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スパッツ塗装 難易度

スパッツとは、ヴィッツの中でも U "EuroSportsEdition"やRSにしか装備されていない部品です。
正式名称はエアスパッツといいます。
もっとも、他のグレードでも部品を取り寄せて取り付けることは可能...かな?(未確認)
エアロが嫌いな方(オレのことだ)や、お金が無くてエアロが買えない方(^^;)検討してみてはいかがですか?
以下、謳い文句を新型解説書から抜粋。

・エアスパッツ
床下の空気の流れをコントロールする専用パーツとして、フロントタイヤ前とフロントフロア後端に
エアスパッツを設定しました。これにより、フロントタイヤが受ける風圧およびリヤサスペンションへの
気流の巻き込みを軽減し、高速走行時の安定性を確保しました。


用意するもの
・10mmラチェットレンチセット (要エクステンションバー)
・プラスドライバー
・寝板 (段ボール等でも可)
・塗装道具一式  ・任意色の塗料 (今回はタミヤカラーMINI TS-42:ライトガンメタを使用)
            ・サーフェイサー (今回はソフト99から発売されているバンパープライマーを使用)
            ・クリアースプレー
            ・紙ヤスリ (#500〜#1000)
            ・油膜を除去するためのもの(揮発油(ガソリンなど)・市販品でももちろん可)
            (今回はソフト99から発売されているシリコンオフを使用)
            ・パテ・コンパウンド (本格的にやる人のみ)
            ・新聞紙など
・風のない乾燥した日 (塗装時のみ)

< 目次 -Contents- > クリックするとジャンプできます。

 Step 1. スパッツ取り外し
 Step 2. 下地づくり
 Step 3. 塗装
 Step 4. 仕上げ


Step 1. スパッツ取り外し

手始めはスパッツを取り外します。
ジャッキアップしなくても作業できますが、した方がやりやすいです。

ちなみに、ジャッキで持ち上げたまま下に潜らないように。
ジャッキが倒れたり壊れたときに、あなたは車体の下敷きになります。
必ずリジッドラック(ウマ)を使用しましょう。
無い場合は、角材に乗り上げるだけでもだいぶん違います。

    ●(前輪)
 /■■■(角材)  /はスロープ   こんな感じです。

作業前に必ず確認してください。
・エンジン停止
・サイドブレーキを引いている
・MT車ならギヤをローかリバースに、AT車ならPレンジに入っている
・場所によっては輪止めをかける


前置きが長くなってしまいました。
スパッツは片側3本 (両端と中央) のネジで留まっています。
外側からタッピング(長)、タッピング(短)、ミリネジの順です。
全てサイズは10mmです。

タッピングネジの方はプラスドライバーでも回すことができますが、
結構固いのでなめる可能性大です。ゆるんだ後に使用しましょう。
両側作業します。
外したスパッツはきれいに洗ってください。

取り外したスパッツ (11kB)

新品以外は恐らく、結構傷ついていると思います。
完璧を求める人は、傷をパテ埋めし下地を完成させてから次の作業に臨んでください。
私はここはパスしました。だってどうせ擦るところだもんね(^^;)


Step 2. 下地づくり

本格的に作業に入っていきます。
まずは表面をヤスリ掛けします。
これは足付けと言って、塗料が材料に付きやすくする為の作業です。
ツルツルよりも、ある程度ざらざらの方がいいみたいですね。
紙ヤスリは500番 (以下#500と表記) ぐらいで良いです。
#180だと荒すぎです。

足付けしたスパッツ (10kB)

ヤスリ掛けしただけでも十分かもしれませんが、念のため油膜を除去します。
今回はソフト99から発売されているシリコンオフを使用しました。

さらに下地の仕上げとして、サーフェイサーをかけます。
今回はバンパープライマーを使用しましたが、通常のサーフェイサーでも
問題ないはずです。

サーフェイサー処理をしたスパッツ (17kB)

乾燥後に#1000でヤスリ掛けをしておきます。


Step 3. 塗装

さて、塗装に入ります。
塗装の際は風のない乾燥した日を選んでください。
・風があると塗装面にゴミが付着するおそれがあります。
・湿気が多いと塗装面が曇る可能性があります。

さて、塗り方はソフト99のコーナーを参照してください。
これにも書いてあることですが、薄塗りが基本です。
とくにこのライトガンメタは、マイカ系(雲母入り)なのでムラになりやすく
ついつい噴きすぎてしまいがちですが、ここは我慢。
薄いかなと思っても、4〜5回に分けて塗りますので問題ありません。

悪い例 (10kB)

乾いたら#1000で表面をならしつつ、塗り重ねていきます。


Step 4. 仕上げ


ある程度塗り重ね、満足できる出来になったら仕上げに入ります。
やはり#1000で表面をならした後、クリアースプレーを塗ります。
好みによりますが、私は3〜4回塗りました。
これにより色に深みが出ます。

完成したスパッツ (16kB)

あとは、外したときと逆の手順でスパッツを取り付けます。

スパッツ取り付け済 (36kB)

おまけ (13kB)

あとはこすらないように大事に乗りましょう!これが肝心(笑)
おつかれさまでした。

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