最新の日記

2023/1/3 火

 今年で50歳になる。

 つい最近まで、自分はこの人生の中で何かしら大事を成し遂げる側の人間だと思っていた。しかし職を転々として定まらず、独身のまま天命を知る歳を迎え、ようやくそれが誤りであることに気付かされた。主役になれないことが判っていれば、早々に仕事にも落としどころをつけて、見合いで結婚をし、子供にマイホームにと、普通の人生を送れていたのかもしれないが、今更どうすることもできない。そもそも、この糞ったれな人生こそが他に選択肢も無い唯一の人生であることを知るまでに、50年の年月が必要であったということなのである。

 これから残りの人生をどう生きていくのか。その先にある死をどう迎えるのか。何も考え付かない。生き方と死に方を決めるということは、この糞ったれな現実を受け入れるということであり、できることなら死ぬ瞬間まで先延ばししたい。負けを受け入れなければ負けたことにはならないという子供の理論かもしれない。しかし、とても今の自分に現実を受け入れられるだけの精神的余裕は存在しない。誤魔化し誤魔化し行くしかないのである。





2023/1/4 水

 官公庁は今日から仕事始め。工場は明日からなので、ただでさえ少ない有給を節約すべく、ハローワークで紹介状を出してもらおうと考えていた。経歴を考えると面接に行けるかどうか怪しいところだが、それでも何もしないよりかは増しである。しかし、年始年末の休み中に考えるにつれ、腰が引けてしまった。佐世保という場所は、若い時であれば迷うことも無いだろうが、この歳で親の事を考えると厳しいものがある。結局、今日も普通に休みを過ごすだけに終わった。





2023/1/5 木

 仕事始め。午前中は互例会。会社の方針云々を改めて読んでいるときに、新社屋横の石にも刻まれている単語の由来が気になってググってみたら………稲盛だったよ。
 こう、経営者?が揃いも揃って稲盛に影響されるのは、仕事が辛くて心の麻薬が必要だからなのか。他人の意見を聞こうとしない姿勢その他、納得が行った。





2023/1/6 金

 昔ならデジタル化やIT、今はDX。こういう言葉を流行らした奴らは、皆な〇ねば良いと思う。言葉そのものは別に悪い事ではないのだけど、金儲けの為にわざと勘違いさせた連中は死刑だ。
 今いる会社でも、人手不足を何とかしようと、やたらとDX、DXとお題目を唱えている。しかしDXをやろうとすれば、まずは余裕が必要であり、人を増やして1人当りの負荷を減らすことから始めなければならない。DXが上手く進み効果が出れば、増やした以上に人員を削減できるようになる。しかし、それを言うと黙る。一時的にでも人を増やすことなく、入れられると勘違いしているのだ。経済マスコミやコンサルは、こうした重要な部分を書いてしまうと稼げなくなるから、上手く端折って誤魔化す。その結果、勘違いした連中が、DXに踊らされて貴重な時間と金を失い、会社の寿命を縮め、社員とその家族が路頭に迷うことになる。本当反吐が出る。





2023/1/8 日

 大学の先輩と旅行に来ているのだが、年収や退職金の額を聞き、改めて自分の不甲斐なさを思い知らされる。この先輩は別に大出世したわけでも大発明をしたわけでもない。しかし、あの大学を出ていれば、これくらいの年収や退職金をもらえていたのである。実際、最初の会社を辞めていなければ、こちらの方が多少高かったかもしれないくらいだ。

 こういう事に考えを巡らせると、つい「人生をやり直せたら」と考え、色々と想像を巡らせてしまう。しかしそれは「ミッドウェー海戦で偵察に成功していれば」などと考えることと同じである。考えている間は気分が晴れるが、ただそれだけである。現実は何も変わらない。

 いい加減、そろそろこの目の前にある糞ったれば現実を受け入れなければならない。最後まで現実を拒否し、天に向かって唾を吐き続けるだけの気力は既に無い。しかし一方で、受け入れた後で精神を保つことができるかどうかもわからない。そもそも、割り切れるような性格だったら、ここまで落ちぶれることはなかっただろう。この結果は自明ではあるのだ。





2023/1/10 火

 4年前に広島に戻ってきて、それに加えてしばしば無職をしていたので、親戚の畑作業を度々手伝う機会があった。しかしちょうどその頃から、県北でも獣害が酷くなっていった。柵を作ってもその下から猪に潜り込まれ、柵を倒され、侵入されるたびに畑の作物がめちゃくちゃに荒らされた。殺意を覚えながら、色々と試行錯誤をしたり、新しい対策のアイデアを練ったりしていた。

 今、田舎の鉄工所に務めるようになり、会社の新規事業として、そうした獣害対策の器具や設備を作って売れないかと考えてみたものの、調べるとそうしたアイデアはとっくの昔に製品化されていた。さすが日本というか、自分の考えが甘すぎるというか。金に結びつかなければ商売にはならないし、金に結びつくのであれば誰かが既に商売をしている。






2023/1/11 水

 横の若い人の話を聞いていて、嫌なことを思い出した。

 まだ最初の会社に居た頃。部長になったSに代わって、同じ大学出身のIが課長になっていた時だった。Iの知り合いのソフトウェアベンチャーの社長だったか何だったかが来社し、3DCADの担当だった自分も呼ばれて同席した。

 その社長だったか何だったかが帰った後でI課長に呼ばれ「さっき(社長だったか何だったかが)おまえのことを無能だと言っていたよ」と半分笑いながら話をしてきた。
 その晩、眠れなかった。自分が無能呼ばりされたこともだけど、自分の部下が無能呼ばりされているのに何も言わなかった(つまり同意していたということ)どころか、それを余計にも当人に話してしまうI課長の頭の悪さと、その場で「それが部下に対しての態度か」と怒鳴れなかった自分の不甲斐無さに腹が立って仕方なかった。

 自分で選んで部下にしたわけでもないにしても、部下を守ろうとしない上司に部下はついていくわけがない。ましてや、責任を部下に押し付けようとするなんて言語道断だ。






2023/1/12 木

 今居る会社も、社員各自や部署毎に目標を立てさせられる。

 この「目標を立ててそれを達成するよう努力する」という目標制度は、参加者が仕組みを十分に理解し、支持していなければ上手く回らない。目標の立て方も難しい。とても達成不可能な目標を立てても仕方ないが、現在の実力と、そこから努力による伸び代がどのくらいか、当人であっても正確に把握することは不可能である。更には目標を客観的に把握するための数値化についても実は難しい。そもそも森羅万象のどのようなものであっても、数字で表現できるほど単純ではない。
 しかし多くの経営者は、これを簡単なこと、当たり前にできることだと勘違いしており、結果、時間の無駄にしかなっていない。制度を従業員に無理やり押し付け、できもしない目標を強要し、とってつけたようないい加減なKPIやら何やらを掲げ、達成できない原因を従業員に押し付ける。ただでさえ人手が足りないところに、1円にもならない余計な仕事を積上げ、本来の仕事を妨害し、経営を危うくしている。本当、オ〇ニーは家で一人でやっていろよと。

 目標制度そのものは悪くはない。問題はやり方である。会社によって組織や人材のレベルが異なっているのだから、当然やり方もそれに合わせなければならない。レベルが低い会社なら、まずは簡単な目標のみで、目標設定と目標達成のループを回すことから始める。ただそれだけなんだけどね。





2023/1/13 金

 社内でコロナ患者がえらい勢いで増えている。横の人も奥さんが発症して隔離に入った。
 普段からレッドゾーン全開で社員に負荷をかけて仕事をさせることを前提に経営をしていると、こうした際に会社が本当に回らなくなってしまう。リスクを見越して余裕のある人員で薄く稼ぐのと、リスクなんて無視してギリギリ切り詰めて稼げるだけ稼ぐのと、どちらがいいのだろうか。





2023/1/15 日

 大手重工系メーカーやその系列だと、色々な種類の標準が作られていて、それに従って動いている。しかし企業規模が大きくても売上高が大きくても、企業のランクが下がると標準の数が減り、標準書が作られていても守られなくなっていく。今居る会社などは、設計標準も工作標準も無く、そしてそれを不思議にも思わない。
 実際、標準が無くても物は出来てしまう。ただ人によって品質がばらつくことになるし、色々なところでの効率も悪くなる。一方で標準を作成し維持し守らせるには、それ相応のコストもかかる。これまではそれなりの物しか作ってこなかったから必要なかった面もあるのだろうが、これから難易度の高い製品を作ったり、高い品質を維持する必要が出てきたならば、標準は必須となる。
 ただ一方で、これまで標準が無い世界に生きてきた経営陣に対して、標準の必要性を説くにはどうすれば良いのかがわからない。理屈を説いても理解できないだろうし、サンプルを出そうにも、そうした標準は門外不出の物が多くてサンプルを得る機会がまずない。本当に困ったものだ。






2023/1/16 月

 CMMIを見ていると、数値目標を用いたマネージメントは最高難易度に置かれている。今の会社みたいにKPI、KPIと言いながら達成できもしない数値目標を掲げるだけ掲げてそれで終わりというのであれば簡単なのかもしれないが、数値目標を用いつつ最適化のサイクルを回そうとするのであれば、様々な組織的能力が必要になり、当然難度も高くなる。身の程を知らずKPI、KPIとお題目を唱えているばかりのうちの経営者にその違いを説明しようとしても、無理なんだろうなぁ。





2023/1/17 火

 大がかりな改革はもとより、ちょっとした改善であったとしても、何か新しいことを始めるには、まずもって余裕が必要である。そもそも本業が疎かになってしまっては元も子もない上に、余裕の無い時に思考力は落ちるし、意欲も湧きにくい。そのため、余裕が無い時に新しいことをやろうとしても失敗する。

 しかし世の経営者達は、余裕の無い状況を何とかしたい一心で、従業員達に新しいことに取り組ませようとしている。つまり「お前達が寝る時間を削って努力することでコスト削減なり効率アップなりして、会社に余裕のある状況を作ってくれ」ということである。これだと最初から成功する目なんて無い。まず必要なのは人員増強か、受注を控えるかして、従業員の仕事量を減らして余裕を作ることである。そうしておいてから改善でも改革でも行って、成功すれば元に戻すかそれ以上に減らせば良いのである。しかしケチな経営者が多い状況では、どうにもならないのだろうとは思う。





2023/1/18 水

 車のエンジンの性能曲線のように、人間も掛ける負荷に対して能率曲線のようなものが描けるのではと思う。ある所で最大能率となり、それ以上の負荷を掛けても能率は落ちるだけ。そして余りに負荷を掛けすぎるとエンジンのように壊れる。人それぞれ異なる能率曲線を探りつつ、いかにして組織全体で最大効率を得るように差配するか、それがマネージメントなのではないかと思う。

 しかし、掛ける負荷が増えるにしたがって能率が無限に上昇する能率曲線しか頭に無い経営者が居るのには、本当頭が痛くなる。現場外注含めて100名、正社員50人程の小さな会社なのに、私が入る前年には1年で20人近く辞めたらしい。しかもその半分が生え抜きの中堅正社員だった。もう会社の将来は無いも同じじゃん。

 今日、70近いベテランの方の昔話の中で「会社に入った頃は、年始からGW頃まで休日が無い上に、午前2時3時まで働いていたよ」という話を聞いた。…ああ、これが原因か。だけど残念ながら、最近のエンジンはデリケートになってしまって、無理が全然効かなくなっている。現在の経営陣が全員入れ替わるまで、状態は変わりそうもない。





2023/1/19 木

 今にして思うと、大学に受かることが人生の目的だったのか、大学に入ってから何をして良いのかわからなくなっていたようだった。惰性で勉強はやっていたが、成績はあまり良くなかった。サークルも中途半端で、将来どういう職業に就くか、どういう人生を歩みたいのかという見通しも明確ではなかった。モラトリアムで院に進学しても状況は変わらず、これも惰性で就職活動をしてはいたが、2、3社しか受けていなかった。PSやサターンが売れていた時期だったのでゲーム会社も受けていたが、自分でプログラムを作ってという程でも無かった。
 その頃、サークルの先輩でゲーム会社で働いているSさんにそのことを話したら、「君は何がしたいの?」と聞かれて答えられなかった。質問の意味はゲーム会社に入って何をしたいのかというものだったのだろうけど、それどころか、そもそも人生でやりたいことが何なのか分かっていなかったことに初めて気づいた瞬間だった。
 それから直ぐに父親が癌で余命いくばくもないということになって、慌てて学科推薦で某メーカーに就職したけど、芯が何もないので長続きする筈も無い。入った年の6月、職場で駆り出された草野球の試合中、ライトを守っている時に空を見上げて、「これは違うな」と感じた。惰性で7年間通ったが、仕事は合わず、上司とも合わず、色々運の悪いことも重なり、ITバブル全盛期でそっちの道へ進まなかったことに後悔し、気が付いたら鬱になりかけていた。睡眠薬を飲み始めて、眠ったらダメな時に眠くなり、眠らないとダメな時に目が覚めて、自分で自分をコントロールできなくなっていたことに気づいて、会社を辞めた。それから無職だったり、再就職したりを繰り返し、今年で50歳になる。

 今もまだ、何をしたいのかわからない。だけど「周りからちやほやされたい」ということだけは確かだ。逆にこれまでそれしかなかった。だったら、惰性ででも就職活動をまともにやって、当時それなりに人気があった就職先のどこかに入っていれば良かったのだろうと思う。それくらいならば出来ていただろう。ああ、色々やり直したいな。





2023/1/22 日

 料理とエンジニア(製造業)は同じ技能が必要になる。

 レシピという料理の設計図を読み、人手や台所の設備や機器と照らし合わせながら、必要な作業への分解と工程計画の作成を行わなければならない。例えばスパゲティーを作るのであれば、パスタの茹で上がりとソースの調理終了が同時になるように、パスタの茹で始めとソースの調理開始の時間が決定されなければならないし、更には水の沸騰にかかる時間だけ前もって茹で湯の準備しなければならない。どういうパスタなのか、1人で作るか2人以上で作るか、料理人の技量、ガスコンロの口は幾つか、鍋やフライパンといった道具はそろっているのか、そういった制限を考慮しながら、調理時間や水・ガス・電気等の消費量を最小にしつつ、かつ可能な限り美味しい料理にしなければならない。様々な制限の前に妥協を行ったり、また実績を基に分析を行い、その結果をフィードバックすることも必要になるだろう。

 このように考えてみると、趣味でとか家庭内の家事分担でとか、そういう目的で料理をするのも良いのだけど、エンジニアであるのなら、エンジニアの技量向上の為に料理をする、というのもありだ。





