詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集2 おとしもの 1

おとしもの 1

誰か僕の大切な...を知りませんか?
あれがないと僕は生活を営むことができません
誰か僕の...色した...な形の...を知りませんか?
...のなかには僕の大切なものばかり

もしくは、
僕の...、名乗り出てきなさい
『私はここよ』と、大声で叫び声がかれるまで
僕の来るのをまちなさい
鳩をとばしても、電報を打っても構わない
着払いでもいいから、とにかく
僕のもとに戻っておいで

誰か僕の...を見つけたら、交番に届けてください
ネコババなんかしようとしたときには、
僕が電信柱の影からあなたを一生呪ってやる