火車
(宮部みゆき/新潮社)
流行りの(?)カード破産が軸になっているストーリー。「金がないのに買い物すんなよ!」と、読んでいる途中で何度も腹が立ってしまった。後先考えずに買い物して借金作った大バカ野郎が自己破産できるなんて、まったく納得いかない。実際、「払えなくても自己破産すればいいや」と安易に考える人もいるんだろうなあ・・。文体も読みやすく、かなり面白い物語なんだけど、最後がちょっと呆気なかった気がする。
※山本周五郎賞受賞作
★★★