2023/1/23 月

現実主義者は自らを不幸にし
理想主義者は自分以外を不幸にする

 それはともかく、自分が初めてパソコンを触った頃から40年経ち、ハードウェアもソフトウェアも比べ物にならないほど進化した。今では数万円のパソコンでも、かなり大変な計算もできるようになったのだが、プログラムができる人間の割合が変わっておらず、非常にもったいない。特にエンジニアという仕事においては、プログラムができるできないで仕事の効率が大きく変化する。せめてExcelの関数くらいは使えるように、新入社員教育の一環としてやっておいて欲しい。
 いや、中学校等のプログラムの授業も、プログラムを教えるのではなく、Excelの関数、それの多少凝った事を教えるくらいがちょうど良いのかもしれない。直観的で敷居が低く、関数の組み合わせとセルの並びだけでも結構色々なことができる。プログラムの文法云々を教えるよりも、パズル的な楽しさに目覚める人を増やした方が、後々にプログラムに興味を持つようになりやすいのではないだろうか。

 と、話が流れに流れたけど、自分の仕事で使うプログラムくらい自分で作れよと。それが言いたかっただけ。





2023/1/24 火

 人の体も組織も、問題が顕かに自覚できるようになった時点で、既に手遅れである。重要なことは常日頃から異常が無いか探し、早期治療を行うこと。しかし、健康診断をやっている人は多いけど、企業の健康診断をやっている会社は殆どない。コンサルタントも詐欺まがいのことをやらないで、こういう為になることをやればいいのにと思うけど、経営者にとっては無駄金にしか見えないのだろうな。

 このことは、問題は早ければ早いほど解決が容易だという事実の他に、問題が顕在化した時点で問題を解決するだけの体力が無くなっているという事も理由の一つである。AIだDXだというような事は、余裕が十分ある時でもないと手に余る代物なんだけど、こういう肝心な事に限って触れようともしない。頼むからここまで追い詰められておいて、DXとか夢をほざくな。馬鹿。





2023/1/25 水

 ダイエットと会社での無駄の削減は、良く似ている。だからダイエットは難しい。

 無職だった際には順調に減っていた体重も、仕事を始めてからは元に戻りつつある。大体太る奴なんて言うのはどこか精神的に弱いところがあるもので、仕事のストレスを食や酒や怠けで発散せざるを得ないようになっている。それを止めないままで、なるべく楽に痩せようとして、バナナダイエットとか怪しげな手法を採用したり、運動には程遠い軽い運動で運動をしたつもりになったり、ポリフェノールが豊富だとか言い訳をしながら甘いものを食べたり…。嗚呼、やっていることは馬鹿な経営者と何も変わらない。

 正解があるのは分かっている。仕事、生活、食事、運動、様々なものをバランスを取りながら最適な状態へと移行させていくこと。しかしそれを実行するには、強固な自己抑制能力と、情報収集分析能力、それにダイエットに適した環境とが必要であり、だからこそ、とてもダイエットが成功できるとは思えないのである。…効率の悪い努力は続けるけど。





2023/1/26 木

 前にも書いたが、CMMIでは数値を用いたプロジェクトマネージメントが最も高い難易度のプロセスの1つとして定義されている。毎日体重を計りながらダイエットを行うようなことだが、よくよく考えると確かに難しい。

 まず管理に適した数値を選択しなければならない。これを間違うと、管理そのものが無意味になってしまう。ダイエットに適した管理数値が体重なのか、摂取カロリーや消費カロリーは不要なのか、ストレスも考慮しなくてよいのか。

 そして数値を用いた管理手法を確立し、数値管理を定着させなければならない。ただ体重を計るだけで、食事や運動のコントロールができなければダイエットにはならない。一方でモチベーションを維持する仕組みも必要となる。

 そして管理に用いている数値の信頼性を維持するため、数値の計測手法の確立と数値の精度検証を行わなければならない。体重計は正しい数値を出しているのか、カロリーの計算手法は適切なのか。

 更にはデータを蓄積、分析し、数値を予測できるようになって、実現しうる適切な目標値を立てることが可能となる。無理なく痩せた場合の1か月先の理想体重が正しく設定されなければ、ダイエットは続かない。

 実際、そこまで手の込んだダイエットは自分にはできない。だから痩せないのだろう。今いる会社のKPIだ業務目標だというのも、自分がやっているダイエットくらいいい加減だ。だから状況が好転しないのだろう。





2023/1/29 日

 目の不自由な人が象の尻尾を持って「これが象だ」という話があるが、これは良くできた話だ。目が不自由でなくとも、1人の人間が認識できるものの範囲は非常に限られたものであり、対象が広範で大きなものであれば、認識は浅いものにしかならない。

 例えばトヨタ生産システムは、最初から意図的に作り上げられたものではない。看板方式を作った大野耐一にしても、影響を及ぼすことができたのは極一部であり、他の無数の人の手によって個々に改善が重ねられた結果、トヨタがあのようになったというのが実情なのではないだろうか。そもそも「トヨタ生産方式」という呼称そのものが、トヨタが付けたものではない。
 そうした生成経緯も構造も複雑なものを、例え有名大学の教授であろうとも、有能なコンサルタントであろうとも、正確に把握することはできない。それぞれがそれぞれの「象の尻尾」と掴んでいるに過ぎないのである。当然に、そうした人々の著書やら講演やらに影響を受けてトヨタ生産システムを自社に導入してしまった経営者にしても、彼ら独自の「象の尻尾」を振りかざしているだけだ。

 人間である以上、象の尻尾を掴んでしまう。しかし手の内にあるのが尻尾である可能性が高いということを認識するだけで、大きな失敗は防げるのではないだろうか。今一度、手元にあるものが何なのかを見直して欲しい。





2023/1/30 月

 最近、やたらと教育に熱心である。

 社員教育は常に力を入れるべきことなのだが、どうも人を増やしたくないから教育で1人当たりの性能を上げて戦力不足を補おうとしているきらいがある。

 そもそも、直ぐには教育の成果は出てこない。20年、30年勤めてようやく1人前のようなエンジニアの世界で、これはまるでかけ蕎麦の注文が入った後に畑で蕎麦の実を蒔いているような状況である。

 それから、余裕が無ければ教育の効果は出ない。目の前の仕事で忙しい時に、悠長に勉強なんてやってられない。ただでさえ昔と比べて個人が仕事に捧げる時間が少なくなっている中、土日も出勤させるような負荷の高い状況で、誰がまともに勉強なんかできるだろうか。そもそも伸び代のある有能な人間は高価で、こんな田舎の安月給の工場に存在しない。

 戦力が不足しているのなら、まずは基本に忠実に増員で対応すべきである。それと共に1人当たりの仕事の負荷を下げ、勉強に集中できる環境を作り、時間をかけて教育を行うのである。たちまち必要な蕎麦玉はよそから買ってきておいて、来年必要な蕎麦を畑に蒔くのである。増員で利益は消えてしまうが、それはこれまで人材投資を怠っていた報いなのである。しかし…現実を見ようとはしないのだろうな。





2023/2/1 水

 鵯越や千早城、桶狭間。世間一般で、精鋭主義や奇襲的なものに対する憧れは強い。

 持たざる者にありがちな考え方で、正規のコストをかけずに、それ以上の効果を期待するのだが、宝くじのように完全に運に頼るのではなく、他よりも秀でている自らの知恵や技能を用いて優位に立とうとするものである。それだけ実現性が高い。

 しかし、そんな上手い話はない。当人が自分が優秀だと勘違いしているだけであることが殆どであるし、例え優秀であったとしても、質で優位というアプローチは、量で優位に比べて運に左右されやすくなる。1回は上手くいったとしても続きにくい。また、優秀な部位を無理やり強調しようとして、全体のバランスが悪くなり、却って状況を悪化させてしまうことになりかねない。結局王道であるところの物量に勝るものはないことは、これまでの何百年という歴史の中で、何度も立証されてきた事である。

 しかし…。この情報化社会においても、精鋭主義は陰りを見せないどころか、より酷くなっているようにも思える。目の前の糞ったれな現実を認められない人々にとって、そこから脱却するための貴重な数少ない手段として、精鋭主義や奇襲的なものに対する憧れは、残り続けるのだろう。…本当、何とか脱却できないかなぁ。





2023/2/2 木

 朝、工場内を通り抜けると、あちこちに中間製品(工程間の作りかけの部品)が積み上げられている。それらが日ごとに増えたり減ったり。その増減によって各職場の進捗が見えてくるのだけど、こういう形で直接目に見えてしまうのは問題である。

 加工した部品を次工程で組付ける場合、次工程での組付けペースよりも遅いペースで部品を加工すると、後工程で待ち時間が発生してしまう。その為、予め決められた作業ペースに遅れてはならない。では早く作れば良いのかというと、そう単純な問題ではない。
 次工程での組付けペースよりも早いペースで部品を加工してしまうと、次工程で組付け待ちになった部品を保管する場所が必要になる。場所だけではなく、部品を保管場所に置く作業と保管場所からの引き取り作業という無駄な作業が発生する。更に保管する部品の数が多くなると保管部品の管理作業も必要となる。保管期間が長くなると資産が増えることになり、経営指標が悪くなる。その為、物の流れに焦点を置くならば、工場全体で滞留品が最小となるように各部署の作業ペースを最適化し、各作業者がその予め決められたペースを守って作業を行う事こそが重要となる。看板方式は工程間の物流の調整作業を、半自動で行わせるという手法である。
 しかし実際には物の流れの他にも、設備制限や作業者の山均し、材料手配や納期といった条件も含めて最適化を行わなければならないので非常に難しく、工場全体での最適化が実現できているところは極一部に過ぎない。

 当然こうした最適化には多くの人手が必要であり、また作業者のレベルも高く無ければ上手く回らない。非常に高コストなので、中途半端に手を出すくらいなら、工程間にバッファを大きめに取り、次工程の進捗を保管場所の部品の量で確認しながら作業速度を調整する原始的な方法のほうが、バランスが良いかもしれない。そうなれば、益々自分の居場所が無くなるのである。





2023/2/3 金

 工場のほとんどは、朝の始業前にラジオ体操をやっている。これまでに転職で5つの工場を梯子していると、工場のレベルの高低によって挙動が異なっていることに気づかされた。

 まず参加者数で見てみると、レベルの高い工場では全員が自主的に参加しているが、レベルが下がるに従って、監視が付かないと参加しなくなり、更には監視も無くなり参加者も減っていく。

 社員の体操に対する取り組みも異なっている。レベルの高い工場では体操の動作一つ一つを大切にし、音楽に合わせて体操をしている。しかしレベルが下がっていくと、動作がいい加減に、音楽にも合わせない人が出てくるようになり、ひどい時には別な体操をしている人が居ても誰も何も言わない状態になる。
 一番面白いのは、参加者が少ない、まじめにやらない、バラバラに動いている、そういう惨憺たる状態であっても、工場が朝のラジオ体操を止めようとはしないことだろう。

 工場でラジオ体操をやる目的について明確に書かれたものはない。推測してみると、まず初めに就業前のストレッチや健康確認が考えられる。工場は体を使った仕事が多いことから、始業前にストレッチを行って体をほぐし、また体の各部の不調を確認することで、事故を未然に防ぐことを狙っていると思われる。ラジオ体操はストレッチ運動としては不十分だと言う人もいるが、誰もが知っているということと音楽を入手しやすいことから、導入が容易であるという面を忘れてはならない。本当に効果のあるストレッチが必要な職場であれば、ラジオ体操とは別に行えば良い。100年以上続く大手企業の中には、ラジオ体操とは異なる体操をやっているところもあったが、もしかすると戦前のラジオ体操だったのかもしれない。

 次に考えられるのが、始業前の心の切り替えという事が考えられる。朝礼でもかまわないかもしれないが、ラジオ体操なら朝礼台やマイクの準備が不要で、決まった時間に音楽が流れるようにしておくだけで済む。前述の大手企業では、朝だけでなく昼休憩後の始業前にも体操をやっていた。

 それからタイミングを合わせる練習という面もある。タイミングを合わせて決められた挙動をすることは、組織において効率的な仕事を行う為に必須の能力であり、これを養うのである。作業毎に単位時間設定されていればそれを守らなければならず、そうでなくても自分と関係する人達とタイミングを合わせなければ仕事はスムーズに流れない。各自が周りの都合を考えず自分勝手なタイミングで動くと、仕事の流れが一気に悪くなる。逆に言うならば、ラジオ体操の挙動を一つ一つ正確にできない人、ラジオ体操を音楽や周りに合わせてできないような人、合わせようとしない人は、効率的な工場には不要ということになる。

 以上が工場でラジオ体操をやる理由について考えてきたが、これまでどの工場でもラジオ体操をやる理由について説明を受けたことが無い。毎日5分の時間を従業員に割かせて体操をさせているのだから、こうした目的を周知したり、社員の技能の1つとして取り上げたりしても良いのではないかと思うのだけど。





2023/2/6 月

 1人の人間の処理能力は有限であり、1人分の能力を超える複雑な対象を処理するには、複数人で分担する必要がある。1つの対象を複数人で分担した場合、対象の統合管理を行わなければ一貫性が保てず、また組織管理を行わなければ分担作業は上手くいかない為、こうした自己管理に能力が消費されてしまう。一方で他人との情報伝達において、ある割合の情報損失が発生することから、処理効率が低下する。その為、組織全員の能力の合計に比べて、本来の目的である対象の処理に使用可能な能力量は少なくなる。

 対象は、その規模の二乗のレベルで複雑になる。複雑さを緩和する工夫を駆使しても、複雑さが規模に比例するレベルにまでは落ちないだろう。加速度的に対象の統合管理が難しくなることから、対象の規模以上に人員を増加させなければならなくなる。組織もその規模の二乗のレベルで複雑化することから、組織管理に必要な能力も加速度的に増大する。更には人と人の間での情報伝達の回数は人数の二乗レベルで増加し、それと共に情報の損失量も増加することから、組織全体の処理能力の効率は組織の規模と共に加速度的に悪くなる。

 つまり、組織の実質的な対象処理能力の増加率は、組織の規模の増加に対してだんだんと小さくなり、ある規模において0となり、それを超えるとマイナスになる。増加率が0の点が対象処理能力の最大値であり、人類の限界となる。人類が無限に増殖したとしても、人類全体の能力は無限にはならないということである。これは人類が万能にはなれないということであり、人間は神にはなれないということである。

 むしろ古代の頭の良い奴が、人類の限界が案外と低い事に気づき、この限界を明確に認識する為に絶対的で万能な存在である「神」という概念を創造したのではないか。人は自らの限界をわきまえ、自らの限界を超えたことを望まず行わず、賢く生きるべきであると。目の前にある糞ったれな現実を受け入れろと。

