残る日本料理屋消える日本料理屋28/Feb/1997

 ロンドン市内には、たくさんの日本料理店がある。対象は広いだろうが、やはり日本人が使うことが多い。海外での日本食は高いというイメージがあるが、それは店によりけりである。
 今日は、たまたま2軒の日本料理屋をはしごするはめになった。というのも、一軒目のカラオケルームが、ダブルブッキングになっており、予定していたカラオケ大会ができなくなってしまったからだ。金曜の夜、もう無理かと思ったが、たまたま1軒空いていた店があり、そこへ移動することにしたのである。
 ダブルブッキングされた店は、まあ、いろいろあったものの、居酒屋風で、品揃えもまあまあで、値段もお手頃。また行くに値するような店で、結構客も来ていた。しかしカラオケに行った店、ここは客が我々の他は誰もいない。21:00に行ったとはいえ、不思議な状況である。それだけ問題を抱えているのであろう。ちなみにここは、昼食の予約をすると、一人£25はオーダーしなくてはいけないそうだ。これはあまりにも高い。
 日本料理だから高くてもいいという時代は、この円安時代には通用しない。結局安くて質のいい店に人は流れるということなのだろう。それにしてもあの店大丈夫だろうか。


アラブ系の街27/Feb/1997

 私が通勤で使う経路の中に、Marble Arch - Edgware Roadというルートがある。この通りには、アラブ系の店が建ち並び、帰りなどは、それまで通ってきたオクスフォード通りの商店街から、一挙に外国に来たという錯覚にまで陥ることもある。
 どんな店があるのか。まずアラブ文字の看板も光る食品店。そしてレバノン料理店が多い。またアラブ系の銀行の支店もこの通りに集中している。極めつけは、"Beirut Express"という店。何を売っているのか、一度入ってみたいが、何となく足がのびない。しかし、思わず大川興業の「レバノン」を歌ってしまいそうになった。
 ところで、この通りの中に、私の家から一番近い大型スーパーSAFEWAYがあるのだが、ここもアラブ系の客が多い。女性は黒いベールをかぶって買い物をしている。「ここどこや」と思ってしまうこと多数。結構不思議な空間である。


NationalLottery26/Feb/1997

 夕方、事務所の近くのEuropaFoodsというスーパーへ行くと、レジには長い行列が。「そうか。今日はLotteryの日か!」
 ギャンブルが公認されている国、イギリス。国も胴元をやっている。まあ、そんなことはないが、言ってみれば話の例え、それがNational Lottery。つまり宝くじである。
 イギリスの宝くじには2種類ある。一つは、スクラッチカードを削って当たりが出れば賞金がもらえるもの。このタイプは私は日本でもはまったものだ。もう一つが、数字を選んで、抽選番号と合えば当たりというもの。このタイプの賞金は大きい。
 後者の抽選日は、昨年末までは毎週土曜日であったが、今年から水曜日が加わり、週2回になった。この時、「射幸心をあおる」とか「賞金金額がさがる」といった議論が出ていたものの、結局予定通り実施されている。遊び方は、1から49までの数字の中から、6つを選び、それを専用のマークシートに記入し、くじを購入する。1口£1。だいたいのスーパーやニュースエージェントには、くじの発行のための機械があるので、どこでも購入できる。
 そして、各抽選日の19:50からBBCで放映する"National Lottery Hour"を見ることになる。抽選は20:00から。ビンゴマシーンの親分のような機械で、6つの当選数字と、1つのボーナスナンバーを選ぶ。6つ合えば大当たり。5つとボーナスナンバーならその次。続いて5つ合致、4つ合致、3つ合致と続く。3つ合えば賞金は£10。大当たりだと£2,000,000である。大当たりがないと、翌回に持ち越しになり、賞金額は増える。もうギャンブル帝国。19:30が発売締め切りなので、抽選日のこの時間になると、お店のレジの前には長い列が……。みんな好きだなぁ。そう言う私もたまに買っている。でも全く当たらない。まあ、大当たりの確率は1/(49*48*47*46*45*44)=1/10,068,347,520ですからねえ。けど一山あててみたいものだ。


