1998年度研究演習T
志望理由書
希望する研究テーマ
・ 都市の変化(ニュータウン再開発)
・ 都市発展のシステムについて(都市の複雑性の分析)
・ 地域情報化(情報化の推進によって地域がどのように変化するのか)
志望理由
Key Word :構造変化、情報化、社会計画、ニュータウン、意志決定、創造性
私は、人類が現代社会において抱えている諸問題を検討・把握し、その解決法を探るという、その方法論に興味を持っている。産業革命以降止まることなく前へ進もうとしてきた人類社会は、20世紀後半に入ってから、多くの内在していた問題点を表面化させているが、その問題を解決出来ずにおり、又、解決手段を持たない問題も数多く存在している。このような問題に対して、ただやみくもに解決方法を探るのではなく、“自分たちにとって望ましい未来”とはどのようなものなのか考え、その求めるモデルに沿った結果を導ける解決方法を考えていきたい。
具体的な研究対象としては、都市や情報といったものを考えている。自然発生的都市と人工的都市では抱えている問題が大きく違うように思われるが、その違いがどのようなものか具体的に検証してみることや、都市の発展する中で人工的都市が時間軸の変化と共に自然発生的都市に変化していくのではないかと考えているので、その変化の過程や複雑性について研究してみたい。さらに、近年情報化に伴って急速に変化しつつある社会システム全般が、人間にどのような影響を及ぼすのかという点も現在注目しているものである。
都市や情報を研究対象とするにあたり、ニュータウンという存在が大きな位置を占めることとなりそうである。ニュータウンは、(日本においては)現在進行形で建設が進められている場所もあれば完成から30年以上たったところもある。これらのニュータウンは、情報化について考える時も、再開発について考える時も私の目からは適した研究フィールドであると思われる。
以上のような問題意識・テーマをもって志望理由とする。
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