麦わら畑に陽は落ちる
麦わら畑のまんなかを
のんびりと通り抜ける
広く澄んだ青空に
浮かぶ流れる白い雲
それは単純にボクの心を映し出す
感情もなく渡り行く
街から街を意味も無く
普通の暮らしになんて興味ない
太陽の影だけがボクの道しるべ
それは単純にボク自身を表現し続ける
麦わら畑を吹き抜ける
どこか冷たい風は
汗ばむ額と体を冷やし
ぶるっと鳥肌をたてる
遠くに見える地平線の端っこに
また訪れる明日を予感する
何かを信じて足を踏み出すけれど
そこに何があるわけでもない
それは単純に生きていることの象徴