詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集5 オアシス

オアシス

遠く離れたどこかへ行きたいなんて
今ある現実からどれだけ夢みたいな出来事なのか

待ちこがれて訪れたチャンスさえも
有意義に使いこなせず
届かぬところにいってしまってから
再び願ったところで、ただ風が吹くだけ...

不安定を夢見ながら安定を歩む
破壊さえも心配で、足を踏み出す事さえ出来ないでいる

出来たことと出来ること、そして、これから

足をばたつかせ、先を見ては
ため息を荷造りし始める

たまには..なんて思ってみても
もう後戻りできない所まで来ている

遠く離れて午後の日差しを浴びるあの日々よ
ボクはこれからドコへ向かえばいい...