詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集3 夕焼け

夕焼け

広がる 夕焼け 果てしないボクの憂鬱
空の向こうに 明日が 静かに吹いている

雲が流れる隙間に独りぼっちのボクが
涙をためて 微笑んでいる

夜になると 景色が変わり動き出す夜空にため息をこぼす

さっき見た 夕焼けの色が足早に目の前から消えてしまうのだろうか
駆け出すボクの気持ちが一人歩きしてしまいそうだ

地平線が夜に混じってしまう前に  家に帰ろう
夜空が街を覆ってしまう前に    眠ってしまおう

大事な ボクを無くさないように