおじさまに玉の輿ぃーな、運のいい子は」
「それがねぇ・・・」
「え? まさか、まさかまさかまさかぁ」
「? まさかって何よ」
「とんでもねースケベジジイで、だれも付きたくないってかぁ?」
「あのね・・・(^_^;)。まあ、誰も付きたがらない、てのは合ってるんだけど」
「え? その上あんなことやこんなことまで・・・ぐふふ、いいかも」
「なにいってんのかなーこの女。あのね、患者は女の子なの」
「え? レズビアンなの? うっわあー。(^o^)」
「(小声、のはず・・・)ちがうっつーの! むちゃくちゃタカビーで、みんな苛められて
泣いて帰ってくるの!」
「その上SM好きのお嬢様なんて。金持ちは何考えてるのかわかんないものねえ」
「何考えるのかわかんないのはあんたの方でしょ・・・。たく」
「え? ちがうの?」
「(小声のはずなのにい)だあーかあーらあー! 見た目は立派なお嬢様なんだって!
  目鼻立ちもととのってて美人タイプで、髪型も栗毛ロングに軽いウェーブがかかってて、
高そうな服きてて、お嬢様、て文字が歩いてるようなもんよ。ただその性格がきつくてね。
やれ食事がまずいだの、こんな所にいては勉強が遅れるだの、気難しいったらありゃしない」
「ん? 女王様ならしょうがないんじゃない?」
「バカ!。女王じゃなくってお嬢! でもね、それにもめげずに通ってる男の子がいるんだって」
「それは奇特ねえ。さすが、女王様には奴隷が付き物ってね」
「(最早大声)だから違ーう!」

「こらあ! 東光寺さんに、七瀬さん! あんたたち廊下の真ん中で何しゃべってるの!
回診の時間よ!」
「あ! これは鬼より怖い三室特別臨時婦長代理!」
「しっつれーしましたー(ばたばたばたばた(うるさく退場))」。

「たく、あの子達ったら。・・・でも、今夜はそんなのでもいいかも。ああ、あなた、
今夜はSMよ(^^)(スキップで退場)」

 ちゃんちゃん。おあとがよろしいよーで。

沙弥美そう、そうよね、私、『今』にだけは絶対に負けない!


 PN.沙都美さんからの投稿です。
 うーん、怒るかなあ。すいません。こういうのも私好きなんです。
 ちゃんとオチがついたということでお許しを。
 お嬢様にはお嬢様の悩みがあるのでしょう、そこをどうえがくか?
 ありがとうございました。 



 以上、一時募集分は締め切りました。皆さん本当にありがとうございました。


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