有名人にあったぞ!25/Feb/1997

 夜、夕食を食べに行こうということで、19時の街(野口五郎じゃないよ)を職場のエスパーニャ氏とレスタースクエアを歩いていた。すると、そこには黒山の人だかりが……。

「有名人が来るのか」

歩行者天国の中に、低いバリゲード(爆弾騒ぎの時などに、テープと共によく使っている)で、車道が造られている。ちょうど車が数台は行って来た。こういうときに長身の自分は(187cmあります!)得である。向こうにドレスを着た女性が見える。男性も歩いているが、顔が見えない。誰じゃ!入っていった映画館の入り口の上の電光掲示板を見てみると、「19:15から舞台挨拶」とある。次に挨拶者の名前が。

「トム・クルーズ!!うわぁ!!

そうである。あのトム・クルーズである。どの後ろ姿かはわからないが、トムクルーズの背中をバッチリと見てしまったようなのだ。(確信はできないけど、一応車から出てきた人全員見ましたから大丈夫でしょう)
 ロンドンにいると、いろいろな有名人を生で見ることがあるようだ。うちの所長の奥さんは、Kensington Gardenを散歩していたら、あのダイアナさんが歩いているのを見かけたそうである。王室なら、私も国会の女王演説の日に、馬車に乗るエリザベス女王とチャールズ皇太子のツーショットを見てしまった。芸能人も多いようで、この前マドンナが来ていたときは、結構街中を歩いていたようだし、通好みと言えば、Brixton(ロンドン南部のアフリカ系の人が結構住んでいる地区。ライブハウスも結構あるようだ)で、EverythingBut The Girlの女性の方を見かけたという人もいた。けど街を歩いているだけで、世界的な有名人がいるところを目撃できるなんて、あまりない。東京でも、日本の芸能人が関の山だろう。
 やはり国際都市・音楽の情報発信基地ロンドンならではの光景なのだろうか。考えてみれば、普段からすごいところを歩いているなかなぁと、再認識させられた日でした。

参考:私の通勤経路(バスです)
Paddington - Edgware Road - Marble Arch - Bond Street - OxfordCircus - Picadilly Circus - Trafalger Square
です。途中、Hyde Parkの横や、Oxford StreetRegentStreetの繁華街、Eros像、The Mall(バッキンガム宮殿への入口)、そしてBig Benを見ながら通勤しています。これってかなり贅沢かな。


MiltonKeynes24/Feb/1997

壁の修理が未だ終わらない。今日は塗装をしたようで、またまた薬品臭い。また風が強いので窓を開けるなというお達しが。たまたま家に帰ったときにいた修理屋のオヤジがそう言った。本当なら今日終わるはずだったのに、尋ねてみると、金曜日までは終わらないそうである。「キッチンだともっと大変なんだよ」と彼は言い残し、帰っていった。元々は家主が勝手に言いだして始めたこの工事、絶対に抗議して、家賃をマケさせようと、心に決めた。……では本題に

 イギリスにありながらイギリスらしくない街、それがミルトンキーンズである。by nagoyan

 イギリスの街と言えば、曲がった狭い道、古い建物、汚いニュースエージェント、そして街角のパブというのが代名詞だろう(そうか?)。しかし、そういう感じを受けない街。それがこのミルトンキーンズである。この街との出会いは、昨年の夏、スコットランドを旅行中に宿で見ていた、地図の上であった。曲がりくねった市街地ばかりのイギリスの街で、ミルトンキーンズだけが、綺麗に碁盤の目にそろった道路が描かれており、私の目が止まった。「ここだ!」場所はSilverstone Circuitの近くということで、旅行から帰った次の土曜日に、F3000観戦がてら、行ってみた。
 ロンドンから1時間。高速から降りると、時期に市街地が近づく。そこには、イギリスでは皆無とも言える超近代的な低層のビルが並んでいた。ショッピングセンター横の駐車場に車を入れ、店へ向かう。するとそこには、ロンドンのハイストリートにあるような店がずらりと並んでいる。ただ歩いても30分はゆうにかかる広さである。「こんなところがイギリスにあるなんて」ただ驚いた。
 今日はたまたま仕事でミルトンキーンズへ行く機会があった。ロンドンのユーストンから電車で35分で到着。駅前はだた広々として寂しい。周りには近代的な建物がずらり。イギリスらしくない。もともとこの地区は3つの町であり、中には13の村があったそうである。そこに新たに造られたのがこの街である。しかしながら、昔の村は今も息づいており、その辺りは、曲がりくねった道と古い建物、そしてパブがある。何か安心する。聞くところによると、1km四方に碁盤の目に道を張り巡らしたものの、昔の村は、全てこの碁盤目の中にはいるようにしたそうで、日本のように、昔の街を取り壊して開発したのではないそうだ。
 開発担当部署の日本担当(本当にある)の説明の中で、この街は、ベッドタウンではなく、職住隣接の街だという話があった。その中での会話(実際は英語です)。