 上記の理論は理論にもなっていないが、神とはこいうものでないかと数年前に思い至ったので、書いておく。





2023/2/7 火

 小学1年生の頃だったか。「横断歩道を渡る際には、右を見て左を見て、そしてまた右を見て、手を挙げて渡りましょう」と教えられた。その場では守ったが、バカバカしくて一度も守ったことはなかった。

 新入社員として工場に入ると、工場内の通路を横断する際には指差し確認をするよう教育された。通路前で立ち止まり、「右ヨシ!左ヨシ!右ヨシ!」。さすがに社内規定なので守らざるを得なかった。数年して、その理由に思い至った。

 こちらが認識しても避けられないような事故は別として、殆どの事故は無意識の時に発生する。「自分は注意しているから事故は起こらない」とうそぶく人が居るが、人間というものは、9割方無意識で行動しているのである。
 指差し確認の強制は、無意識下でも反射的に行動できるようになるまで、体に覚え込ませることが目的なのである。指差し確認行動が染みついていると、無意識状態にあっても、通路を横断する時、何かの作業を開始する時、つい「右ヨシ!」「上ヨシ!」と指差し確認行動が出てしまい、そこで一度我に返るのである。それだけで事故の確率が10分の1に減るのである。特に注意力散漫な子供には効果的だろう。
 このことに気づいてからは、常に指差し確認を心がけている。工場の外でも、横断歩道を渡る前には、子供の頃にはバカバカしくてやらなかった指差し確認をやるようにしている。

 面白いことに、この指差し確認も、工場のレベルが低くなるにしたがって行われなくなるのである。当然に事故の発生率も大きくなる。それに事故の重大性に対する認識、例えばヒヤリハットの受け取り方も変わってくる。大手重工メーカーだと、例えば「物が落ちそうになったけど、未然に防いだ」がヒヤリハットに当たるが、場末の工場では「物が落ちたけど、けが人が出なかった」がヒヤリハットになるのである。





2023/2/8 水

 金属材料に力を加えた際の変形量をグラフにした「応力ひずみ曲線」というものがある。降伏点と呼ばれるまでは応力と歪み量は比例関係にあり、加えていた力を止めると金属材料は元の形に戻る。この範囲を弾性領域と呼ぶ。
 しかし降伏点を超えても力をかけ続けると、この関係は崩れて複雑な挙動を示し、かけていた力を止めても元の形には戻らなくなる。この範囲を塑性変形領域と呼ぶ。更に力を加え続けると、ある点で金属材料は破断してしまう。
 金属材料はこうした特性を持っていることから、予め金属の種類毎に試験を行って特性を調べておき、構造部材として利用する際には、想定されたアクシデントが発生しても、元の形状に戻る弾性領域内に留まるような荷重条件で設計を行っている。

 人間や組織においても、この「応力ひずみ曲線」と同じようなグラフが存在しているのではないかと思う。降伏点までであれば作業負荷をかけても元に戻ることができるが、しかしそれを超えた作業負荷をかけると元に戻らなくなり、更にかけ続けると壊れてしまう。予め、何らかの試験でこの特性を調査し、それを踏まえた上で弾性領域内に負荷が収まるようなマネージメントを行うようにすれば、人間も組織も塑性変形したり、破断したりすることが無くなるのではないか。

 これまでは、マネージャーは日々のコミュニケーションや、飲み会でのやりとりで、人や組織の降伏点の位置や現在の負荷の状態を探り、降伏点を超えないように仕事を調整していたのだろう。しかし近年の世情の変化や最近のコロナ禍によって、こうした特性調査の機会が失われつつある。先日も、横に座っていた30歳代前半の人が塑性変形を起こして部署替えになった。破断しなかったからまだ良かったが、しかし一度でも塑性変形してしまうと、それまでのようには働けなくなってしまう。このような不幸を防ぐためにも、これまでのやり方に代わる新しい特性調査の手法を考えなければならないのではないだろうか。





2023/2/9 木

 学習者が対象を認識し理解して己の知識にするには、それを認識し理解するに必要な知識や経験が必要である。暗記は知識ではない。自らの知識として再構成されなければ、その知識は身に付かない。そのためには教える順番やタイミングが重要になる。  小中学校での教育システムは非常に手の込んだものである。莫大な時間と金を注ぎ込み、知識とその教育方法を体系化してきた。それにより、程ほどの知識を持った人を大量生産することができるようになっている。しかし、これは非常に特殊な例であり、会社や工場で真似することは不可能である。

 規模の大きな会社や歴史の長い会社では、一部で教育用システムを作り上げているところもあるが、ほとんどの会社や工場で行われているのは、昔ながらの職人的独学方式での教育である。

 職人的独学とは、教育対象者が独学で学習を行うというものである。昔は、いきなり現場にぶち込まれて、何も教えられないまま仕事を強要された。学習者が周りに聞いても教えてもらえず、知識は周りの人の仕事の様子を見て学ぶしかなく、それについていけなければ辞めるしかなかった。現在では環境は大分改善され、最初に共用されている最低限の知識に関しては教育を受けられるようになり、またわからない事を周りに聞けば多少は教えてもらえるようにはなった。しかし小中学校のような教育カリキュラムがあるわけでも問題集や試験があるわけでもなく、教育対象者が独学し成長してゆかなければならないことには変わりない。

 こうした昔ながらの教育体制を非効率だと非難する人がいる。しかし、部署や作業者毎で異なる仕事内容を、しかも時代と共に変化するそれらから、必要な知識を識別し抽出し、体系化し、教育方法や学習成果の検証方法を創出し、といった非常に手間のかかることを、どこが行えるだろうか?。規模が大きく会社に余力があったとしても、必要となる知識の一部しか、教育システムに載せることができない。コストパフォーマンスを考慮すると、職人的独学は悪くはないのである。

 職人的独学に近いものとしてOJTがあるが、日本のOJTはOJTではない。本来のOJTは、教育システムの一部分であり、座学の成果を確認する手段でしかなく、日本のように現場に放り込んでお終い、というものではない。(続く)





2023/2/10 金

 職人的独学は膨大な時間が必要である。入社から引退するまでの間、常に学習が必要である。学習者がある対象を認識し理解して己の知識にするには、それを認識し理解するに必要な知識や経験が必要である。体系化された教育システムで学習していない以上、理解可能な学習対象が目の前に流れてくるまで待たなければならず、効率が悪いからである。順番に知識を吸収し、経験を積みを繰り返さなければ成長できない。
 その為、ある特定の仕事をする場においては、その場で働く人達を滑らかな年齢構成にしておく必要がある。新人から引退まで、なるべく自分よりも知識を持つ人と共にする時間を長くしておかなければ、知識のシフトが上手くいかなくなる。また同じ理由で、学習者が誤った知識の習得を防ぐことができなくなるのである。自分で気づくか他人に指摘される環境でなければ、誤った知識の修正は行われない。

 ところが最近の省力化に伴い、職人的独学に必要な環境を維持できなくなってしまった。その場にベテランと新人しかいないとか、下手をするとベテランしかいないとか、そうした状態になっている。そこで退職間近のベテランによる教育機会を設けるところが多くなったのだが、ここでも問題が多い。
 まずベテランは教え方を知らない。それはそうだ。他人から教わった経験が無いのだ。そして自分の持つ知識が何なのかも明確には認識できていないし、当然体系付けなんてできていない。その為に教えるとしても、思いついたことを五月雨式に話すか、聞かれたことに答えるしかできない。その為に効率が悪く、効果はそれほどでもない。
 また教育する側の知識と教育される側の知識の間の差が大きすぎると、「何でこんなことまで教えなければならないのか?」と教育する側のストレスが溜まってしまうし、また教育される側も理解するだけの知識や経験がないまま目の前に知識を並べられても、理解できずにストレスが溜まってしまう。それでもベテランによる教育機会を設けるのであれば、上記の問題への配慮を忘れてはならない。(続く)





2023/2/13 月

 以上からわかることは、社員や職人の教育にはとにかく時間がかかるということである。30年以上の長期的視野で教育を考慮すべきであり、速成教育は考えるべきではない。ましてや、人手が足らないから新入社員を大量採用して速成教育して現場投入する、というようなことは絶対にやってはならない。そうした場合には同業の中途採用や会社買収で手当てするべきであり、それで賄えないような大規模な事業拡張を行ったり、年齢格差が大きくなるような人員構成になるような人事をしてはならない。

 新人の教育期間にも会社のレベルの差があって面白い。私が最初に入社した大手製造業では入社後1年間は教育期間であり、マンツーマンの教育担当者もあてがわれた。それがレベルが下がると教育期間が短くなって行き、場末の工場では1ヶ月で即現場である。当然にマンツーマンの教育担当者なんて存在しない。

 教育の一環として異なった職場を回るローテーション制度も、意識してやっている会社は余裕があるところだけだった。意図せず結果的にそうしたローテーションを行っていた会社もあるが、社員個人の能力や柔軟性が低下し続け、そうした異動が難しくなっている。特にエンジニアにとっては、実際に現場で作業をする経験が有ると無いのとでは仕事の質が段違いとなることから、可能な限り現場での経験を積ませるような人事を行うべきである。





2023/2/14 火

 日本語の「設計」に対応する英語は「design」だけど、会社の「設計部」になると「Design and Engineering Department」と、engineeringの文字が入ってくる(会社に依るけど)。その辺の事を知らなかった為、初めて作ってもらった名刺の裏を見た際に「Engineering?」と首を傾げてしまった。このDesignとEngineeringの違いについて説明してくれる良い資料が無いので、自分なりに考えたことを書いていきたい。

 まずデザイナーの仕事は、製品の概念的な物の定義であったり、イメージやコンセプトの定義であったり、抽象的な段階の構想設計である。製品の方向性そのものを決める大事な作業ではあり、派手でカッコイイ仕事ができるが、一方で実現不可能な物でも紙の上や3DCADの中では簡単に定義できてしまうので、外れのデザイナーを掴むと下が苦労することになる。

 一方のエンジニアの仕事は、デザイナーの描いた空絵事を実現化するための諸作業となる。機能設計や構造設計によって詳細化することで、少なくとも実現化可能なものであることを検証し、生産設計によって加工・製造方法や必要資材を決定する。「設計部」の仕事からは外れるが、工場や作業者の手配やスケジュールの立案、資材の購入手配、各種標準の作成管理やデータの分析といった作業もエンジニアの仕事に含まれる。お題を提示され、その解決案を絞り出す、そういう仕事である。デザイナーに比べて地味で、外からだと何をやっているのかわかり難い。

 割合としては、業種や製品によって異なるのだろうけど、デザイナーはごく一部で、ほとんどはエンジニアである。特に複雑な製品の場合、デザイナーの関与できる部分は極めて小さくなり、高嶺の花となる。こうした事前知識を学校では教えてくれないため、デザイナー的な仕事がしたくて設計部に入ったら、エンジニアの仕事ばかりやらされて嫌になる人も多い。しかし製品化されて何ぼの世界において、重要度ばエンジニアの方が圧倒的に高い。エンジニアは地味ではあっても誇れる仕事である。





2023/2/15 水

 エンジニアの仕事のほとんどは計算であり、計算が早いかどうかで仕事の能率が大きく変化する。昔はソロバンやタイガー計算機しか使えなかったが、今では電卓やパソコンを使うことができる。パソコンが手軽に(10万円前後で)買えるようになってから40年近く経過したが、その間に性能は圧倒的に進化した。20年前にスピード重視で精密に作られたプログラムで300万円のワークステーションを使っても丸1日かかった計算が、今では適当に書いたプログラムをその辺のノートパソコンで走らせても数分で終わってしまう。実際、そうしたノートパソコンでも、30年前のスーパーコンピューター並みの性能を持っているのだから、これを使わないのはもったいない。何かしらのプログラム言語を使えるか、せめてExcelの計算式を駆使できることがエンジニアとしての必須条件ではないかと思う。

 しかし、大学ではプログラミングの教育はあまり熱心ではないようで、地方国立大学の工学部卒のレベルでも半分くらいがプログラミングができず、電卓をカチャカチャと叩いている。プログラミングに頭のリソースを取られるのが嫌なのかもしれないけど、プログラミングの恩恵はその何倍もある。ExcelVBAで良いので、理系の大学でプログラミングを必須教科にしてもらいたい。





2023/2/17 金

 今の職場に来て1年になる。ここに来て、更に絶望が深まった。何かしらできることがあるものだと思っていたが、詰んでいるところは詰んでいて、何も打つ手がない。多少死期を遅くすることができたとしても、それが精一杯。無力さを痛感する。おかげで何もする気が起きないし、何もしていない。

 今日は見事なぐらいの鰯雲。節分で余ったのだろう、スーパーで半額だった鰯の塩焼きを肴に酒を飲む。





2023/2/20 月

 通勤時間ほど無駄なものはない。本を読んだり動画を閲覧したりして時間を過ごす人も居るが、家で落ち着いて同じ時間を過ごすことと比べると効率は大きく落ちる。公共交通機関ならまだ良いが、自動車通勤やバイク通勤の場合、通勤時間を有効利用する事すらできない。田舎の工場だとそうした自動車通勤が普通だが、1時間越えの人も結構居る。

 片道1時間としても、1日に2時間。1年で約20日。40年働くとして2年ちょっとが通勤時間に消えてしまう計算になる。一生の内の2年間が無駄に消えていくのである。それに加えて、移動そのものにかかるコストも馬鹿にならない。国民の幸せを考えるならば、国は通勤時間を短縮する施策を行うべきである。

 通勤時間も就業時間としてカウントするようにするとか、せめて時給の半額を通勤時間分手当として支払うことを義務付けるとか、会社での宿泊を容易にする法改正や、平日のホテル宿泊費用の一部支援、自動車やバイク通勤を減らすための公共交通機関の充実。…ちょっと考えても不可能なことしか浮かばない。

 現在はコロナ禍を機にネットを使った在宅勤務が定着化しつつあるが、仕事の効率だけを考えると対面で話ができる方が良いし、製造業等の場合、出勤は必須である。ただその場合でも、平日に会社かその近くに寝泊まりできるようになるだけでも効果は大きい。調べてみると、コンテナハウスのカプセルホテルが売られている。こういうのを会社で買って、工場の脇にでも置いていてくれたらと思う。





2023/2/22 水

 翻訳ソフトや通訳ソフトが発達して、外国の人とのコミュニケーションも取りやすくなった。そうしたこともあり、地方の中小企業であっても、単価の安い外国人を雇い入れたり、海外企業に外注したりするようになっている。しかし、目には見えにくいコミュニケーションコストが存在することを忘れてはならない。

