詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集2 文鎮

文鎮

吐き出されたうだつけだるさ
後頭部にのこるこのオモリ

苛立つ気持ち、前と一緒
再び現われた症状
何処にも向けようのない
内向的攻撃性爆発症

僕のなかでぐるぐるまわる
捕えようのない回答

湯立つ脳味噌、前と一緒
胃のなかに残る愚痴
何にも何処にも向かうこともなく

ぼくのなかでぼくがかかえる
とんでいきそうなぼくのきもち