「この街の中では、車で約20分で通勤ができます」
(ふむふむ)
「この街は、山手線内より少し大きい面積である」
(わかりやすいようでわかりにくい説明だな)
「上野から目黒まで車で何分かかりますか?」
はあ〜

どういう例示だろう。実に通が好むような場所の選定である。まあ「田端から大崎まで」よりはメジャーだろうけど、せめて「新宿から品川まで」とか「上野から渋谷まで」位の方がいいんじゃないかと思った。
 まあ、この街を歩いて思ったことと言えば、やはり「つくばみたい」ということだろう。こう言うと日本の方でもおわかりになるでしょう。人口も16万人と、つくばに似ている。首都からの距離もほぼ同じ。ただつくばと違うのは、学園都市ではなく、工業都市であることと、鉄道が通っていること。まあ、イギリスは土地が余っているからこういうこともできるんでしょうね。


日曜日の営業時間23/Feb/1997

 ちょっと遊びに出掛けて、家へ帰ってきたのが17時ちょっと前、今日はチンジャオロースでも作ろうと、昨日ヤオハンで日本種のピーマンを買ってきておいたところだ。しかしそこで気が付いた.。

「椎茸がない」

普通のスーパーでも椎茸なら手に入る。とりあえずうちから一番近いSAFEWAYへ行ってみると、今日は17時閉店!困った、そうだ、Oxford StreetのTESCOは18時までやっているはずだ!ということで、ロンドンの「銀座通り」「一番町商店街」「栄地下街」(おわかりいただけだでしょうか)とも言えるところまで、椎茸を買いに行く羽目になった。
 イギリスでは、長い間日曜日の大型店の営業は法律で禁止されていた。しかし最近実状に合わないということなのか、6時間の営業が許可されるようになった。だいたい10〜1611〜1712〜18という時間帯で営業しているようだ。それでもハロッズなどの高級店は日曜日は休業するし、田舎の方へ行くと、だいたいの店は休業している。
 キリスト教の国、やはり日曜日は安息日ということで、休むのが本筋なのだろう。しかし人の行動パターンは変わっているだろうし、観光都市ロンドンの中心部が、日曜日に死んだ様になっていたら、台無しだろう。今では、日曜日のロンドンの中心部は、土曜日程じゃないが、結構買い物客でにぎわっている。
 ちなみに、ドイツでは日曜日の大型店の営業は完全に禁止になっているようで、昨年暮れの日曜日に訪れたケルンの街は、一部の飲食店を除いて、商店街の店は閉まっていた。しかし、ショーウィンドの飾り付けが非常にきれいで、また照明を落としていないので、まるで開店している様うな印象であった。人通りも多く、また広場ではマーケットが開かれており、店は閉まっていても、街は生きていた。
 さて、私は無事に椎茸を買い、またついでに買い物をし、無事チンジャオロースを作ることができた。ちなみに平日のTESCO Oxford Streetの営業時間は7:30〜22:00。便利な店である。


