夜の時間

途方もない時間がボクに降り注ぐ
言葉だけが頭のなかを駆け巡り答えを求めている
それが実る 光のなかに ボクは何を求めるのか
手をかざし 輝く時間の前を歩こうとしている

誘惑と偽善が入り交じる 毎日がぼおっと光を放つ
そんな道だけが どこまでも果てしなく 前に伸びている

ゆっくりと動く記憶の中 幻だけを糧にして
歩き出そうとしている 無知のボク

遠く離れた地平線が 手にとれないから
まだまだ 自由に どこまでも 走り回れる気でいる

だけど 明日はまたやってくる
ボクの言葉とは関係なく
飛び出すように限りなく

夜の時間だけが 何かについて考えるボクに
そっと やさしく 微笑んでくれる
まるで 歩いているボクを 後押しするみたいに