詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集1 神経

神経

いつしか 空を飛べると思って
足元のことになんか気をつけていなかった
いつしか 誰かを傷つけていたなんて
思っても見なかった

もう ありに水を掛けるのをやめよう
溺れ掛けているありに水をあげるのを

いつしか 空になれると思って
ぼくは 誰かを傷つけていた