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BIOSを最新のものにアップデートしておきましょう。古いBIOSだと、Windows2000β3に対応していない可能性があります。また、必要なデータはMOや他のコンピュータなどにバックアップを取っておきます。既存OSからアップデートインストールする場合でも、データが壊れない保証はありません。
セットアップ方法は、ハードディスクをフォーマットしての新規インストールをおすすめします。Windows98やWindowsNT4.0からのアップデートではいくつか問題点が指摘されているようです。Windows2000はCD-ROMブートをサポートしているため、BIOSの設定でシステム起動のデバイスをCD-ROM最優先にして(ThinkPad600のマニュアルを参照)、Windows2000のCD-ROMを挿入し、コンピュータを再起動させます。後は画面の指示に従ってください。
ThinkPad600内蔵モデムもドライバが用意されているため、難なくインストールされます。また、USB Intelli Mouseを装着した状態でもサスペンド状態に移行できるようになっています。ただ、SCSIカードのドライバはAdaptecのものしか用意されていないらしく、現在使用しているIO Data“PCSC-F”は使用できません。ネットワークカードのCorega“Ether PCC-T”はドライバがCD-ROMに用意されていますが、ACPIに対応していないらしく、このカードを挿入している時はサスペンドができません。
ほとんどのソフトが正常に動作しています。ただ、動作に問題のあるソフトも存在します。たとえば、フリーソフトの“Rwatch”は一部文字化けを起こしたり挙動のあやしい部分があります。VBで作られたソフトはうまく動作しないのかもしれません。また、“Yahoo! Pager”は新しいメッセージが到着した時、そのメッセージのところまで自動的にスクロールしてくれなくなりました。誰かとメッセージのやりとりをしているとき、最新のメッセージを見るために自分でスクロールさせる必要があります。
今のところそれ以外の問題は見つかっていません。
Windows2000で一番気に入っているのは、OS自体がNTベースであるため、リソース不足に悩ませられることがなくなった点です。実際、Windows98ではよくハングアップしていましたが、Windows2000β3では1度もハングアップを経験していません。Windows98は(SEでも)サスペンド状態への移行が不安定でしたし、長時間稼働させ、様々なアプリケーションで作業しているとリソースが不足してきて、ハングアップすることがしょっちゅうでした。僕の環境ではβ版のWindows2000の方がWindows98SEより明らかに安定して動作しています。PentiumII266MHz、メモリ128MBでも十分快適(本格的に運用を始めると、128MB以上あったほうが快適です)ですし、サスペンド状態への移行、復帰もかなり高速になりました。システム自体の起動、シャットダウンも遅くはありません。現時点でも十分実用に耐えうるレベルでしょう。もちろん、ドライバのサポートはまだ不完全なので、自分の使っているデバイスのドライバが用意されているかどうかは、インストールの前に確認しておく必要はあります。
ただし、ハードディスクは大容量のものを用意して置いたほうがいいようです。現在の容量は4GBですが、10GBへの移行を考えています (現在は20GB)。
現在は「Windows2000β3使用・試用レポート」で報告した不具合はすべて解決されています。ネットワークカードのCorega“Ether PCC-T”を挿入しているとスタンバイできない問題も、ドライバを新しくする(http://www.corega.co.jp/support/download/download.html)と解決したので、ACPIに対応していないことは問題ではないようです。また、IO Data“PCSC-F”のWindows2000用ドライバも公開されました(http://www.iodata.co.jp/lib/pccard/pcscf.htm)。
http://www.microsoft.com/japan/windows2000/
Windows 2000 (microsoft.public.jp.win2000)
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