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[Column] ヴィッツをレッカーする話

先日、所用でレッカーを入庫しなければならなくなったためヴィッツを吊り上げました。
#ヴィッツが帰りのアシと言うことです。

こういうネタは他ではまず無いと思いますので、楽しんで見てもらえると幸いですm(_ _)m




ヴィッツ、レッカーされるの図です。
吊り上げ時は、このように前輪か後輪を持ち上げた状態になります。
ヴィッツはオーバーハング(タイヤの中心からクルマの端までの距離)が短いので
運ぶ方としてはとても楽な部類に入ります。

後輪だけを持ち上げることもできますが、駆動方式や状況によって異なります。
4WD車などの場合はキングドーリーという装置を用います。
レッカー車中央部にちらっと見える小さなタイヤ。あれがそうです。
#重いのと面倒くさいので今回は割愛。




タイヤを持ち上げているこの装置を「ホイールリフト」といいます。
タイヤの下を前後から挟み込んで持ち上げます。
#箸で卵を持った状態、というと分かり...にくいかな(^^:)

持ち上げただけでは、装置の上に乗っかっているだけですので
何かの拍子に落ちてしまう場合があります。
それを防ぐのが「ホイールストラップ」です。
タイヤに被さっている黄色いベルトがそれです。

#セーフティチェーンは?とのご指摘をいただきました。
#すみません、気を付けますm(_ _)m ('02.08.05)




吊り上げの際に注意しなければならないのは、矢印の距離です。
あまりに近いと、撥ねたときに下回りとぶつかってしまい損傷させる場合があります。

タイヤの持ち上げ方である程度調整できますが、ローダウン車は特に辛いです。


洗ってないのでキタナイ

前を持ち上げると、後ろが下がります。これらはトレードオフの関係です。
大きなマフラーを入れていると、矢印の距離も当然短くなります。
ローダウンしているとなおさらです。
これらを守ろうとすると、前述の下回りが危険になります。

場合によっては作業をお断りする場合だってあります。

ドレスアップはもちろん個人の自由ですが、このようなリスクがあるということも
覚えておいて下さいね。<愚痴っぽくなってしまった...m(_ _)m

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