 同じ作業指示を与えるにしても、長年の付き合いのある国内の外注先と、初めて取引を行う海外の外注先とでは、必要となる手間や時間が大きく異なる。後者の場合、作業指示が正しく伝わったかどうかの確認作業も必要である。しかしこうした想定外の手間や時間は公には認められていないことが多いので、サービス残業で対処するしかないし、それができなければ品質の低下を覚悟しなければならない。そうした結果、情報伝達が不十分でミスが発生した場合、その損害も考慮しなければならない。
 このようなコミュニケーションにかかるリスクも含めたコストというものは、数値化や計上が難しい。どこへともなく消えてしまい顕在化しないことが多い。

 目先の単価が安いから、公開入札で決まったからと、海外や新規の外注先と安易に取引を行えば、痛い目に遭うことになる。しかも恐ろしいことに、コミュニケーションコストは顕在化しにくいので、それに伴う損失を経営者が把握することもまた難しいのである。何か良い手はないものか。






2023/2/23 木

 若い頃に、戦国時代の軍師の仕事の中に占いやゲン担ぎが含まれていることを知り、違和感を感じた事がある。戦国時代というと徹底的な現実主義というイメージがあったので、江戸時代の創作から紛れ込んだのかと思ったが、そういうわけではなく、結局は方違えをやっていた平安時代頃から何も変わっていなかったのかと落胆したものである。

 しかし、現実主義の代名詞でもある古代ローマ帝国の時代でも、戦いの前に鶏のエサの啄ばみ方を見て吉兆を占っていた。その際に有能な将軍(執政官)は、エサの食いが良くなるように占いの前日のエサを抜いていたそうである。このような戦いの前の占いや、その占いである程度インチキが行われていたことは、古今東西に例が多いことがわかった。

 人は万能ではない。それどころか人にできる事は極めて限定されたもので、ほとんどの事は運に左右される。最善を尽くして天命を待つ境地で運命を天に委ねるしかない。これは戦争も同じである上に、戦争では命がかかっている。負ければ全てを失ってしまいかねない状況で冷静を保てる人は殆ど居ない。そうした不安から、大名やその部下達の精神を保ち、いざという時に実力を発揮できるようにすべく、インチキ占いで吉を出したりゲン担ぎをするのであれば、それは軍師にとって非常に重要な仕事である。

 神仏に対する祈りも、同じ方向性である。自らの無力さを改めて自覚し、腹を括るのである。占いやゲン担ぎに振り回されてしまうのは問題だが、それに全く頼らないで冷静さを失い、出せる実力を出せず終いになるのも問題である。人間は弱いのだから、神仏にもっと頼っても良いのだ。






2023/2/24 金

 小さい会社なのだから、直接相手に会いに行って話をすれば良いのである。たかが歩いて1、2分である。しかし、電話やメールで済ませてしまう。コミュニケーションの効率をわざわざ下げてしまうことで、結果的に会社の機能や効率も下げてしまう。

 まずメールであるが、文章で相手にこちらの意図を伝えるのは難しい。こちらの文章力と相手の読解力とが共に高くなければならない。また相手が返信してくるまで相手の反応が分からない為、フィードバックを加える頻度が少なくなり、書き方などの調整が難しく、ちょっとした行き違いで感情を害してしまうリスクもある。そして相手方に届くメールの量が多いと、メールを読んでもらえない可能性すらある。相手と時間の同期を取らなくてもコミュニケーションができるというメリットもあるが、デメリットの方が大きい。

 電話だと、相手の反応をその場で確認できるため、メールに比べるとコミュニケーションの齟齬を抑える事が容易になる。しかし、口調はわかっても相手の表情は読み取れないし、その場で図を描いて説明することもできない。テレビ電話だとそうした問題も解決できるだろうが、狭い会社でわざわざテレビ電話でやり取りする手間を考えたら、やはりこちらから出向いた方が手っ取り早いのである。

 直接相手の居る場所に訪ねて行くことにより、「わざわざ出向いてくれた」という感情を相手に与え、コミュニケーションが円滑に進みやすいというプラス面があるし、また相手方の仕事場の様子から情報を得る事も可能である。

 小さな工場のメリットは「小回りが利く」くらいしか無いのだから、大工場の真似をして数少ないメリットを捨てるようなことをすべきではないだろう。






2023/2/26 日

 最近、店頭でカロリーメイトフルーツ味を見かけなくなった。

 カロリーメイトは味がアレなので、唯一まともに食べられるフルーツ味は重宝していた。まさか生産終了か?と思い調べてみると、需要急拡大で生産が追いつかない為、フルーツ味の生産ラインを一時的に止め、他の味の増産を行っているとのこと。
 生産終了でなくて良かったのだけど、こういう場合に生産が一時中止になるのは人気の無い商品であるから、自分の味の好みが大多数のそれと真反対だったということになる。その事実に軽いショックを受けた。






2023/2/27 月

 機械の精度は、機械を構成している最も精度の低い部品の精度となる。厳密にはこれほど単純な話ではないが、1つの部品だけを高精度にしても他の部品の精度が低ければ意味がなく、またどれだけ他の部品の精度を上げていても、たった1つの部品の精度が悪いだけで機械全体の精度が悪くなってしまう。その為、機能に関わる全ての部品を同じ精度で作ることがコストパフォーマンス的に重要となる。

 組織も機械と同じである。組織のレベルは、組織を構成している最もレベルの低い構成員のそれと同じになる。一点豪華主義で1人だけ優秀な人材を雇ってもその人は機能できないし、縁故採用等で質の悪い人材を雇い入れてしまえば、それに足を引っ張られてしまいかねない。結論から言うならば、判で押したように同じような人間で揃えた方が、最も効率的な組織になる。

 組織に個性なんて要らない。DNAが同じ人間は居ないのだから、同じように教育しても異なった個体が出来上がる。何もしなくったって個性は出てしまうのである。個性を伸ばした教育などとほざいている連中は、自分たちが好き勝手やってきたから子供にもそうさせようとしているのか、それとも人間というものを判っていないだけなのかわからないが、元から異なっている人間の個性を育て過ぎてしまえば、非社会的な動物が出来上がってしまう。最近多発している飲食店での迷惑行為は、そうした個性を伸ばす教育の成果なのではと思う。
 一つの組織を保つには、構成員に共通の価値観や知識を持たせなければならない。「右」が人によってバラバラな工場で製品は作れないし、法律や常識に従わない人が多くなれば国家は崩壊する。組織を維持する為に最低限必要な価値観や知識の外で個性を出す分には問題は無いが、日ごろから抑え込むようにしなければ、容易にその閾値を超えてしまうのが個性である。

 だからこそ、会社では社員を画一的にすべく、様々な施策を行っている。社訓の唱和であったり、朝礼やラジオ体操であったり、社規であったり、各種標準であったり。それは会社を構成する部品の精度を揃えて、会社を最適化する為である。ただ、こうした画一化は人を選ぶ。そうした人材を揃えられないような懐具合であれば、最低限の施策に絞り、他は諦めた方が粒が揃って良い結果を生むかもしれない。






2023/3/1 水

 さすがにネタが尽きてきた。






2023/3/2 木

 趣味で史跡調査をしているが、ネット上にある有用な情報のほとんどは媒体がブログである。ブログは、とにかく気軽に情報を発信できる。表現方法が定型に制限されてしまうが、最小限の手間で書ける上にHTMLの文法など全く知らなくてもWebページが作れてしまう。その為、デジタル関連の知識が無い人はもちろんのこと、デジタル関連のプロにも幅広く利用されている。そうした便利さと相まって、膨大な量の情報がブログの形で発信されている。史跡とは関係ないテーマのブログに史跡の情報が転がっている場合もあるが、史跡をテーマにして、かつ有用な情報が大量に含まれているブログも数多く存在する。

 しかしその利便性の反面、問題もある。情報の項目数が数十を超えてくると、一覧表という形でまとめていかないと分かりにくくなる。例えば史跡の場合、時代と地域とで分類し表にまとめることで、史跡の時代による変化や地域間の相違がわかりやすくなる。また旅行に行く際に、見学する史跡の絞り込みも容易になる。ところがブログの場合はこれができない。ブログでは記事にテーマを付ける事で簡単な分類ができるようになってはいるが、時代と地域で分類した一覧表を作成する機能は含まれていない。その為、膨大な量の情報を持つブログは、閲覧効率が非常に悪いデータベースになってしまう。

 もう一つの問題は、ブログサービスの期間が短いということである。つい先日も、あるブログで史跡について調べようと思ったら、ブログサービスそのものが終了し、閲覧できなくなっていた。ブログサービスは基本的に無料で行われている為、儲からなくなれば閉鎖される。特にここ10年で情報発信媒体がWebからSNSへと移行してしまったことから、ブログサービスが閉鎖ラッシュを迎えている。

 折角書き重ねたブログがサービス終了となり、他のブログサービスへの移行に対応していれば良いが、そうでない場合は手動でやるしかなく、記事の本数が多ければやってられない。そこまでして移行する気にならない為か、これまでにも幾つかのブログサイトが閉鎖され、多くの貴重な情報が消滅してしまった。

 ただ永続性について言うならば、紙の書籍にまとめて出版して幾つかの図書館へと寄贈しておくべきかもしれない。このデジタル世界がいつまで続くか不明である。一方で粘土板に書かれた楔形文字は、データ効率が悪く自動検索なんてできないが、数千年経過した今でも読むことが可能である。紙媒体はそこまでいかないにしても、100年は大丈夫である。ただ、先立つものと時間と気力が無ければどうにもならない。






2023/3/6 月

 AIが出した答えの正誤を人間が判断可能であることが、AIを利用する上での条件になるのではないかと思う。そうでなければAIに支配されるということになりかねない。

 企業の業務をAIに置き換えられると簡単に考えている経営者が多い。中にはベテランの退職による知識やノウハウの喪失を、AIで置き換えようと考えている経営者も居る。そもそも、そうした不足状態でAIの導入が上手く行くわけがないのだが、仮にAIを上手く導入できたとしても、AIの出す答えの正誤を判断できる人が社内に居なければ、占い師やサイコロの目に判断をゆだねるのと変わらないことになってしまう。それとも、それで良しとするのか。






2023/3/8 水

 ネタがほぼ尽きたので、日記らしいことも書いてみる。

 趣味で山に入って藪漕ぎをすることが多い。ダニや蚊、クモ等の虫類や写真撮影の兼ね合い等もあり、冬にしか山に入らず、そろそろシーズンも終わりなのだけど、先週末の藪漕ぎでマダニを数匹連れて帰ってしまった。
 感染症にかかったかどうかはまだ不明だけど、ダニだけでなく植物によるかぶれもあったのか、広範囲が痒くなっている。おまけに右顎下のリンパも腫れているが、これがダニと関係しているのかどうかもわからない。

 調べてみると、マダニは季節ではなく、温度で活動が左右されるようで、気温が高ければ冬でも出るそうだ。今シーズンは先週末で終了か。






2023/3/9 木

 昨日の昼食後、急に右顎下が腫れて痛くなった。ただしばらくすると腫れは引く。しかし食事の度に腫れる。

 調べると、唾液を分泌する導管がウィルス等で炎症を起こしたり、結石で詰まったりとややこしい事になっている可能性があったので、休んで病院へ。

 エコーは撮ったけど、石があるかどうか良くわからなかったので、月末にCTを撮るとのこと。ついでに皮膚科も受診しだのだけど、同じ薬(抗生物質)が出たのは面白かった。






2023/3/10 金

 今までできなかったこと、やっていなかったことが、明日から急にできるようになるかといえば、そんなことはあり得ない。できていなかった、やっていなかったのには原因や理由がある。しかも長期間にわたって解決できなかった原因や理由というものは、そう簡単には解決できるものではない。ニートの「明日から頑張る」というセリフがネタになるのは、まさにそれである。

 会社でも同様である。1人のニートより複雑である分、ニートの頑張りよりも難易度も高くなる。何かのツールやシステムを買ったら解決するなどという安易なことも無い。たとえ何千万円、何億円するような高価なツールであったとしても、そうした高価なツールは仕組みも複雑であり、却って問題を積み増してしまうことになりかねない。
 意識改革をしたところで、人はそう簡単に変わるものではない。集団であれば尚更である。今までできなかったこと、やっていなかったことができるようになるには、多くの時間やコストが必要である。急がず、原因を十分に究明し、対策を立て、少しづつ行動に移す。何事にも、直ぐに効く特効薬は無い。特効薬と言われている物は毒か詐欺か、どちらかである。






2023/3/13 月

 歳をとってから特に、可能性の低いことへのチャレンジ精神が無くなってきている。あともう一歩が踏み出しにくくなっている。何かと理由を付けて引き返そうとしてしまう。先週末にもそれがあった。家に戻ってから調べ直したら、そのもう少し先にそれがあったかもしれなかった。

 ただ、苦労してその先に進んでも無いかもしれないのだが、それに耐えられなくなってきている。その先に何も無いことを確認することを、昔は余り苦にしなかったのに。






2023/3/14 火

 「折角3DCADを導入したのだから、3Dデータを使って何かをしたい」

 3DCADに携わって30年近く経つが、そういう話を飽きるほど聞かされて来た。何で図面が今でも使われ続けているかとか、そもそも製品を製造する為に必要な情報とは何かとか、考えたことが無いのだろうと思う。

 3DCADの3Dデータは、使えそうで使えない。いつになったら、このことをわかってもらえるんだろう。本当にうんざりする。






2023/3/16 木

 3DCADにしても2DCADにしても、高額だからと常用の最低限ギリギリしかライセンスを買っていないと何かと不便である。偶にしか使わない人が使えなくなることから、業務の流れが悪くなる。また現在の業務以外の事を検証することもままならない。ケチらずに1割くらい多めに買っておくべきである。

 作業負荷もそうだが、ギリギリでやっている限り、伸び代はできない。成長を促すには、常に余裕を見ておかなければならない。

 そんなわけで今日も何もできなかった。






2023/3/20 月

 品質にはコストがかかる。これまでまともに品質に取り組んだことのない経営者は、こんな当たり前のことすら頭から抜け落ちている。

 大手造船所が軒並み新造から撤退し中手造船所がそれにとって代わったのは、造船で品質が求められなくなった要因が大きい。そうした需要の変化に対応できた中手造船所は、商売が上手かったといは言えても、中手造船所の品質が向上したとはとても言えない。

 そうした中手造船所を手本にするのであれば、もっと品質の悪い製品を受注すべきであって、これまでやったことのない分不相応な高品質な製品を受注してくるべきではない。信用も何も無くしてしまうことになるだろう。






2023/3/21 火

 偶にかつ丼を無性に食べたくなる。

 しかし、田舎に住んでいると周りにかつ丼を出してくれるような店もあまりない。スーパーの惣菜売り場に並んでいるかつ丼をみても、値段の割に貧弱な具で買う気もあまり起きない。コンビニのそれもしかり。

