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オーリスのMCを徹底分析 難易度

平成21年10月13日、オーリスがマイナーチェンジしました。
気にされてないのかどうか不明ですが、情報が少ないのが気になるところです。
試乗してきましたので、写真と共に変更点を洗い出してみましょう。

デジカメが事情により用意できず、ケータイでの撮影となりました。
解像度がよろしくありませんので、あしからず。(使用機種 W43CA)
(しかも撮影解像度がVGAだった...orz)

なお、ここでは今回のMC後のものを「後期型」、それ以前(2006年10月〜2009年10月)のものを「前期型」と
表示しますので、予めご了承ください。


作業時間 小1時間(試乗、問い詰めたいを含む)

準備するもの
 ・ネッツのお店
 ・デジカメ

あった方がいいもの
 ・こども店長


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 Step 1. 外観(フロント)
 Step 2. 外観(リヤ)
 Step 3. 内装 @
 Step 4. 内装 A
 Column. 試乗の感想



Step 1. 外観(フロント)


今回試乗車として用意されていたのは、1.5Lのもの。
グレードは150X "S Package"、ボディカラーはコバルトブルーメタリック(8T7)です。

今回の大きな変更点は、やはり前後の意匠変更でしょう。
個人的には、グリルの形状から初代アリオンを連想してしまいます。
というわけで、前期型ラブということでひとつ。

ちなみに移植するとしたら、ヘッドランプ、バンパーはもちろん、ボンネットも交換する必要があるでしょう。
事故で中破でもしない限り、考えにくいネタではあります。



ヘッドランプは前期型同様、4灯式となっています。
車幅灯がハイビーム内蔵ではなく内側に変更されています。
この光り方がちょっとダサイ...



ハイビーム側。ハロゲン球仕様です。



ウインカーランプの点灯状態です。
ライトカバーの一部(ロービームの直上)が盛り上がって、リフレクターとなっています。



点灯状態。



ウインカーつながりということで、標準装備となった電動格納式リモコンカラードドアミラー(サイドターンランプ付き)。長い。
前期型のオプションとはサイドターンランプの形状が若干違うようです。



お見苦しい物が写っておりましたので、ぼかしをかけさせていただきました。
なお、音声は変換してあります。

運転席側ドアミラーは、外側部分がワイドとなっています。
黒い線が見えますでしょうか?



エンブレムです。
これは前期型と同じのようです。ということはトヨタ印にも変更できそうと。

(091108追記)
MC後のエンブレムについて、MC前より大きくなり、互換性がないとの情報が入りました。
未確認ではありますが、ご注意ください。



フロントグリルアッパーです。フィンタイプになりました。
これが印象が大きく異なる主因でしょう。
個人的にはメッシュ派。



フロントグリルロワーです。一般的なメッシュですな。



フォグランプです。
明るさはやはり期待できないでしょう。


Step 2. 外観(リヤ)


リヤビューです。
テールランプとバンパーの意匠が変更となっています。
リフレクター部分の印象から、四角くなった感が強いです。
どうも最近このデザインが流行らしいですが、個人的にはあまり...



バックドアアウトサイドガーニッシュAssyにメッキが追加されています。



テールランプは、前期型の縦基調から横基調へと意匠が変更されています。
好みは兎も角、移植は出来そうな感じですが、注意点が2つばかり。

1点目はリフレクタです。
後期型のリフレクタは後述のバンパーに移設となりました。
よって前期型に移植した場合はリフレクタがないため、保安基準不適合となります。

そして、後付のリフレクタは大概がダサくなります。かつてのクリアテールのように。
やるならバンパーごとが無難でしょう。



点灯状態の撮影は忘れました。
パンフレットを見ると、外側が車幅灯、内側の円形が制動灯のようです。

注意点の2点目はリヤフォグランプです。
寒冷地仕様に設定されるリヤフォグランプは後期型でもオプションですが、
設置場所がテールランプRHからリヤバンパー中央部への埋め込みに変更されています。
http://toyota.jp/service/option/dc/webitem?car_code=auris-b_00003&kind_cd=04

私のも含めて、前期型リヤフォグランプ装着車は、移植することでリヤフォグランプの使用が難しくなります。
というか埋め込みはヤダ。



というわけで噂のリフレクタ。
周囲が四角いのが気にくわない...

パンパー中央下部をえぐるような形で梨地のガーニッシュを付けたことで、リヤビューがすっきりしたとは思います。
どうせならブレイドのが良かった...



