詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集4 月夜の晩に

月夜の晩に

僕はどこで生まれ、どこへ行くのだろうか
遠く生まれた街を離れ星の彼方へ
夜空を飛び越え、新しい空へと

僕は何で生まれ、何をするのだろう
汗をかき、涙と笑いに包まれて
夕焼けが沈むまで歩き続ける

僕はいつ生まれ、いつ消え行くのだろう
光と闇を繰り返し、太陽を見つめ、
雨を受け、雲を振り払い、日を重ねる

そして、時々、月の上から街並を見下ろし、
僕のいる場所を確かめている