詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集4 出口

出口

ボクには出口の扉が見つからない
ボクには出口があるのかわからない

扉なんだか、抜け穴なのか
マンホールなのか
自動ドアなのか...

ボクには出口の形がわからない
ボクにはそれが必要でないかのように


ボクには出口の先がわからない
ボクには先があるのか知らない

青い空なのか 路地裏なのか
誰かの部屋なのか 深い海の底なのか...


ボクが何を求めているのか?
ボクには求めるモノは必要なのか?

君の手か 神の声か 木漏れ陽か
果物か ありの巣か、笑い声か...

ボクには出口が必要なのか
ボクには出口を決められない

それは、今
判断すべきでないように
ボクには何も考えられない