Harrods22/Feb/1997

 「結婚祝いに何を贈ろうか?」3月8日に世話になった東一局国士氏が結婚するのだが、さすがに仙台までお祝いに駆けつけるというのも無理なので、イギリス的な何かを贈ってやろうと思いついた。何がいいか……とりあえずハロッズグッズで決めよう!と思いつき、今日の午前中はハロッズに行くことになった。
 ハロッズと言えば、皆さんおわかりになるだろう。ナイツブリッジにある、ロンドンでも有名な王室御用達の百貨店で、何でも売っているとも言われている。まあ、ロンドン観光コースの一部にまで数えられる百貨店なのである。今日はそこの地下にあるハロッズグッズコーナーへ出向いた。入口は相変わらず込み合っており、4人位の警備員が出ており、ディパックを背負っている人に対し「手で持って下さい」と注意している。結構厳しい百貨店である。とりあえず目的のグッズコーナーへ。途中免税手続の日本語デスクがある。ここで異国情緒も萎んでしまうのが残念。でもリファンドを受ける人にとっては助かる存在でしょう。さて目的地のグッズコーナーは……やはり日本人がいた。いますねいますね。けど私も日本人…みんな結構きれいな格好しているときに、汚いズボンにジージャンというラフな格好ではありましたが…。地下のコーナーは、袋、エプロンなどが充実しているので、便利。私もいろいろ物色し、購入。ここのレジは先に支払方法を確認してくる。イギリスの店では、レジに打ち込みをしてから、現金を出すか、カードを出すか、小切手を出すかを見てからレジの人が操作するのだが、この辺が細かい。それに格調高い。私には似合わないことがわかる。
 さて、私もハロッズに行ったのは今日で3回目。一度中をじっくりと歩く機会があったが、実に陳列商品が多彩、そして何と言っても良質ではあるが高い!とても普通の買い物で使う気がしない。でもこの前はソファーコーナーで、生地の色を見ている御婦人がいらっしゃったりして、やはり貴族層の方々は、一般の百貨店として使われるのでしょう。日本の三越や松坂屋なんて比じゃないくらい高級ムードがある。そこで庶民のために前挙のグッズコーナーがあるのでしょうが、そのコーナーも広い店内に何カ所かあり、服が多いところ、スポーツ用品が多いところと、周辺のコーナーに合わせた構成になっている。またグッズも有名どころの袋や紅茶の他に、石鹸やビール、へちま、金色の歯ブラシなど多種多彩、見ていてあきない。
 買い物しないなら、観光コースにうってつけの百貨店だろう。買ったら大変、大散財。


名古屋弁の会21/Feb/1997

 これだけ全国をまたにかけた私でも、故郷を想う気持ちはある。そんな折り、名古屋弁の会の知らせ。当然の如く出席通知を出し、今日の今日まで待ち続けていた。ここまで昨日とほとんど同じ話である。今日はロンドンの名古屋出身者の会。たまたま幹事が私の大学の先輩であったため、話が回ってきて、出席の運びとなった。場所は…なんとテムズ川クルーズ!夜の風景もひとしおである。19時開始ということで、少々急ぎ足で会場へ、船内に入り、出発を待つ。
 さすがに初めてだけに少々緊張。とにかく手の空いた人に話しかけてみる。このひともあのひとも土着名古屋人。昨日とは様子が違う。とにかく名古屋生まれの名古屋育ち、会社も名古屋だった人が多い。私のような「よそもの」はいなかった。昨日の宮城県人会は結構宮城県人歴の短かった人もいたのに…と思いながらふと気が付く。「そうか、夫婦そろって名古屋人という人が多いのか」そういうことなのである。宮城県人会の夫婦参加の人は、どちらかがという人がいたが、名古屋弁の会は"もろ"名古屋である。
 故郷は遠くにありて想うものともいうが、名古屋を離れた人は、はじめて名古屋というものが見えてくるのでしょう。私は客観的に名古屋を見てきましたが、この参加者の方々は、イギリスに来て初めて名古屋を離れた方も多いでしょう。その時初めて名古屋の良さも悪さも見えてくるのでしょう。まあ、そんな堅いことは抜きにして話しました、名古屋ネタを。「名古屋の喫茶店のモーニングは、イングリッシュブレックファーストを真似たんじゃないか。」とか「やっぱり茶店とパチンコ屋は必須」とか言いたい放題。終いには船窓に広がる夜景を見ながら、「セントポール……別院だがや」「グローブ座……大須演芸場だがね。コメ兵はその奥」などと言い、ついには赤いロンドンバスを見て「名鉄バスだがや。あの色が違うのは三重交通」と言っていた。しかしみんな意見一致。やはり同じネタがわかる人たちはおもしろい。
 こういう日本人コミュニティの会合もまんざらじゃないなと感じたこの2日間だった。


