詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集3 月夜

月夜

僕はどこで生まれ、どこへ行くのだろう
遠く生まれた街を離れ星の彼方へ
夜空を飛び越え、新しい世界へと

僕はなんで生まれ、何をするのだろう
汗をかき、涙と笑いに包まれて
夕焼けが沈むまで歩き続ける

僕はいつ生まれ、いつ消え行くのだろう
光と闇を繰り返し太陽を見つめ
雨を受け、雲を振り払い、日を重ねる

そして、時々、月の上から街並みを見下ろし
僕のいる場所を確かめている