閑楽停通信15号ボツ原稿
道路拡幅計画のその後
本町センター街を通る本町西山線の道路拡幅計画が浮上してから既に40年近い歳月が経っている。その間、道路行政の変化や本町センター街の商環境の変化、さらには三田市域での大規模ニュータウン開発による人口増など、数多くの変化がセンター街の現在に関わってきた。しかしながら、センター街の道路拡幅計画は、存在したままである。
現在、はっきりしていることは、本町西山線が幅員9mの都市計画決定がなされている、ということだけである。この40年近くも前の計画から、一歩も進んでいないのが現状である。しかしながら、最近になって、大きな変化が現れてきた。三輪石名線が武庫川を越えて本町西山線と交差する場所まで延伸の準備が整ってきたのである。計画上は、三輪石名線は、このまま石名まで道路を延伸することになっているが、それだけでなく、本町西山線と三輪石名線が交差する地点から旧市民病院方面へ、本町西山線の一部道路拡幅、という噂も流れている。
1998年に中心市街地活性化法が成立し、中心市街地の活性化策に対して行政が大幅な支援策を行えるようになった。これを受けて、本町センター街でも、中心市街地活性化法を利用した形での活性化策が検討されている。具体的には、現在センター街近代化部会において話し合われている。そこでは、本町に残る歴史的建造物を利用した活性化策やスーパーマーケットの跡地等の利用策などが話題に上っている。また、道路拡幅計画も、中心市街地活性化法を利用した形で行うことができるのかどうか、或いは道路拡幅自体が必要なのかどうか、という点からも検討されている。
Copyright(C)1999 Tomohiro Ogawa All Right Reserved
戻る