英国宮城県人会20/Feb/1997

 これだけ全国をまたにかけた私でも、故郷を想う気持ちはある。そんな折り、第10回宮城県人会の知らせ。当然の如く出席通知を出し、今日の今日まで待ち続けていた。今日はその県人会の日。18:30からシティのRIBONという日本料理店ということで、行く直前に地図を広げる。

近くに地下鉄の駅がないやんか

どうやっていこうか思慮した末、近くにBRのCityThemes Linkの駅があることを発見、それを使うことにする。
 Blackfriarsの駅から、たったの一駅だがBRを使うため(というか、ただ乗ってみたかっただけ)に乗り換え、BRの駅のホームへ向かう。3階位まで昇りホームへ出ると、乗りたい列車は、そこから地下道(というか2階まで降りて)を使わなくてはならないという表示。「今頃言うなよ」と思いながら表示に沿って5番線へ向かう。ホームには列車が停まっていた。しかし誰も乗っていない。「変だな」と運転席の方を見ると、客が運転士と話している「もしかして何かあったのだろうか」、とりあえずホームで様子を見ることにする。発車表示は、18:04だが、18:10発車に遅れると出ていた。「まあ、いつもの奴か」などと思い立っていると、列車に乗り込む人がいた。私もとりあえず一緒に乗って、シートに座って待っていた。すると車内の電気が消えた。

どういうこっちゃ

発車表示を見ると、キャンセルと出ていた。運休である。どうやら故障か事故がこの先であったようだ。やはりイギリスの列車運行時刻は信用できない。まあ、ここから近いことは知っていたので、歩くことにする。この辺りは、セントポール寺院が近いので、高い建物は少ないが、新しい建物が結構建っている。年代物の建物ばかりのうちの職場の周りとは大違いである。
 さて、結局私は予定時刻の10分前には会場に到着し、受付を済ませる。場所は結構こじんまりした日本料理屋の宴会スペース(バーカウンター・カラオケ付き)。こういう会合にはうってつけだろう。まず幹事の方々に御挨拶。本当にお疲れ様です。名簿をもらうと、やはり仙台市関係者が多い(私もそうですが)。人口の4割が集中しているだけあって、こうなるのだろう。じきに人も集まり開会の御挨拶。WAKOMAさんはロンドンは長いようだ。こういう人がいてこそ、県人会は盛り上がるのでしょう。そして歓談。いろいろな方々がいる。金融関係、マスコミ関係、メーカー、百貨店、学生さん、現在の会員数は79名。話を聞いてみるとおもしろい。そこで思ったこと、

世間一般の東北人観って何?

ということである。これだけの宮城県人の方々がロンドンで活躍している(実際はその数十倍はいるでしょうけど)ことはまだしも、その方々のパワー、人柄、おもしろさといったら、私が名古屋で出会ってきた人たちのそれと同じくらいである。東北の人はおとなしくて……なんていうことはないと思う(ここ、かなり独断入ります。結構焼酎飲んでたからなあ…)。
 また、今回驚いたのは、前出のWAKOMAさんが「道楽(とおっしゃっていましたが、そういってはもったいない気がする)」で作っている「インファイル」という週刊情報誌の存在です。ロンドンに関する情報を週刊で、それも本職ではなく趣味の範囲で作っている。そのうえ完成度は非常に高い!感心させられてしまった。
私も読まなきゃ…もとい、投稿しなきゃ。ロンドン在住の方必見ですので、詳しい情報の欲しい方、とりあえず私あてにメールください。参考に詳しい内容をお流します。
 さて、宴会はカラオケ大会に。やはり流れる「北上夜曲」と「青葉城恋歌」。またアカペラで斎太郎節まで飛び出した。やはり宮城県人。そこはもう国分町の飲み屋と化していた。さあ、宮城県に少しでもゆかりあるあなた!英国宮城県人会会員になりませんか。会員資格は、3日でも宮城県民であったことがある人!連絡先等の問い合わせについては、私あてにメールください。事務局の連絡先などについて御連絡いたします。いっちゃね!。(※注:この文章は1997年2月に書かれたものです。筆者は既に日本に帰国しており、お問い合わせに答えることはできませんので悪しからず。ただ文章は書かれた状態のものを残しております)
参考までに、明日は「名古屋弁の会」です。


