孤独の歌声(天童荒太/新潮社)
ひとり暮らしの若い女性を狙った猟奇連続殺人事件と、深夜の連続コンビニ強盗事件が交差するストーリー。
これが著者のデビュー作っていうのが信じられない。こういったサスペンス系って、途中でしらけちゃうことがあるんだけれど、この物語にはそれが全然ない。最初から最後まで一時も目が離せなくて、一気に読み切ってしまったほど。監禁・殺人シーンの描写があまりにもすごいので「楽しい!」って感じではないんだけれど、とにかくハマった。鳥肌立ちまくり。
※日本推理サスペンス大賞優秀賞受賞作 |
★★★★☆ |
|