詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集4 いやになる

いやになる

なんにもしたくない なんにも手に付かない
誰とも話したくない 誰からも連絡がない
行くところもない やることもない
金もない 女もいない ボクがない

そんなとき 全てがイヤになる
そんなとき 死がボクを支える

中途半端だから 形になってないから
全てに対して 誰に対しても
時に対しても ボクに対しても
人生に対しても 死に対しても
起りうるあらゆることがイヤになる

なんにもしたくない なんにも手に付かない
布団だけがボクを温かく包込む
ボクの存在ってなんなのか...