RoyalMail & Parcel Force19/Feb/1997

 まず最初にお断りを。今日は昨日から始まったリビングの壁紙の張り替え工事のため、部屋中がシンナー臭く、家中の窓を開け、ベッドルームで打ち込み作業をしています。もし文章が途中でおかしくなったらシンナーのせいだと思って下さい。うぅ、気持ち悪い。寒い。でも、このまま寝たら死ぬんじゃないかと思うくらいのひどさです。
 さて、今朝仕事に行く支度をしていると、家のベルが鳴った。戸を開けて来るのを待っていると、ハウスキーパーのおばさんだった。手に持っていたのは某有名精密機器メーカーの袋、日本からの大型郵便が届いたのであった(中身はってーと、わーいわーいおかきだ!ロンドンでは高くてなかなか手が出せない日本の米菓だ!差し入れありがとうございました。ところで善意の方、ロンドンに救援物資を送りませんか。メールにて連絡下さい。うーん、虫がいい)。おばさんは家のポスト入らないので持ってきてくれたのである(私のフラットは、表の扉を入って、その中に20軒の家がある構造のため、配達人は直接各世帯には配達できず、入り口の集合ポストに投函後、ハウスキーパーのおばさんが配達してくれる)。毎日だいたいその時間(8:20頃)に郵便の配達がある。
 その郵便の差し出し日は14日、今日は19日だから5日で届いた計算になる。国際郵便というと、結構時間がかかるというイメージがあるが、実際はそうでもないようで、だいたい5日位で届いているようだ。これは日本からでもロンドンからでも一緒。郵便を支える人たちの迅速・丁寧な対応に感謝しなくてはならない。
 さて、日本では郵便事業は郵政省が行う国営事業だが、イギリスでは民営化されているようで(すいません、確証はありませんが…)、配達については郵便を扱うRoyal Mailと、小包を扱うParcel Forceに別れている。これがくせ者で、配達が違うだけに、不在時の一時預かりが違ってくる。私の場合、Royal Mailの一時預かりは、家から徒歩3分の所にあるPost Office(郵便局)の裏にあるので便利だが、Parcel Forceは、車で15分くらい行った、電車などではとうてい行けないトラックターミナルのような所にある。いっぺん、不在時に小包が届いたため、電話で職場に転送するようお願いしたが、一向に届かない。そこでその辺鄙な場所まで行ったところ、「期限が過ぎたので(日本に)送り返した」と言われ頭に来たことがあった。この国はレターで物を頼む社会なので、電話ではあまり信用できないとその時思った。
 さて、日本では信じられないような事態が去年の夏に起こった。それはRoyal Mailのスト!郵便が届かないのである。さすが労働組合の強い国である。この時ばかりは「郵便事業民営化」に疑問を感じてしまった。ちなみにこのときParcel Forceは動いていた。また、クリスマス休暇はイギリスは地下鉄が止まるなど、都市機能がストップするが、郵便も御多分に漏れず、収集までストップしていた。このときは、全挙のストの時同様、ポストが郵便物で溢れ返っていた。そういえば、ストの時はポストの入れ口が封印されていたなあ。どういう国なんだろう。本当にまあ。でも郵便の配達は確かに早い。
 イギリスの普通の国内郵便には、1st Class(26p)と2nd Class(20p)があり、前者は翌日には配達、後者は2〜3日後に配達と区別されている。一通たった6pの差(60gまで)ではあるが、DMなどでは効果は大きいのではないだろうか。現にうちに来る多くのDMは後者で送られてくる。
 また、この国の郵便局には、様々な機能があり、ただの郵便物の取り扱いの他、宝くじの販売、TVライセンス・自動車税などの払い込みと証書の発行などもしており、また運転免許所得申請書類などがそこで手に入る。日常生活に関することの申請はだいたい郵便局で済む。でもおきまりの長い列が待っているので、気長に待とう!