ドアの上端部は、Bピラー側も含めブラック塗装となっています。
前期型はどうだっけ?
ボディが黒色だと分からないですorz


Step 3. 内装 @


ステアリングは異形になりました。
替えてみたいところですが、前期型エアバッグは流用できないと思った方が無難です。
何故なら形が違うから。



レーシーなことに下側が平らになっていることで、足にぶつかりにくくなっています。

ステアリングスイッチは、150Xなのでディスプレイ切り替えボタンだけですが、
これがかなり使いやすいです。これは欲しい。



2chオーリススレで騒がれていた天井プラスチック説。
プリウスのカタログによると、リサイクル可能なエコプラスチックなのだそうです。
確かに起毛ではありませんが、別に気になるほどでもありません。



手触りが変わったと言えば、グローブボックスです。
微妙にぷにぷにした感じです。



若干白飛びしてますが、グローブボックスアッパーを開いたところです。
小さな棚が無くなっています。
右側にはオプション用と思われる箱状の物があるため、容積的には減っていると思われます。



やはりぷにぷに触感のメーターベゼルです。
個人的には前期型ので十分ですが、ブレイドの革張りベゼルが派手でちょっと言う方には、
適度なドレスアップパーツなのではないでしょうか。



バニティミラーランプが増えました。
女性にはポイント高いでしょう。



ドリンクホルダーにメッキモールが増えました。
移設は出来そうですが、どうやって外すんでしょうか。
意外に苦労しそう。

というか調べてみたら、裏側からネジ3本止めのようです。
外すにはインパネを全て外す必要が。
ついでなら兎も角、これは大変すぎる。



ミラーコントロールスイッチにイルミネーションが増えました。
MIRRORの文字が光ります。

コネクタの共通性があれば、移植は簡単でしょう。
しかしこの手の部品は意外に高価なので、廃車から頂戴してくるのが賢明でしょう。
他車種でも共用しているケースは多いはず。


Step 4. 内装 A


前期型でよく聞く不満が、「サイドブレーキの使いにくさ」です。
フライング・バットレスを意識するあまりか戻した状態でも角度があり、引きにくいと評判でした。

後期型ではこのことを踏まえ、良い形になりました。
前期型に比べ座繰りが深くなり、その分ブレーキレバーが低くなっています。
レバー形状や解除ボタンも使いやすくなっています。



レバーを引いた状態です。
レバー根元にあるスイッチは4WD切り替えSW。

移植するとしたら、パーキングブレーキレバーAssy、インストルメントパネルフィニッシュパネルLWR CTRの
交換が最低でも必要でしょう。
ワイヤーはそのまま使えそうです。
部品代は2万くらい?

怖いのは重要なブレーキ部分の分解と言う点で、万が一のミスも許されません。
効かないのも困りますが、引きずる可能性も考えられます。
個人でやるのであれば整備士資格は必要ないとのことですが、移植後はただちに点検を受けた方が賢明でしょう。

移植はディーラーじゃやってくれなさそうなんだよなーorz
やってくれたとしても工賃が果たしていくらになる物か。前例はまず無いでしょう。
個人でやっていて、かつ物好きな工場ならあるいはw



RSまたはSパッケージ仕様車の内装には、赤ステッチが使われています。
なかなかオシャレな感じです。



コンソールボックスAssyRRです。
前期型にあった上蓋小物入れ「コンソールドア」は廃止されています。
布貼りとなり、肘を置きやすくなっています。
姿勢が悪くなるので、私は置きませんが...



フタを開けたところです。

移植ですが不明です。寸法を測って同じならあるいは。
ちなみにフタだけでも部品供給されそうです。
値段の程は不明ですが、廃車から頂戴して試すのが賢明でしょうね。


Column. 試乗の感想

というわけで、気がついた限りをピックアップしてみましたが、如何でしたでしょうか。
意外に情報が少ないので、参考になれば幸いです。

さて、上記車両に試乗してきましたが、その感想など。
普段1.8Lですので、1.5Lとの比較となります。

客観的には、街乗りであれば1.5Lでも十分ですね。
若干トルクが薄い感じもしますが、平地なら問題なし。
困るとしたら、満載時、峠越え、高速走行時の加速でしょう。
それらの頻度を踏まえて排気量を決めた方が良さそうです。

個人的には、オーリスの車重で1.5Lは力不足のように思います。
でぶっちょだからなあ...(ため息)

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