 それでは作るかと思ってみても、これまた田舎でトンカツを売っているスーパーもあまり無く、あっても高い。トンカツから作るかと思ってみても、一人暮らしの自炊で揚げ物をするのはハードルが高い。
 こうして壁が多ければ多い程、かつ丼に対する憧れも一層高まり、食べたくて仕方なくなる。


 ある時ふと気が付いた。汁を吸ったトンカツの衣を、揚げ玉で代用できるのではないかと。そこで試しに作ってみた。

 ますフライパンに麺ツユを適度に薄めたものを熱して、スライスした玉ねぎを入れて煮る。そこに3mm厚の豚ロースを食べやすい大きさに切って塩コショウをしたものを200gでも300gでも大量に載せて、両面火が通るまで煮る。アクは取らなくても良い。豚肉に火が通ったら、水溶き片栗粉で出汁に少しとろみを付け、そして大量の揚げ玉を入れ、直ぐに溶き卵と、あれば三つ葉なければネギのみじん切りを散らして蓋をする。少ししたら火を止め、余熱で卵を固める。それをどんぶりによそったごはんの上に載せて出来上がり。

 食べてみると、かつ丼の味がする。それも目隠しをして食べたらわからないレベル。揚げ玉万歳。貧乏人の食の味方、揚げ玉。同じやり方で天丼もいけるかもしれない。






2023/3/22 水

 昨日のかつ丼っぽいものを、今日は皿うどん用の揚げ麺に載せてみた。

 出汁を多めにとり、豚肉は麺と食べやすいように細切りにしておく。また揚げ麺が天かすの代わりになるので、天かすは入れないか少しにしておく。後はかつ丼っぽいものと同じように調理して、揚げ麺の上に掛ける。

 町中華にならこんなメニューあるよね、という感じの美味しいものができた。いや、どうして今までどこもやらなかったのかと疑問にすら思う。でも調べたら、既にどこかでやっているんだろうなぁ。






2023/3/23 木

 プロセスこそが重要であり、そのプロセスを実行する為にその時点で最も適したツールを選択するだけである、という言葉がある。ところが、実際にはツールや手法の方が先行してしまうことが多い。

 1500万円出して買ったものの、使い道のない道具がある。何かに使えないかと聞かれるが、使い道のないのに何でこんなものを買ったのかと逆に聞きたい。どうして雰囲気で使い道も無い物を買ってしまうのだろうか。使い道のない道具はただのゴミである。

 先日呼び出され、君はやることが無いから、これを使った新規事業を考えてくれ、と言われた。ゴミにゴミを掛け合わせてもゴミにしかならない。そんなもの、どちらも損切すべきである。

 またサイコロの振り直しか、と思うと嫌になる。







2023/3/27 月

 無理だ不可能だと言った筈なのに今後の目標にされていたり、丁寧にそれが不可能であると説明したにもかかわらず無かったことにされたり。見たくない現実を見ようとしていないだけなのか、自分が軽んじられているだけなのか。こうも話が通じないと、話をする気を無くしてしまう。






2023/3/28 火

 会社の近所の桜が満開なので、昼休みに花見に行く。

 ソメイヨシノの並木は、青空の下、白が映えて綺麗なのだが、良く見るとテング巣病にかかった木が幾つもある。更に枯れた木も何本かあるので、植えられたままほったらかしなのかもしれない。

 並木の近くの田んぼの畔に雉のつがいが住みついている。雄の方は道路の方にも出てきて、こちらと一定の距離を保ちながら歩いている。用水路の水の音、田起こしの土の香り。本当にのどかだ。








2023/3/29 水

 有休をとって病院でCT検査。
 撮影が終わって、造影剤を出すために点滴を入れ切るのだけど、ハイスピードモードでも1時間かかると言われる。ベッドに横になっているのだけど、あまり眠たくもなく、ボーっとしていると看護師さん達が何か言い合っている。
 どうも、人手が足らない→足らないから窓口を兼用することに→今でさえ一杯一杯なのに兼用なんてできるわけない、何考えているの?→そこは改善をして→そんなことやっている余裕は無い、ということらしい。どこも同じような事が問題になっているようだ。

 有休ついでに整体にも行く。組織や集団への整体のようなことはできないものだろうか。








2023/3/30 木

 先月、マダニに4か所噛まれたのだが、牙が残っていて思い出したように痒みがぶり返す。普通は食込んだ牙を肉ごとえぐり出すのだけど、縫わなければならず面倒である。

 そこで以前試して成功したのが、イボコロリを使った牙の摘出である。やっていることはイボと同じなので試してみたところ、上手く牙が取れて痒みも収まった。

 今回も試しているのだけど、直接見えない箇所はあまり上手くいかない。そういう直接見えない部分を映し出すカメラとディスプレイのセットとかあれば便利なんだけど。








2023/4/3 月

 社長と話をする。この人と話をしていて、どこか話がかみ合わない。

 それはともかく、そろそろフェードアウトしても大丈夫な感じになっている。残りの仕事も1か月くらいで終わるだろうし、そろそろ次を…と思うのだけど、次はもう面倒だ。








2023/4/4 火

 隣の職場の上司と部下とで言い争っているのだけど、話がかみ合っていない。上司はこの会社の生え抜き。部下は10数年前に格上の会社からの中途採用。結局のところ、価値観の相違が原因のようだ。
 今回の場合はスタンダードの重要性について、上司が全く理解できていない。このいい加減がまかり通っている会社しか知らない相手に、外の価値観で話をしても通じるわけがないのだなと思った。

 本当、こちらの方でも話が通じない。わざと聞き間違えているふりをしているのか?と疑問に思うくらいに通じない。何とか話が通じる人と一緒に仕事ができないものか。








2023/4/5 水

 当たり前の話なのだけど、この歳になって金を稼ごうとするのならば、現時点で売り物になる技能やノウハウで商売しなければならないということに気づく。本当に当たり前の話なのだけど。そして本当に今更ながら。

 …ただ、現時点で自分が持つ技能やノウハウで商売ができるかどうかはかなり怪しい。








2023/4/6 木

 年が明けてから、まともに仕事をしていない。

 相手との打合せができないと何も始まらないのだけど、その相手が年明けからずっと仕事に山が立ち、とても私の相手をできない状態にあるからだ。2週間毎に延期を繰り返し、遂に4月になった。雰囲気的に明日の回答もまた「延期」になりそうな感じだ。休職でもして待った方が良いのだろうか。








2023/4/10 月

 成熟した企業では、組織としての標準プロセスが整備され、全ての社内プロセスはその標準プロセスをカスタマイズした形で作られている、ということの意味がようやく理解できた。少なくともこの会社には、そんなものが断片すら存在しないということは確かだ。

 プロセスがいい加減なので、データの持ち方もいい加減。そしてそれを不思議にすら思わない。なぜそれがダメなのかを説明しようとしても、話が噛み合わない。久しぶりに沸いたやる気が半日ですっかり萎れてしまった。会社に行きたくない。








2023/4/11 火

 物は考えようだ。なるようにしかならない。ダメならダメなりに対応すれば良い。そう考えたら多少楽になった。ただ作業が面倒な割に効果が薄いので、モチベーションを維持するのが難しい。ここ2、3日体調も悪いし、辛い。







2023/4/12 水

 久しぶりに1日中仕事をした。…いや、当たり前のことなんだけど、年が明けてから仕事が無かったので。

 糞みたいな処理を行うプログラムも満足の行く出来に仕上がったものの、どれだけの人間がどれだけの頻度で使うのかを考えると、才能の無駄遣いに思えてくる。機会を得られなければ、どれだけ優秀な才能もゴミにしかならない。








2023/4/13 木

 人間は器用だ。多少の変化でも対応することができる。その代わり処理速度が遅い。プログラムはその逆。双方の良いとこ取りはできない。しかし良いとこ取りができないことをわかってもらえない。どうしてそこまで欲張りで傲慢なのだろうか。








2023/4/17 月

 デジタル化を進めるコツは、無菌室を作ってその中にデータを封じ込めることである。この無菌室内のデータが正しいと保証されたものだけで構成されていれば、データから得られた計算結果もまた正しいと保証されることになる。何をしても無条件に正しいことこそが重要なのである。
 もしもこの無菌室内に、正しいかどうかわからないデータが紛れ込んでしまうと、全てにおいて、計算結果が正しいかどうかわからなくなってしまう。誤った結果になる確率は低いかもしれないが、品質は下がってしまう。高い品質を保持するには、出てきた結果を何らかの方法で検証しなければならなくなる。コストが馬鹿にならない。

 無菌室を保つには、データを人が直接触れないように徹底することである。データの入力は、プログラムを用いてデータの検証をしつつ行い、それ以外の方法で入力できないようにし、更に定期的にデータや周辺プログラムの検証を行う。面倒であるが、それでも結果を検証する手間に比べたら、遥かに軽いものである。
 ところが、この無菌室を作ることは困難である。理由はいろいろとあるが、一番大きなものは周囲の理解を得られないことだろう。どうしても柔軟性が優先され、無菌室が成立しなくなる。だったら、最初からデジタル化なんてやらなければ良いのにと思うのだけど。








2023/4/18 火

 業務で使用するプログラムの数やプログラムソースの量が増えると、それだけメンテナンスコストやバグのリスクが高くなる。だからなるべく費用対効果の高いものに絞って導入すべきだし、そもそも業務システムも単純化しておかなければならない。効率の悪いプログラムを大量に導入したらどうなるかということくらい、ちょっと考えるだけで想像つくと思うのだけど、一般の人はそこまで考えられないらしい。








2023/4/19 水

 美味しいものを食べたいと思う。思うのだけど、なかなか美味しいものを食べられない。独身で、比較的自由にお金を使えるから欲しい物を買えないわけではないし、高い食材で無くとも美味しいと満足できるものはある筈である。ただ、実際に食べてみて「美味しい」と思える物に行き当らないだけである。

 食のセンスが良いと、その時点で自分が本当に欲する物を思い描けて、またメニューの組み合わせも上手くすることができるのかもしれない。それに食材を見る目が良かったり、料理が上手いと、それだけ美味しい物に近づくことができる。しかし、自分にはそうしたものの多くが欠けているようだ。

 人生が破綻しているのだから、せめて毎日食べるものくらい、美味しい物を食べたい。何か上手い手段は無いものだろうか。








2023/4/20 木

 食に関しては、大都市はうらやましく思う。何年か前に半年ほど東京に住んでいたが、毎週のようにインド料理を食べに行っていた。地方にあるような判で押したような店でない本格的な店が至る所にある。また客に中国人しか居ないような中華料理屋があったり、モンゴル料理屋なんてものまである。
 地方は、というか、そこから更に山に入ったような田舎だと、そうした珍しい料理を食べようと思うと、もう自分で作るしか手がない。教育実習生として大量のベトナム人、インドネシア人、中国人等が入り込んでいるので、探せば輸入食品店は見つかる。ただ、無職の頃のように時間が自由に使えるわけではないので、インスタント食品くらいしか手が出ない。本格的なビリアニが冷凍食品で手に入ったらいいのだけど、どこか出してくれいないものか。








2023/4/24 月

 先ほど電話で上司Aと話した話題を、上司AとBさんが電話で話しているのだけど、会話の内容を聞いていると、こちらが話した事が上司Aに正しく伝わっていない。それに加えてBさんも私のメールをまともに読んでいないような発言をしている。ああ、もう帰っていいですか?








2023/4/25 火

 また1人、現場の若い人が辞めた。仕事ができる方だったのだけど、だからこそ他に行く当てがあったのかもしれない。








2023/4/26 水  聞き上手というのは、相手の話に対してどのような意見を持っていようとも、相手が一通り話終えるまで話を遮ることはしない。そして相手の話を十分に理解してから、意見なり反論なりをする。ところが聞き下手は、相手の話を途中で遮って意見なり反論なりしてしまう。これが何度か繰り返されれば、相手はもう話をしようとは思わなくなるし、話すとしても受け入れられる耳障りの良い話しかしなくなる。その結果、まともな情報は入らなくなり、その結果正しい判断ができなくなる。だからこそ、良き経営者になりたければ聞き上手にならなければならない。
 当たり前の話だけど、聞き上手な経営者というものをほとんど見たことがない。








2023/4/27 木

 スーパーで半額になっていたので、つい買ってしまった霜降り牛の脂にやられて胸やけや吐き気に襲われ、更には下痢をした。胆のうが無いので脂物には弱くなっているのだけど、100g程度の和牛にやられるとは思わなかった。

 焼いただけの肉の脂は、天ぷらの油と一緒で体に悪い、というか重い。ところが不思議なもので、油で野菜類を炒めると、体に負担にならなくなる。乳化されるのかどうなのか、理屈は良くわからないが、同じ油かと思うくらいに軽くなる。

 料理で先にニンニクやネギを油で炒めて香り付けをするなんていうけど、油に不純物を溶かすことで、油を軽くすることも目的に含まれているのかもしれない。中華料理屋だと、油通しに使った油を炒め物にも使い回している。何かのテレビニュースで、中国で地溝油という下水に固まった脂をこそいで再利用しているという話題の際に、地溝油を使っているという料理人が「こっちの方が美味しい」と言っていたが、店舗での使い回しの油以上に不純物が多く溶け込んでいるので実際に美味しいのかもしれない。中国で食べた一番美味しいと思った炒飯は、高さ5㎜くらい油が溜まっていた。鶏油も最後にネギと生姜を長時間炒めて仕上げる。

 今度牛肉を食べる際は赤身肉にして、一緒に貰って帰った牛脂でニンニクを先に炒めておいて、それで焼くことにしよう。








2023/5/1 月

 下請けという立場にあると、色々な制限を受ける。その一つが、自社よりも顧客の都合を優先させなければならない為に、社内標準を作ることが難しいことである。当然にシステム化も進まない。顧客が複数社に渡る場合、更に難しくなる。うちの標準に合わないものは受けられません、と突っぱねられるだけの強味があれば良いが、そうした強味も無ければ更に悲惨になる。またそうした下の立場にある会社の人材は、それなりである。

 経営者としては夢でも見ないとやってられないのだろうけど、現実離れした夢を社員に押し付けないで欲しい。








2023/5/2 火  昨日今日は大手企業なら連休の筈なのだけど、納期が遅れに遅れた為、大手重電メーカーから監視役が送られて来ている。外注先は良く良く選びなさい。








2023/5/8 月

 6月末まで、ということになる。やることも無いので、そうなるわな。

 この社長が欲しい人材というのは、社長の分身でしかない。社長がやりたいことを自分の代わりにやってくれる人材が欲しいだけなのだ。やる気のある奴から辞めていくのも無理はない。

 引っ越しの準備を始めないと。







2023/5/9 火

 仕事で使う知識は、ドキュメント化されていて当然だと考えている人は、レアなのだと痛感させられている。ドキュメント化することで知識を共有できるようになることはもちろん、ドキュメント化の過程で知識が再構成され、本当の意味で身につくのである。







