電車は走る
継ぎはぎだらけの毎日に
またもや、朝日は昇ってくる
かかとのつぶれた靴をはき
詰め込まれる、鉄の塊
これしかないんだと、
みんな必死の形相さ
流れる窓から、今日もいい天気ですと
小鳥がさえずり、ボクをだめにする
走りさるかわいい顔した変形型移動装置
おまえなんか嫌いだ、
便利なのがなまいきなやつ
青空のもとに、今日も飛び出した、、
白い雲の様にながれつくままに
うみねこの叫び声、波がボクを誘惑する
頬に受けるべとついた潮風
おもいだけは、太陽を浴びて、、、
ボクはまたビルの中に吸い込まれていく
燦々と朝日を背中に受けながら、、
ボクは永遠に来ない逃避行きを待っている。