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ブレーキペダル調整

あまりやりすぎると急ブレーキ時に支障が出ますので、程々にしましょう。
タイヤがロックする前にペタルが底付きしてしまいます。

実物写真はまた後日。
基本的には修理書そのままですが、所々補足を入れていきたいと思い...ます。

準備するもの ノギス



1. ブレーキペダル高さ点検・調整

   計器   ノギス
   基準値 129.3〜139.3mm (フロアパネル上面から)


(a) ストップランプスイッチのコネクタを切り離し、ナット(1)をゆるめ、
   スイッチを回してペダルを遊ばせる。

(b) ナット(2)をゆるめ、プッシュロッド(3)を回してペダル高さを調整する。
   基準値 129.3〜139.3mm (フロアパネル上面から)

(c) ナット(2)を締め付ける。
   基準値 T=26.0Nm {260kgfcm}

(d) ブレーキペダルを5〜10mm押し込み、保持する。


  ←ストップランプスイッチ


(e) ストップランプスイッチを回し、ストップランプが消灯する位置でナット(1)を締め付ける。
   基準値 T=26.0Nm {260kgfcm}

(f) ストップランプスイッチのコネクタを接続し、ブレーキペダルを5〜10mm押し込んだとき
   ストップランプが点灯することを確認する。


2. ブレーキペダル遊び点検・調整

   計器   ノギス
   基準値 1〜3mm


(a) ナット(2)をゆるめ、プッシュロッド(3)を回してペダル遊びを調整する。

(b) ナット(2)を締め付ける。
   基準値 T=26.0Nm {260kgfcm}

(c) ペダル高さおよびストップランプスイッチの点灯を点検する。


3. ブレーキペダル踏み残り代点検

   計器   ノギス
   基準値 48mm以上 (踏力294Nm {30kgf時})




<補足というか戯言>

作業前に元々の高さ(プッシュロッド及びストップランプスイッチ)を
確認しておいたほうが良いかもしれません。
具体的には印を付けるか、ネジ山の数を数えておく。

1-f.
これをしくじると、遊びの範囲でブレーキペダルが点灯してしまう可能性があります。
走行中、「なんでブレーキ踏んだまま運転してるんだ?」と勘違いされたり、
夜中に独りでにブレーキが点灯してバッテリが上がったりします。

3.
これをさぼると、踏み代が足りなくなってフルロックブレーキが出来なくなります。
ABSとかアシストとかそういう以前の問題ね。
マットが挟まってしまった状態に似てるんだろうな...

踏力294Nmですが、足で踏むならいざ知らず、手でやろうとすると結構な力が必要です。
試しに体重計が30kgを指すまで押してみて下さい。手が痛くなります。
誰かに踏んでもらった方が早いかもしれませんね。


んでは頑張って下さい。

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