2023/5/10 水

 プログラムで作業を自動化したとしても、元の作業が糞なのでプログラムも複雑になるし、それによるリスクやメンテナンスコストの上昇という問題も発生する。後は関知しないので、どうでもいい話なんだけど。








2023/5/11 木

 この程度のことをワンマンと言っていいのかわからないが、うちの社長は組織を無視して社員に直接、独断で指示を出すことが多い。一番割を食っているのは課長、部長クラスの中間管理職だろう。こんなことをやっておいて、工程も糞もあったもんじゃない。

 今月末まで図面作業でプログラムの仕様打合せができないと言っていたAさんが、最近急にプログラムの仕様打合せに時間を割いてくれるようになり、仕事に余裕ができたのだと思っていたら、社長からの圧力で無理してくれていたらしい。さすがに明日は本業をやらないと間に合わなくなるらしく、週末も出勤だとのこと。本当、頭沸いているんじゃないかと思う。稲盛の本をありがたがって読んでいる奴に碌なのはいない。








2023/5/15 月

 あることを本当に理解したと言えるのは、そのことについての本にまとめ上げたときである。自分の言葉によって他人に説明ができるようにならなければ、つまりは知識を再構成できなければ、理解したとは言えない。日常行っている業務についても、本までいかなくとも説明書やマニュアルという形でまとめ上げることで、業務をより深く理解すると共に、業務内容を職場内で共有することができるようになる。

 今やっている業務効率化のプログラム作成作業において、どういう業務を行っているのかということが、良く見えてこない。当の本人と話をしていても明確に答えられない。十分理解できていないのに理解した気になって誤魔化しながら仕事をやってきたのだろうか。いつか誤魔化しが効かなくなって当人が失敗するは自業自得なのだけど、こちらとしては仕事が進まないので何とかしてほしい。







2023/5/16 火

 プログラム関連で調べ物をしていたら、今作っているものと同じ用途のソフトが販売されているのを見つけた。1年間で30ドルなので、断然これを買った方が安上がりで、リスクも低くなる。いや、開発依頼する前にまずググれや。








2023/5/17 水

 精神的不調になると、下の調子が悪くなる。下痢もだが、便秘にもなる。最初の会社に居た時に酷い便秘になったことがあるが、その時は胃の調子が悪いとしか認識できなかった。詰まりに詰まって胃からも流れなくなっていただけだった。
 痔の手術をして肛門の柔軟性が無くなっているので、便秘は特に辛い。帰りに便秘薬を買っておけば良かった。








2023/5/18 木

 プログラムの仕様を書いてもらった際の専門用語の説明文が、他社からもらった参考書の説明文そのままだったことがわかって、頭が痛い。一般の人のレベルというのはこれくらいのものなのだろうか。それともこの会社のレベルが特に低いだけなのか。
 こうなると、自分で調べて直接理解しなければならないのだけど、そこまでやりこむ情熱はとっくに無くなった。上手くごまかして、さっさと終わらせよう。








2023/5/22 月

 こちらの言っていることが相手に通じない、相手の言っていることが理解できない、そうしたコミュニケーションの障害は、大きなストレスになる。結局、これで仕事が続かなかった。近い価値観、近い能力、そうした集団の中に入れないと、繊細な人間は人生を棒に振る。30年前の自分に言って聞かせたい。








2023/5/23 火

 プログラムのために色々と聞いている内に、作業プロセス内に誤りが見つかったり、何をやっているのかを良くわかっていないことがわかったりと、迷走が続いている。プログラムの方も、もう二度と見返したくなくなるような長ったらしい糞コードに成り下がりつつある。

 デジタル化が上手くいくところというのは、もともと作業プロセスが成熟し、整理され、そのままプログラムコードに置き換えれば済むようになっているところなのだろう。そしてそれは極一部の優良企業に限られた話に違いない。というかそういうところを見たことが無い。







2023/5/24 水

 1日の過ぎる速さが、更に加速しているような気がする。


 ある健康茶の「3杯飲めば死ぬまで長生きできる」というフレーズが面白かった。






2023/5/25 木

 有休を取りに行ったら、もう残っていないから欠勤だと言われた。まだ3日くらいしか使っていないのに。これだから地方中小企業は。







2023/5/29 月

 スマートでない作業プロセスを自動化するプログラムを作るほど、モチベーションが下がる仕事はない。しかし、それももう1か月くらいで終わる。ちょっと嬉しい。







2023/5/30 火

 30年くらい前まで、3DCADの出力物は印刷用に整形されたテキストファイルが多かった。このテキストファイルから、必要な情報を抜き出すプログラムを幾つも作ったが、本当に酷かった。表の装飾を抜いたり、行替えやページ切り替えのタイミングをどうにか工夫して、文字通りなんとかした。

 今はデータベースに直接アクセスできたり、最低でもCSVファイルで出力できるようになっているのだけど、歴史の古い3DCADだと、CSVなのにデータの流用が難しい出力形式が今も残っていることがある。例えばテキストとして読みやすいようにと、カンマの位置を合わせるためにスペースを挿入しているものや、本来2つのテーブルで別々に出力すべきものを1つのテーブルに無理やりまとめているもの等。そうした流用の難しいデータを処理するプログラムをちまちま作っているが、2023年にもなって何やっているんだろう、と考えては鬱になる。







2023/5/31 水

 自分ががどういう流れで仕事をしているのかについて他人に説明ができない。そしてそのことが何を意味しているのかについても理解できない。恐ろしいことに、こういう人が多数派なのである。







2023/6/1 木

 図面管理のプログラムを作る為に、サンプルとしてもらった3つのCSVファイルのフォーマットが、全部違っていた。1つだけ違うならまだしも、3つとも違うって…。これまで通り、担当者ごとにコピペしながら個人単位で好きなように図面管理をやっていけば良いよ。







2023/6/5 月

 長い時間をかけて安定しているプロセスは、非効率で無駄に見えても、その環境に合わせて最適化されていることが多い。ただし最適化といっても、糞みたいな制約によって、外から見えた通りの非効率で無駄なプロセスでしかないのだけど。例えるなら、深海や地下の生物の目が退化するような、他にやりようが無いという意味での最適化。溜息しか出ない。







2023/6/6 火

 半年前に設計に入った若い人なのだけど、理解が浅い。
 言われたこと、教えてもらったことに対して、直ぐに「わかりました」と答えるのだけど、そんなに早く理解できるわけがない。条件反射で言っているわけでもなく、当人は理解できたと思って答えているようだ。わかっていると思いこんでいるから、当人の勝手な解釈ででたらめなことをやって、いつも怒られている。
 10年、20年でやっと一人前になれるような仕事でること、半年やそこらで身につくようなことではないことを理解できていない。自分が何を知らないかを知ることが学習の始めとなるのだが、そこにすら至っていないのである。誰かそのことを教えて理解させてあげないと、心が折れてしまいかねない。今時珍しいやる気のある若い人なのだけど。







2023/6/7 水

 口先だけで「期待している」と言われたところで、モチベーションが上がるわけがない。期待に応じた処遇を受けることで、その期待に応えたいと思うのである。「士は己を知る者の為に死す」という言葉があるが、これは士に限った話ではない。自分もそういう人の下で働きたい。







2023/6/8 木

 会社の駐車場の近くに鹿が居た。イノシシでなくて良かった。通勤途中にイノシシに襲われてケガをしたら、労災になるのだろうか。







2023/6/12 月

 突然に物が燃えたような臭いがすることが良くある。

 最初はタバコの臭いかと思ったが、うちでは誰も吸わないし、マンションの廊下から臭って来ているわけでもなく不思議で仕方なかったが、ストレスによってありもしない臭いを感じることもあると知り、丁度無職だったこともあり納得がいった。
 しばらくそういう症状も無かったのだが、最近また臭うようになった。事情を知っているので慌てないが、気持ちの良い物ではない。







2023/6/13 火

 週明けから急に蒸し暑くなった。梅雨に入ったのに雨が降らなくなった。

 去年の今頃、クーラーや寝床をどのようにしていたのか良く覚えていない。

 後1、2か月で引っ越ししなければならなくなることを考えると、模様替えをする気にもならないので、こたつは出しっぱなしにしている。







2023/6/14 水

 PDCAサイクルなんていうものがあるが、それを実行できている会社とか組織というものは、極めて数少ないのではないだろうか。少なくとも地方の中小企業ではまず見かけない。 そもそも、(後で利用可能な)記録を取るという習慣がそもそも無い。記録がないのでまともな分析もできず、対策もとられない。それでも計画だけは立てられ、何かやっているような気になってしまう。

 最近作ったツールを使ってもらうことで、ようやく記録を残す第一歩を踏み出してもらえそうな感じになった。しかし、これまでそうした習慣が無かったから、グダグダになってしまう可能性もある。ただ、結果が分かるころにはどうせここには居ないのだから、どっちに転んでも構わない。







2023/6/15 木

 やることが全く無くて、暇をもてあそんでいる。20日締めの会社なので、来週退職でも良いのではないかと思う。







2023/6/19 月

 「多くの人は自分が見たいと思う現実しか見ようとしない」というカエサルの言葉は、それこそ現実を言い当てている。私も多くの人の内の1人だ。しかし、多くの人に影響を及ぼす人、政治家や経営者は、望まぬ現実を受け入れられなければならない。それに耐えられないのであれば、政治家であれ経営者であれ辞めるべきだ。そう思う。

 しかし、政治家、経営者といった世のリーダーでも、やはり「自分が見たいと思う現実しか見ようとしない」人が殆どであり、コンサルタントは、そうした人達相手に、その人が見たいと思う現実を見せる占い師のような商売になっている、というかそうでもしないと商売にならない。そういうことはわかった。

 さて、これからどうしよう。







2023/6/20 火

 社長との面談で、今月末での退職が決まる。

 最後まで話が噛み合わなかった。








2023/6/21 水

 お世話になった方々に報告と挨拶をしておく。

 後、月末までやることがない。何かやることを考えないと。







2023/6/22 木

 古本屋で買ってきた「銀の匙」を読み終えた。面白かったけど、2周目はどうなんだろう。

 それはともかく。片や高校生の時から起業した主人公と、未だに何がしたいのかすら定まらない自分と。フィクションと現実と比較しても仕方ないけど、今後の行く末も含めてストレスがじわじわと酷くなっている。焼けた臭いも、ここ何日か酷い。ただ胃はまだ何とかなっているだけ、ましなのか。もう少し悪化すると、食えなくなって、出なくなる。最初の会社を辞める頃は、ヨーロッパに行ってもまともに飯が食えなかったりと、地味に酷い状況だった。







2023/6/26 月

 屁理屈という言葉がある。意味としては「筋道の立たない理屈。こじつけの議論。」となっているが、実際に使われる際には、本当に道理が立っていないのか、こじつけなのか、客観的な調査がなされて結論付けられることはまず無く、どちらかと言うと自分の価値観に合わない相手の考え方を全否定する際に使われている。「屁理屈」と言われたら、もうそれ以上議論する余地が無くなるのである。

 社長の「屁理屈」という言葉を聞いて、最終的に退職を決断した。こちらの意見を聞く気が無い、そう言っているも同然の言葉である。上に立つ人間が口にして良い言葉ではない。







2023/6/27 火

 日記を見ていたら、夢の中で「天津オーク麺」を食べに行ったというものがあった。グリーンカレーラーメンのような物だと書いてあった。再就職に失敗したら、この「天津オーク麺」の店を出してみようかと思う。







2023/6/28 水

 72歳の設計の人から昔話を聞く。

 高卒初任給が1万5千円だったこと、鉛筆製図は大変だったこと、中国で特殊鋼を購入したらミルシートと異なる鋼材だったこと。いずれも面白い話だったが、中でも興味深かったのは、20歳くらいで下請けに入ったメーカーでダクト構造の標準化をした、という話だった。どこで標準化について勉強したのかについて深掘りすれば良かったのだけど、そこまでの時間は無かった。出勤日の都合で今日が最後だったから、粘って聞けば良かった。







2023/6/29 木

 やることが無くて暇なせいか、それとも夜しっかりと眠れていないせいか、やたらと眠い。20分くらいは寝ていた。前者なら良いが、後者だと、仕事を辞めた後にますます酷くなりそうだ。







2023/7/3 月

 今日から無職。

 とりあえず、国民健康保険への切り替え手続きで区役所、荷物を運んだ後に市役所で水道の廃止手続き。失業保険は書類がまだなので来週くらいか。







2023/7/4 火

 チリ産の養殖銀鮭のハラミを焼いて脂を出し、そこにニンニクのみじん切り、玉ねぎのみじん切りを入れて炒め、温めたごはんを入れて炒め、溶き卵を入れて炒め、冷蔵庫で余っていたピーナッツと天かすを入れて炒めた。それなりに美味しかったが、50過ぎの胃には重かった。







2023/7/5 水

 親戚の畑を手伝いに行ったのだけど、雨が降って殆ど働けず。

 だんだんと視力が下がっている。







2023/7/6 木

 天気が良いので、先に運べるものを運んでおく。ついでに草刈りも、と思ったものの、思った以上に酷くて玄関回りだけにする。

 最後の風呂と、風呂掃除。最後の油物の調理とレンジ周りの掃除。








2023/7/10 月

 週末も引っ越し作業。アパートの片づけと荷物の移動の他に、半年ほど借りる予定の親戚の空き家の整理の手伝いもあるので大変。ここ数年、引っ越しが多いので持ち物を最小限にしようと努力はしているのだけど、それでも何かしら物が増えている。

 ようやく荷物を運び終え、アパートの鍵を会社に返す。最初のボロアパートからここに移ってきてから丸1年。1年居た割には、快適だったこともあってあまり印象に残っていない。冬に給湯器の配管が凍結して温水が出なくなったことくらいだろうか。







2023/7/11 火

 引っ越し作業で普段使わない筋肉を使うので、これまでに無い部分が筋肉痛を起こしている。それからここ最近、視力がかなり落ちてきている。睡眠もとれていないし、どうしたものか。







2023/7/12 水

 今日も片づけの手伝い。軽トラで粗大ごみの運搬2往復。途中、交通事故直後の現場に出くわす。流血は無かったものの、生々しかった。

 何十万円もかけて購入した家具や食器類を片っ端から廃棄し、一方で人間の生死の境を目の当たりにすると、この世の無常をが身に詰まされた。







2023/7/13 木

 眼科へ。白内障と視野欠損を調べてもらったが、問題無し。ピント調節の目薬を出してもらったら、良く効いた。さすが餅屋。







2023/7/18 火

 仕事を辞めてから太り気味。働いていた時は、1週間を同じルーチンで回せていたので、食べる量や体を動かす時間をそれなりにコントロールできていたということなのだろう。今は1日1日が行き当たりばったりなので、それを早く落ち着かせなければならない。








