架空

僕の見ていたものが 廃虚と化す
僕の見てきたことが 無意味になる
君の体も嘘のように真新しい透明色に変わっていた
すべて現実だと思い込んでいたことが嘘だった

もう全部幻想的にしか映らない 苦しむ 悩む 笑う
青い空も 白い雲も 今僕が立っている大地でさえも

最初から透明で存在し得ない 一夜の夢なのか