PecoPena Flamenco Dance "Arte Y Pasion"18/Feb/1997

 最近芸術づいている。今日はたまたま余ったチケットを買わされ、フラメンコを見に行くことになった。フラメンコ=スペイン=ラテン系=インチキという図式が私の頭には浮かんできたが、実際の内容は、行くまで皆目見当がつかなかった。そういえばOL進化論で、ジュンのお母さんがフラメンコをしているようだが(マニアック!)、最近日本でもはやってるのかな。
 20時開演。ステージバックのスクリーンに、鍛冶を打つ人影が。この音がリズムになり、細身の、プロスト先生のような顔をした男性が踊り始めた。踊りはなかなか、しかしリズムだけで音が単調なのが難点。赤いシャツに黒いズボンというのが、実にそれらしくていい。ちなみにバックの鍛冶は、左側のやる気が見られない動きが気になった。
 次はギターと女性の歌。ギターの音は、特捜最前線のテーマ「私だけの十字架」を思い出させるような淋しい音、チリアーノの歌声が頭をよぎった。しかし、女性の声は、仙台パチンコタイガーのCMの女性のようなドラ声。どうもラテン系の女性はハスキーな声の人が多いようだ。動きはなかった。
 続いて、ギターの伴奏に合わせて女性が4人踊る。だんだんフラメンコらしくなってきた。激しい動き、躍動するリズム感。どれもいいのだが、女性の顔が真剣なため非常に怖い。そして、メインの女性登場。さすがに一人で踊るだけあって、リズム感、踊りは最高。きれいというよりかっこいいという感じである。しかし、またこれが笑顔はきれいなのだが、踊っているときはかなり真剣な顔で怖い!。けどプロってすごいなあと感じさせてくれた。
 そして男性とさっきのメインの女性が踊る踊る。しかしこの時気付いたのは、ギター伴奏隊の後ろに「手拍子隊」の存在があったこと。打楽器と言えば手拍子かカスタネットのフラメンコ、やはり手拍子も立派な楽器として成り立っているのであった。最初は拍手させようと盛り上げているかと思ったんだけどなあ。
 そして男性の激しい踊りがあって第一幕は終了。結構な内容であった。幕間には多くの人はロビーのバーへ。また会場内ではアイスクリームを売っている。これは先週金曜日のMissSaigonの時も同様であった。
 十分な幕間で第二幕へ。設定は庭のようだ。ギター、踊り共になかなか。絶賛の拍手が鳴りやまなかったほどである。しかしここで思ったこと。それはギターのお兄ちゃん、こいつが長い髪に無精髭、ロンドンの路上で犬を連れて物乞いするベガーの様に見えたこと。また踊りの一人は若林豪のような強引なもみあげであったこと。また、これだけラテン系の顔立ちの人が集まった所が実際にあったら、だまされたりスリにあったりしそうで、何か怖くて近寄れないということである。全然関係ないところで一人盛り上がっていた。
 フラメンコの感想は、「まあ、一度見てみるのもいいかな」ってところかな。ラテンのリズムが好きな人なら病みつきになるかも。


ロンドンバスの使い方17/Feb/1997

 帰宅の途につき、バス停に向かうと、そこには自分の乗るべき23番のバスが停まっていた。「乗るぞ!」と運転手めがけて手を振り、後ろの乗り口へ走る。もう少しという時にバスが発車。「おいおい、乗るって意志表示したじゃないか。」そんな理由は通じない。すかさず乗降口のポールに掴まり、バスに飛び乗った。「やった。」何とか間に合った。
 ロンドンバスと言えば、やはり赤の二階建て、車掌付き。いまでも現役で活躍している。現在も主流を占めるのが、最初に書いたように、後ろ乗りのドアのないバス。このバスだと、停まってさえいれば、バス停でなくても乗降できるので、信号でよく停まる街中では便利。飛び乗り飛び降りが目立つ。このような一見危険な乗り方(本当に危険ではあるが)、車掌は注意をしない。けがをしたら自分の責任という、こちらのお国柄が出ている。しかしこの型のバス、EUの安全規制に引っかかるそうで、近年廃止となるという噂を聞いた。ロンドン名物だけに、残してほしいものである。
 それではそれに替わるバスと言えば、前乗り中降り(バスによっては前降り)のワンマン二階建てバス。路線によっては常時、また多くの路線では夜間や休日に多く走っている。やはり車掌が必要ないからなのだろう。このタイプ、料金前払いでかつ、行き先により料金が違うため、入り口が大変混雑し、夜の遅い時間、一刻も早く帰りたいときに、街中で立ち往生する。これが結構たまらない。また、行き先や番号をはっきりと確かめもせずに、運転手に「○○へ行きたいんだけど」と聞く輩が多く、これも延発の原因。バス停には親切にも、ABC順に行き先毎にバス停とバスの番号を書いた表示があるのに、である。やめてほしいものだ。
 さて、私が乗る23番のバスで、ごくまれに2階の屋根がないものが登場する時がある。このタイプは、ロンドン市内の観光用には多いが、路線バスではほとんど見掛けない。夏の暑い時期には重宝したが(ロンドンのバスは当然の如くクーラーは付いていない)、この前、くそ寒い時期にそのバスは久々に登場した。おまけに1階は満席。しょうがなく2階に。寒いのは何とかこらえたものの、風が強くて新聞が読めない。いい加減にせい!冬にこのタイプは使うな!と言いたくなった。
 バスは地下鉄と違い、外の景色が見えるので、圧迫感がなく、また楽しい。ロンドン観光に来た際は、地下鉄Picadilly Circus駅のインフォメーションでバス路線の地図をもらい、バスの旅に出ることをお勧めいたします。


