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ホイールマッチング

私が使用しているホイールはENKEIRP-02というモデル。
ついでに純正ホイールについての資料もセットでどうぞ。

現物写真はこちら (21kB)



●ホイールの選び方

バランス的には14インチが一番良いように思えます。
13インチはコスト重視、15インチ以上はルックス重視か。

インチサイズ リム幅 PCD オフセット ハブセンター径
ENKEI RP-02 15 7JJ 100 +35 73
標準スチール 13 5JJ 100 +39 54
アルミ (ユーロ・RS1.3) 14 5 1/2JJ +45
アルミ (RS1.5) 15 5 1/2JJ +45

注意)
純正アルミホイールは純正ナットしか入りません。
一般的なテーパーナットだと、傷が付き、締め付けトルク不足になります。
社外アルミから純正アルミに交換する場合などに注意が必要です。

ちなみにタイヤは、横浜タイヤ DNA GP 195/50-15 (適用標準リム 6JJ (51/2J〜7JJ))


オフセットは+35です。これだとフロントがツライチになります。
というか、若干はみ出しているような気がするけど...いいのかなぁ(^^ゞ
車高は下げていないので、ホイールハウス内への極端な干渉はありませんが...

リヤはこれでもツライチにはならないので、5mmのスペーサーを加えています。
この状態で4名乗車すると、跳ねたときにフェンダーに接触します。

ちなみに、同サイズ(15-7JJ)でオフセット+27の場合、リヤフェンダーと干渉が発生する場合があるようです。
おそらくフロントもはみ出してしまい、保安基準に適合しないものと思われます。



●ホイール詳細

メーカーはENKEI。以下はそのサイトから抜粋。

RP-01の後継モデル「RP-02」
 ・機能を追求した5本スポークデザイン
 ・最新鋳造技術と長年にわってレースフィールドで培ったノウハウを投入。
 ・RP-01に比べて高剛性を確保しながら約12%の軽量化を実現。
 ・15〜18インチのサイズバリエーション
 ・価格は銀が2.4万〜4.9万円、白が2.6〜5.1万円(銀の2,000円up)。


●ハブリングを入れてみる

上記表内でハブセンター径、という項目があります。
これは車軸とホイールの中心を一致させる為の部分の寸法を指します。
純正ホイールではもともとピッタリに作られていますので問題ありませんが、
社外ホイールは汎用性を持たす為にこの径が大きく作られています。

この「隙間」があるために車軸とホイールの中心がずれ、走行中に振動が起きるといった
不具合が発生する場合があるのです。
それを解消すべく存在するのが、このハブリング。ハブカラーとも言います。
補助的な部品ではありますが、効果的なこともあるようです。

ただ、基本的にはホイールナットを締める際に対角で均等に締め付けていけば、
センターずれはまず起こらないようです。
どちらかというと、振動はホイールバランスの狂いから生じる場合の方が多い気がします。

1. ホイールバランスを取る
2. ホイールナットを対角に均等に締め付けていく

これでも駄目な場合、第3の手段として憶えておくくらいでちょうどいいのかも知れません。


●で、ようやく本題

前置きが長くなってしまいました。本題に行きましょう。

ハブリング装着 (54kB)


●デメリットとリスク

デメリットはバネ下重量の増加。といっても影響があるほどではないですけどね(^^;)

リスクの方は滅多にあることではありませんが、頭の片隅に入れておいて下さい。
そのリスクとは、ハブセンターから取れなくなることです。
ホイールでも固着して取れなくなることがあるのですが、この場合も同様です。

具体的には、パンクした際にスペアタイヤと交換しようとして困る場合が考えられます。
ハブリングがあると、スペアタイヤがきちんとはまらないのです。

対策としては、マイナスドライバーなどでこじるしかありません。
程度によっては再使用不可になる場合も考えられます。

予防策としては、シーズン毎にハブ周りをワイヤーブラシで清掃しておくことくらいでしょうか。
ついでにハブボルトもさっと磨くと吉。

●余談

ワイドトレッドスペーサを入れる場合は、ハブリング必須?のようです。
よく考えれば、3つの円(ハブ・スペーサ・ホイール)の中心を合わせるのは難しいですもんね(^^;)

また、通常のスペーサ(5mm前後厚)を入れる場合にも注意が必要です。
ハブリングが遊んでしまい、異音が発生する場合があるようです。


さて、ハブリングの効果や如何に?!

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