詩とイラスト[ Like A Moon ]コトバノカケラ 詩集1 さみしさ

さみしさ

さみしさは とっても さみしくて
さみしいと ひとりで つぶやいている

さみしいからといっても どこに 
うったえられるわけでもない

ぼくがただ おくびょうになっているだけなのか
ぼくがただ そのきになっていないだけなのか

そのこたえはいつまでも わからずに
そのこたえはいつまでも からまわり

だれでもいいわけじゃなく
だれじゃなきゃだめなわけじゃない

ぼくがたんに ゆめをもとめているだけなのか
ぼくがたんに ひとりよがりなだけなのか

さみしさが さみしいよるに さみしいと
ひとりで  ふとんに くるまっている

かぜのつめたいよるは とくに
ひとりであるくよるは きまって

だれかに きづいて もらいたいけれど
だれかに やさしく だかれたいけれど

さみしさは だれにも どこにも なんにも
きこえないこえで さみしいと つぶやきになる

こころのなかで ふとんのなかで 
くらく つめたい ひえきった
ひとりぼっちのへやのなかで、、、。