2023/7/19 水

 モチベーションが下がって、1日にできる仕事量が下がってきている。とにかく何がやって仕事量を維持していかないと、また鬱になってしまう。







2023/7/20 木

 引っ越し先で自転車の整備。昼飯を食べに行く際に自転車に乗ったが、マスクをするようになってからは1度も乗っていないことに気付く。引っ越し先にも坂はあるが、実家程急ではないので自転車に乗っても楽しい。ああ、自転車を処分したくない。







2023/7/24 月  やる気や行動力が減った分だけ消費カロリーも減って体重が増加、という形になってしまっているのか、体重が増え気味になっている。ああ、どうにもならない。







2023/7/25 火

 ビッグモーターの経営方針。やりたいことはわかるけど、現実から乖離した際にどう対応するのかが全く対策されていない。そしてこういう会社が多い、というか殆ど。

 限界を正しく認識する手法というものが確立されたら、こうした悲劇は防げるのかもしれないけど、まず不可能。だけど限界と言うものを常に意識して会社を回すようにするだけでも、現実からの乖離は多少とも防げるような気がする。

 限界があるということは、人間が神とは違うということである。己が限界を意識するということは、身の程をわきまえるということであり、現実を受け入れること。それは神を受け入れることであり、謙虚に生きること。それができない経営者の何と多い事だろう。








2023/7/26 水

 地味に危ない。やる気が湧いてこない。再就職も、もう無理だろう。物の片づけすらもはかどらない。それくらいは何とかしておきたいけど。

 手のしびれが続く。血行不良のようだけど、それに加えてストレスもあるのかも。







2023/7/27 木


 40年近く前のMSXが動くのも驚きだけど、FDDのゲームの多くがまだ動くというのが更に驚き。唯一持っていたテープゲームは読み込めなかったけど。



 コンサルタントが機能しない理由を考える。10数人程の小さな会社であったとしても、経営者と従業員、経営者とコンサルタント、コンサルタントと従業員の間でコミュニケーション(情報伝達)が正しく行われなければならないが、3者間で知識や価値観が揃っている訳も無く、コミュニケーションに失敗する可能性の方が高い。会社の規模が大きくなると、従業員間の関係の数が多くなってコミュニケーションに失敗する確率は加速度的に増大する。つまり、状況を誰も正確につかめていない状態の中で正しい指導なんてできるわけがない。結果として、コンサルタントは機能することはほぼない。

 成功した例もある、と言われるかもしれない。今回の武蔵野というコンサルの顧客は利益が増大した顧客が多数居たとある。しかしビッグモーターや知床遊覧船のような知名度の高い失敗例が含まれているということは、成功といわれているものの内実も怪しい。従業員が嘘をついたり犯罪を犯した結果であったり、コンサルの指導とは関係ない理由での利益増大までカウントされているのだろう。半丁博奕だって出鱈目にかけても2回に1回は当たるのである。利益増大の原因を様々な面で分析した結果、それでもコンサルタントの指導に効果があった、ということが証明されなければ、効果があったなどと言うべきではない。しかし、そんな検証を行っている会社なんて全体的にも稀である。そもそもコンサルに頼る経営者の多くは、自らの成功に酔いしれたいだけのナルシストであり、そうした経営者にオナ〇ーのネタを売りつけるコンサルは、商売としては正しいのだろう。
 こうした経営者の会社を使ったオナ〇ーを防ぐシステムが作れないものだろうか。ただ出来たとしてもオナ〇ー好きの経営者は見向きもしないのだろうけど。







2023/7/31 月

 仕事を辞めてから1ヶ月経過。何もやっていないようで一応何かはやっていた、そんな1ヶ月だった。前向きなことは何一つやっていなかったけど。







2023/8/1 火

 一時的な引っ越し先の近くのベトナム料理屋に通っている。バインミーを初めて食べたのだけど、予想に反してフランスパンの皮が薄くて食べやすかった。この特殊なフランスパンをどこから仕入れているのか聞いてみたら、わざわざ大阪から買っているらしい。日本だと皮が分厚いカッチカチのフランスパンが人気だから仕方ない。







2023/8/2 水

 色々と片づけをしている。そんな中、30年以上前の糞ゲーに高値が付き、驚かされる。しかも海外から買いが入っているとか。一体何が目的なんだろう。








2023/8/3 木

 何かと用事があって忙しいこともあり、就職関連の事を全く考えていない。市役所で氷河期対応の募集があったので応募してたらと親に言われるものの、仮に採用されたとしても損切で人生負け確定にしかならない。損切するくらいならもっと早い段階でやるべきであったし、今更損切りしてもなぁとは正直な感想。








2023/8/7 月

 人間にとって、価値観の異なる人と、空間と時間を共有することは苦痛である。人間が動物である以上、このことから逃れられない。その為、直接的なコミュニティは、近い価値観の人間で揃えられるべきであり、それができないようであれば、そのコミュニティは崩壊することになる。







2023/8/8 火

 モチベーションが無くなりかける。何もする気が起きない。無理に買い物に出かけて何とか持ち直す。







2023/8/9 水

 ここ2、3日、漫画ばかり読んでいる。面白い物が見つかったり、探していた物がようやく手に入ったとか、そういうのが重なった結果なのだけど、これだけの量を読んでいるのは久しぶりである。歳をとるにつれ買う量が減り、買った漫画を読む回数も減っていたので、偶にはこういうのも良いのかなとは思う。…無職だけど。







2023/8/10 木

 失業保険のアリバイ作りも兼ねて履歴書作成。
 
 しかし、こんな職務経歴書が来たとしたら、自分が採用担当者なら書類選考で落とすと思う。







2023/8/16 水

 不動産屋は景気がいいなぁ。

 当たり前だけど金を稼ごうと思ったら、金がふんだんに流れている場所にありつけなければならない。そういうことすら、まともに考えたことが無かった。そりゃ金に縁が無い訳だ。







2023/8/16 木

 ヤフオクでの商品の発送が便利になった反面、イレギュラーな場合に対応できなくなってしまい、典型的なシステム化の弊害を体感している。全てのイレギュラーに対応するなんて不可能なことはわかるが、せめて発送方法だけをリセットする機能くらいは用意しておいて欲しい。







2023/8/21 月

 面接があるのに革靴を全て別宅に置いていた為、革靴を取りに行く羽目になる。行ったついでに作業をする為、革靴を持って帰るのを忘れないように、別宅に到着して直ぐに、革靴の入った箱を玄関に置いておいた。

 汗だくになりながら作業を終えて帰途に就くのだが、車で10分程走ったところで、革靴を忘れたことに気付き、取りに帰る羽目になる。玄関を開けると、何故これに気付かないのかというくらいわかりやすく箱が置かれており、自分が嫌になる。

 そして再び帰途に就くのだが、車で5分程走ったところで、今度はスマホを忘れたことに気付き、取りに帰る羽目になる。本当に嫌になるし、精神的にも肉体的にも疲れた。









2023/8/22 火

 中途採用の面接へ行ってくる。

 来てくれ、という話だけど、もって半年(試行期間)なんだろうなと思う。人が足らない、来ても持たずに辞める、というところは、根本的に何か問題があるのだろうし、50歳に柔軟性や記憶力は期待できない。ただやるだけはやってみようか、という気持ちだけはある。







2023/8/23 水

 何事もやる気がしない。だらだらしてしまう。もう少しゆっくりしたかった。







2023/8/24 木

 この前、面接をした会社と同じ日に履歴書を送った会社から、何の連絡もない。できることならこっちの方が良いから、こっちの結果を見て、面接の終わった会社の方に解答したいのに困る。ただ、ここまで回答が遅い場合には、書類で落とされていることが多い事を、これまでの経験から知っている。悲しいね。







2023/8/28 月

 スーパーに行ったらヤクルト1000が売られていたので買ってみる。良く眠られるようになるのなら、毎日1本100円の投資は割に合うだろう。







2023/8/29 火

 ヤクルト1000、1日目。いつもよりか多少は眠れたのかもしれない。派手な夢を見た筈なんだけど、内容を憶えていなかっただけなんだけど。







2023/8/30 水

 昔のメールの中身の検索をしたかったのだけど、使っているメールソフトが特殊で日本語の検索ができない。ただメールはテキストファイルで保存されているので、テキストファイルで検索しようとしたのだけど、文字コードがJIS(S-JISではない)というまた特殊なもので、そのままでは検索できない。結局、文字コードをJISからS-JISに変換してそこからテキストファイルの検索を実行する羽目に。しかも、お目当てのものは見つからないというオチ迄ついた。

 デジタルデータの中でも比較的単純な筈のテキストデータですら、2,30年の間に対応できなくなってしまう。データの長期保存というものが根本的にできない世界になってしまいそうだ。







2023/8/31 木

 失業保険にかこつけて半年くらいダラダラしようと考えていたのに、あと1ヶ月くらいしか休めそうもなくなってしまい、精神的に辛い。働きたくないでござる。







2023/9/4 月

 履歴書を送付してから20日経過しても何も連絡が無かったので、ハローワークに確認をしてもらったら、やっと人事担当からメールが来る。不採用。
 何様だよ。こういう扱いをしているということは、内部でも人を人と見ないような扱いをしているということだ。

 そんなわけで、履歴書を送ったら速攻で電話が来た会社に10月から勤めることに。こっちはこっちで人が足らなさ過ぎて崩壊しつつあるので、肉体的にも精神的にも半年持たないかもしれないけど。







2023/9/5 火

 7月、8月と雨が殆ど降らなかったせいか、しとしとと1日中降る雨がいとおしく感じられる。







2023/9/6 水

 「処理水」を「汚染水」と呼んで騒いでいる連中を見ていると、そもそも社会は、近い価値観を共有する者同士でないと成り立たないことを思い知らされる。システムが機能しなくなるという理由の他に、人間の精神の安寧が妨げられるという理由もある。価値観を共有できない人間と空間を共有するのは、非常にストレスになるのである。







2023/9/7 木

 デジタル技術が発展して情報の伝達能力や処理能力は格段に向上したが、情報の保管に関しては、紙に印刷された情報と比べると格段に落ちてしまう。技術の進化が激しすぎることが最大のネックであり、今保管されているデジタルデータが50年後に閲覧可能かどうかは何の保証もない。データも簡単に消えていく。SNS上の情報は論外として、ブログもサービス終了と共に消えてしまうことが多い。自らホームページを作成、維持しているサイトも、管理者が死去してしまえば、いずれ消えてしまう。後々まで残したい情報を、どのようにまとめれば良いのか。難しい問題である。







2023/9/11 月

 近所の病院へ、入社手続きに必要な健康診断に行ってくる。担当するスタッフが少ない為か、えらくバタバタしていた。今日は4人程しかいなかったのだから、集合時間をずらしてさばき易いようにしとけばよかっただろうに。

 最近野菜が高い。







2023/9/12 火

 本の整理を始める。人生の残りの時間で、果たしてもう一度でも読み返すのか?という基準で分別すると、案外と引っ掛かる物が多かった。この数年で、気力減衰や時間密度の減少を体感してきたので、閾値も大分ズレてしまったようである。







2023/9/13 水

 最近良く下痢をする。胆嚢を取ったので油物に弱くなっているのか、大腸がやばいのか。暇な内に内視鏡を突っ込んでおいてもらうべきだったか。







2023/9/14 木

 9月も半分終わる。あと2週間でまた元の生活に戻らなければならない。暇な内にどこかに行っておきたいが、季節が季節なので、あまり行きたい場所も無い。







2023/9/19 火

 電動アシスト自転車を購入したのだけど、登り坂が楽である。当たり前なことなんだろうけど、これまでの動力無しの自転車にとって登り坂はきついもので、ちょっとした傾斜でも足はそれを敏感に感じていた。アップダウンの多い道は、例え目的地までの距離が近くても敬遠し、遠回りでも高低差の少ない道を選んでいた。しかし電動アシスト自転車は、そうした自転車の常識を全て覆してしまうのである。
 本当は、下り坂で回生ブレーキが働いて充電のできるものが欲しかったが、まだ出始めで機能がこなれていないので、とりあえず普通のやつにしておいた。







2023/9/20 水

 ベトナム人が増えるに従って、こんな地方都市でもベトナム料理屋が増え、気軽にベトナム料理を楽しむことが出来るようになってしまった。
 ベトナム料理はあっさりしつつも味がしっかりしている。ただ、どうして美味しいのか説明のつかない味である。恐らくはベトナム料理を作ったことが無いので、味のメカニズムが判っていないからだと思われる。1つ2つ、簡単な物でも作れるようになれれば、料理の幅も広がるのかもしれない。







2023/9/21 木

 久しぶりに灯油コンロを触っている。今日はサビ取りと洗浄まで。リミットが来週中なので、それまでに点火までこぎつけたい。








2023/9/25 月

 1つ目の灯油コンロを仕上げて燃焼させてみる。点火に失敗して液体の灯油が出てえらいことになったが、何とか気体へと移行してまともに燃焼することができた。ただ火力が上手く上がらなかった。
 一通りやって満足いったので、このまま売り飛ばしても良いのだけど、もう1、2回は燃焼させてみようかと思う。







2023/9/26 火

 来月から平日を過ごすアパートの鍵をもらって荷物を運び入れるのだけど、部屋が狭過ぎて寝床の配置に苦労する。結局、寝床の半分を押入に突っ込み、これまで使っていた炬燵は搬入を諦め、代わりに小型のテーブルとイスを購入。せめて6畳は欲しかった。まあ半年持たずに撤退する可能性の方が高いので、荷物は少ないに越したことは無いか。







2023/9/27 水

 業務用スーパーで、本場「スペイン」から直輸入の冷凍ラザニアを買ってみた。レンジだと袋から出してそのまま500Wで10分とあったのだけど、嫌な予感がして下に大きめの皿を敷いて置いた。案の定、皿の上にチーズとソースがこぼれていた。味は…まあ、ラザニアと言えばラザニアだよね、くらい。オーストラリアのミートパイも今一つだったし。業務用スーパーで美味しい輸入系冷凍食品は葱抓餅くらいだ。







2023/9/28 木

 来月から平日を過ごすアパートの準備。これで来週からは何とかなりそう。
 流し台が狭すぎてまともな料理が出来ない環境なのが辛いが、勤務時間的に料理なんてやっている時間とれないかもしれない。これまで1年半程定時帰宅だったから、そのギャップがきつそう。







2023/10/2 月

 今日から転職先に出社。2つ前の会社で隣だった人が先月まで使っていたパソコンを使う羽目になる。もう少し早く出社するようにしておけば、辞める理由とか聞けたかもしれないのに。

