詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集2 こんなボク

こんなボク

誰かボクを愛してくれませんか
意気地なしで弱虫なボクを
真夜中に膝を抱え
月に向かって言う寂しがり屋な
独り言を

誰か優しく迎かえ入れてくれませんか
行き所もなく風にそよぐ
ボクのキモチを
たまにふわふわと何処かを
見つめるところがあるけれど..
きっとそれはあなたを優しく見守るための
強い瞳です

誰かずっと傍にいてくれませんか
飽きてしまっても空気のように
あたりまえの風景になって
ずっとあなたの傍にいたい
離れられない会話となって
あなたのなかに住んでいたい

誰かこんなボクを好きですか
光のなかでは過ごせずに
影ばかり気になってしまって
堂々と道の真ん中を歩いて行けない

こんな意気地なしで
弱虫で
寂しがり屋で
夜が似合う独り言を...