詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集7 リプレイ

リプレイ

あぁ、いつになっても同じことの繰り返し
静寂に明ける日差しの中で
繰り返して来たことを嘆く自分の勝手さ

あぁ、いつになっても同じことの繰り返し
築いたものを砕いては
砕いた愚かさを嘆く自分の不甲斐なさ

誰でも良いからどんな胸の中でも良いから
抱かれて安らかに眠りたいだけなのに

ただ、純粋にそうしたいと願うだけなのに
しかし、そこにはこの空洞なる不安定さの元に
生まれた自己嫌悪が残る

刺し入れることの出来ない不条理さに
満ちた暮らしに対する自己不満足

そしてまた同じくしていつの日か
同じ様にこうして寝そべりながら

あぁ、いつになっても同じことの繰り返しか
静寂という暗闇の中で
我が身をエゴで慰めるだけ…