静かな木
(藤沢周平/新潮社)
名作『蝉しぐれ』と同じ“海坂藩”を舞台にした短編集だったので、物語に入りやすかった(「偉丈夫」は海坂の支藩である海上が舞台)。読んで驚いたのが、「犬を食う」ということ。これって江戸時代は普通のことだったんだろうか・・。それにしても、友人の飼っている犬を食ってしまうとは、かなりの気狂いだ。
この本の解説は立川談志が書いているのだけれど、これもすごくよかった。
★★★