 何か仕事をやったわけではないのに疲れた。







2023/10/3 火

 ここ最近、手と腕のしびれと下半身の軽い痛みが酷い。長くないのではないかと思う。

 夜、飲み。職場の水面下のどろどろした話を事前に聞けるのは助かる。







2023/10/4 水

 体調不良もあるのだろうけど、今週はずっと眠い。気が付くと寝に入っている。







2023/10/5 木

 来週試験予定の製品の試験の手伝いで初残業。
 そこまでは良いのだけど、工事が全然終わっていなくて驚いた。今月末の引き渡しまでに間に合えば良い、という考え方なのだろうか。








2023/10/6 金

 重量試験の手伝い。重量試験そのものは20年ぶり。風が強くて揺れが酷かった。







2023/10/10 火

 今日が試運転初日だということを忘れて、朝食後くつろいでいたら部長から電話がかかり、慌てて出社。歩いて5分という地理的条件に助けられる。
 1日中立ちっぱなしで足が痛い。場所が場所なのでいろいろと面白いものも見れたけど、割に合わない。







2023/10/11 水

 今日は遅れずに出社。というか方案を見たら、試運転の日付が1日ずれていた。そりゃ間違うわ。今日も立ちっぱなしで足が痛い。
 冬布団を車から降ろす。    







2023/10/12 木

 会社近くの魚屋に行ってみる。値段はそれなりにするけど、なかなか良さそうな店だった。鯖寿司1本1500円。美味しかった。







2023/10/16 月

 寮の部屋にこたつを設置する。落ち着くが腰には悪い。そして座椅子を持ってくるのを忘れた。








2023/10/17 火

 時間をかけて寝ても、眠りが浅い。1,2回はトイレに起きる。ヤクルト1000…は高かったので日清の類似商品も1か月くらい飲んでみたが、効果があったようには思えず。何か良い方法は無いのだろうか。







2023/10/18 水

 上司に呼ばびだされ、仕事中の居眠りを注意された。確かに、睡眠障害で慢性的な睡眠不足なので、油断するとうつらうつらしてしまっていた。
 周りの誰かが、その上司に指摘をしたらしい。しかし、入って2週間しか経っていない、まともな仕事も振られていない状態の人間が居眠りしていたとして、そこまで目くじらを立てる必要があるのかと思う。しかも直接当人に言わない陰湿さなのか、そんなことすらも言えない雰囲気なのか。それだけ職場に余裕が無くなっていることの証明でもある。  効率の悪い糞みたいな仕事で両手を汚したいとは思わない。手を突っ込むにしても最低限で、業務改善で効率を良くして、1人当たりの負担を減らし、持続可能な環境を作り上げることを目的とした場合だけである。
。  しかし、こうしたギスギスした余裕のない職場の雰囲気を見ると、もう手の施しようがない状態のようだ。1ヶ月で退職というのは、これまでの最速記録になるけど、周囲から望まれもしない場所に居続けられるほど神経は太くない。

 こうなってしまったら、とにかく仕事を減らして余裕を作っていくことくらいしか対策が無い。業務改善なんて、余裕がある職場でしか成功しない。赤字になってでも、一時的に仕事を減らす。それができないのであれば、廃業するしかないでしょう。


 また引っ越しか。  
2023/10/19 木

 健康診断で、問診表と一緒に検尿カップとスピッツ(尿を入れる細長い透明容器)を渡された。これまで40数年の検尿人生の中で、スピッツを使うやり方は初めてで、どう使えばよいのかわからなかったのでググってみたのだけど、カップから直接入れるだけだった。絶対こぼれるだろう、これ。






2023/10/23 月

 宮崎県のデーリィという会社が作っている「ヨーグルッペ」という乳酸菌飲料の白ブドウ味が非常に美味しいのだけど、取り扱っている近所のスーパーで軒並み品切れになっている。何かわからないけどとても美味しいという謎の飲み物で、手に入らないと余計に欲しくなる。通販では品物はあるようだけど、送料が上乗せされるので割高になってしまう。今週末にも手に入らないようだったら、諦めて通販に手を出すしかない。







2023/10/24 火

 眠い。そして疲れた。上手く睡眠をとれていないのか、睡眠時間の割りに眠気も疲れもとれない。仕事も、疲労感を強く感じるものが多くて、更に辛い。早く寝よう。







2023/10/25 水

 1つの情報を幾つもの場所に書いてしまうと、参照するには便利になるが、変更や管理が非常に難しくなる。情報は1か所だけに記し、面倒でも常にそこを参照するようにすることが、品質を向上させるための手段だった。それは図面でも書類でも同じである。ITの発達で情報への参照が楽になったが、情報の構成をうまくしないと情報を1つにまとめきれないので、結局コピペであちこちに書かれてしまう。進歩した技術が役に立たない。







2023/10/26 木

 眠い。毎日7時間は横になっているのに、睡眠が十分にとれていない。寝付けないというわけではなく、眠ってはいる。しかし眠りが浅い。トイレに1,2度起きることが多い。ただ1回も起きなくても、眠気はとれていない。
 快眠するには、何をしたら良い?







2023/10/30 月

 キリンのビール、スプリングバレー サマークラフトエールを気に入って飲んでいるのだけど、夏限定で多分来年は無いと思い、店頭で見つける度に箱買いしている。2018年にもグランドキリン ディップホップヴァイツェンボックというビールを気に入ったのだけど、気が付いたら販売を終了しいて殆ど飲めなかったという、ビールだけに苦い記憶がある。
 最近は新しいビールが毎月のように出ているが、これは新しい物好きには良いことである反面、折角気に入った味に巡り会っても、直ぐに飲めなくなってしまうという欠点もある。何年も保存できるものなら10年分くらい買い込んでおくのだけど、ビールだとそうもいかない。自分で気にいたビールを造るしかないのだろうか。








2023/10/31 火

 エアマットに穴が開いた。使い捨てと思って買ったものなので諦めはつくが、セミダブルのエアマットを置いている店があまりない。寝心地は今一つだったけど、引っ越しが楽だったので、スプリングマットは買う気にならない。







2023/11/1 水

 エアマットの穴にゴム系ボンドを入れて1日置いてみたら、大分良くなっていた。週末のどこかのタイミングで、新しいマットを買って来よう。







2023/11/6 月

 連休中、ずっと会社の事ばかり考えていて何も楽しめなかった。ノイローゼにでもなりそうだったので、今日から積極的に仕事をするフリをしてみたら、案外と気分が楽になった。

ただその一方で、視力が一段と悪くなっている。眼鏡も買い替えないといけないし。







2023/11/7 火

 視力が大分落ちてきた。特に疲れると見えなくなる。仕事にならない。








2023/11/8 水

 久しぶりに英訳の作業をやっているのだけど、単語をかなり忘れている。ただもう最近は物を忘れても仕方ないと諦めているので、気にはなっていない。本当に仕方ない。







2023/11/9 木

 昼間、とにかく眠い。毎日7時間から8時間は寝ているのに。10年以上前から無呼吸症候群なのはわかっているけど、それが酷くなっているのかもしれない。







2023/11/13 月

 社食で、ある営業に「しばくぞ」と恫喝された。人気のないところでやられるよりかは良いけれど…。







2023/11/14 火

 空と海と、最近あわただしい。有事が近いのか。

 そして猛烈に眠い。ぐっすりと眠りたい。








2023/11/15 水

 昨夜も8時間以上寝たにもかかわらず、昼間に猛烈に眠くなる。病院に行ったほうが良いのだろうけど、土曜日にさっと行って診てもらえるような病院に心当たりが無い。







2023/11/16 木

 泥臭い仕事であろうとも、手を動かしている分には多少とも気持ちが落ち着く。ただ、何かに気が付いたとき、精神を保っていられるかどうかはわからない。

 ここ2週間くらい、やたらと空がうるさい。戦争が確実に近づいているようだ。







2023/11/21 火

 今朝、変な夢を見た。大学の知り合いと何かをしているという内容だ。何をしていたのかは憶えていない。夢を見ると、だいたいが高校や大学の知り合いと何かしている。実際、就職してから面白い記憶があまりない。あったとしても高校や大学の知り合いと一緒に旅行にいったりしたことくらいで、仕事の絡みで面白かった記憶が無い。仕事がらみだと悪夢やノイローゼになりそうなものが多い。
 現実で仕事が面白くないというのは、全体でみれば多数派なのだろう。結婚経験が無いから、家族に関する楽しい記憶もない。ただこれも家族と上手く行っている人は少数派なのかもしれない。ただ、多くの部分で苦労させられたとしても、ほんの少しの楽しい面白い記憶というものがあるのと、そもそも全く未経験だというのは、大きく違っているのではないだろうか。つくづくと自分は20歳ころから時間が止まっているなと思う。







2023/11/22 水

 平日に泊まっている独身寮の台所が狭過ぎてまな板が使えないので、まともな自炊は諦めていた。
 先週、スーパーで麻婆豆腐の素が半額になっていたので買ってみた。麻婆豆腐はもう15年くらい自分で作り続けているくらいに好きなのだが、やはり市販品は好みが合わなかった。そこで、こっちでも作れるようにと、スープと豆腐以外の材料と調味料を先に調理して、それを冷凍して持ってきておいた。今日、ようやくそれを使って麻婆豆腐を作ってみたところ、やはり美味しかった。ただ片栗粉を持ってくるのを忘れていたので、シャバシャバなスープカレーみたいな麻婆豆腐だったけど。







2023/11/23 木

 月曜日に半額のパンを大量に買ってしまい、また賞味期限間近のソーセージもあったので、今週は夕食や朝食にホットドッグやサンドイッチを作って食べていたのだけど、何か味がおかしい。これまた安売りで買ったボロニアソーセージの味がおかしいのか?とか思っていたのだけど、今朝、さすがに気になって詳しく調べてみると、マスタードが腐っていた。マスタードが腐ると、納豆みたいな臭いがする。無駄な知識がまた一つ。









2023/11/27 月

 人生のモチベーションが失われているところへ、不運や失敗が重なると精神的に辛い。就職してから、ずっとこうした状態だったように思う。
 ただ、それでも大きな不幸にみまわれることは無かっただけでも、「ささやかな不幸」として、ありがたがらなければならないのだろうか。







2023/11/28 火

 仕事が暇になったので、今後どうしたものかも含めて考えてみるが、どう考えたところでどうにもならないということだけは判明している。すっかり詰んでいる。自分自身も、この業界も。







2023/11/29 水

 ひたすらになにもやっていない。眠いとかあるのだけど、本当に何もやる気が起きない。ただアニメ見てゲームして食って糞して寝ている。それだけ。







2023/11/30 木

 社食の揚げ物が美味しい。作り置きで冷めているのだけど、フライの衣がサクサクで、油も落ちていてあっさりしている。スーパーの揚げ物もこれくらい上手く作ってくれるとありがたいのだけど。







2023/12/1 金

 雑用をこなしている内に2か月が過ぎた。新入社員でこれならまあいいのだろうけど、50過ぎのおっさんが、こんなことやってて良いのだろうかと、考えていたらストレスにしかならない。ストレスを解消できるような趣味も無いし、唯一の楽しみは帰宅途中に夕焼けを拝むことくらい。







2023/12/4 月

 視力が落ちて、仕事の文章を読むのが辛い。無理して読んでいると肩こりがひどくなり、背中が痛くなる。家族とか家のローンとかあれば頑張ろうという気にもなるのだろうが、そんなものが一切ないと逃げることしか頭に浮かばない。







2023/12/5 火

 目先の仕事が忙しいので、気がまぎれる。将来のことを考えれば考えるだけ鬱になるので、丁度良い。ただ目を使うと消耗が激しい。何もしなくても金がもらえるような仕事はないのか。







2023/12/6 水

 1日が過ぎるのが早い。これが良いことなのか悪いことなのかはわからないが。







2023/12/7 木

 体内の水分量の増減で、体重が1日で1~2㎏変化してしまうことから、日々の体重の増減に一喜一憂するのは良くない。最低でも10日間の平均値で判断すべきである。







2023/12/11 月

 こじんまりとした生活を続けていたら、あっという間に時間だけが過ぎていく。食う事くらいしか楽しみがなくなっている。







2023/12/12 火

 昨日も書いたけど、食うことと寝ることくらいしか楽しみが無い。
 ただ、田舎なのと、台所が無いも同然なので、食べる物の選択肢が狭いのが問題。そろそろ飽きそう。







2023/12/13 水

 眠い。毎日7時間以上は寝ているのに、眠い。毎日飲んでいるのがヤクルト1000でない、パチモンの方だからなのか。ヤクルト1000の方を毎日飲めば熟睡できるのか。そういえば「このリハクも」のリハクって、漢字だと「李白」なんだろうか。







2023/12/14 木

 最近作ったプログラムが、それなりの活躍をしたので嬉しい。高い方のAutoCADなり3DCADなりあれば、こんなプログラムを使わなくても済むのだけど、使う機会が殆ど無いものに高い金を出せるほど儲かってはいない。







2023/12/15 金

 たびたび書いているが、食生活がマンネリ化している。何か変わったものが食べたいのだが、それが何なのかわからない。問題の根が深い。







2023/12/18 月

 付き合わされた会議で、午後2時から7時半まで座りっぱなしだったのだけど、足が痛くなって歩くのが難しくなる。エコノミー症候群とか、こんな感じなのかもしれない。







2023/12/19 火

 10年前に作った形状計算のライブラリをつぎ足しながら使い続けているが、10年経った今でもバグが見つかる。仕事で使っていたものなので、大丈夫なのかと心配になる。







2023/12/20 水

 疲労が溜まると視力が落ちて、文章を読むのが辛い。







2023/12/21 木

 冷え込むが、去年と違って瀬戸内海沿いなので、水道管の凍結は無さそう。去年は水道管が凍結して給湯器が使えなくなって、笑えなかった。







2023/12/25 月

 今年のクリスマスはイタリア産の1本500円の安ワインを飲んだが、コストパフォーマンスが良かった。








2023/12/26 火

 私の事をやたらと嫌っているパワハラ営業に、「何でお前会議に出ているの?」と言われる。本当、何で私はこんな会社に居るんだろうね。

 もう転職先を探すのも面倒だから隠居したい。貯金無いけど。








2023/12/27 水

 書店そのものが減っている中、書店の中の漫画コーナーも小さくなっている。一方で出版されている漫画の種類は増えているので、結果、欲しい漫画を書店で買いにくくなっている。アマゾンで買うか、電子書籍で読むかしかないのか。







2023/1228 木

 帰省、といっても車で50分そこらだけど。

 小さな会社は、人間関係に失敗するとどうにもならなくなる。しかも、7割くらいは他人の所為でこうなってしまったとなると、やってられない。