餃子を食いたい16/Feb/1997

 昼飯を食いにヤオハンへ行く。ここには大きなフードコートがあり、アジア食の店がたくさんあるので、買い物ついでによく使っている。昨日は魚だったので、今日は肉にしようと言うことで、韓国料理のブルゴギ(焼き肉)にした。席に座ると、横に座った人影、同僚のGo Johnny Go!氏であった。氏も昨日出席しており、肉にしようと心に決めていたそうだ。氏が注文したのはらぁめん瀬戸の餃子2人前。そういう選択もあったなと、心が揺れた。
 ロンドン市内で美味しい餃子を食わせてくれる店は少ない。市内の中華料理店の鍋貼(中国風餃子)は、皮が厚いので日本のそれとは食感がかなり違うし、日本料理店でも、焼き方が違うのか日本のラーメン屋で食べるような味は期待できない。そのうえ値段は一人前£4と、結構お高くなっている。
 そういった環境の中で、唯一日本並みの美味しい餃子を食わせてくれる店を発見した。それが前出のらぁめん瀬戸である。ここは一人前£2.80であるが、週末だけなぜか£2となり、かなりお得。この店には日本と同じ餃子焼き機があり、それゆえ安定した味が出ているのかなあという感がある。そういえば他の店では、「フライパンで適当に焼きました」といったものしか出てこない。餃子は焼けばいいってものではない。きちんと蒸し焼きにし、最後にはからっとさせなければならない。
 昼の餃子に触発され、「よし、夜は餃子にしよう」と決意。ただし出来合いの餃子はあることはあるものの、質は良くないため、自分で作ることにした。ニラがないため、リーク(ニラネギ)で代用。後は日本と同じ様な材料を購入。一番高かったのは日本製の餃子の皮だったような気がする。とにかく餃子環境のよろしくないロンドンである。王将ロンドン店でもできないかなぁ。


市場へ行こう15/Feb/1997

 そういえばそんな曲もあったな……永井真理子だっけ。もとい、今日は同僚の鮎川誠命さんの誕生日ということで、彼女の家で魚パーティーをすることになり、朝から魚市場で材料を買い出しという運びになった。目的地は、市内東部のDocklandsにあるBillingsgate Market。
 このマーケットは、昔からロンドンの魚の台所として、市内中心部のシティにあったものが、その施設が手狭になったために、現在地に移転されたもので、旧式建築の多いロンドンにありながら、建物は新しい。一応は業者向けの卸売市場だが、一般への小売りもしてくれる。但し、購入ロットは、業者向けと同じ扱いなので、箱単位でしか売ってくれない。営業時間は火曜から土曜の4:45〜8:00。はっ、早い!早すぎる。この営業時間に恐れをなして、今まで出かけていなかったが、やはり魚食中心の日本人として、魚市場の実態を知るのも一つの勉強という大義名分で、ただの興味本位で出かけてきました。
 朝5時、車で出発。途中2名を拾い、6時には市場に到着。車がびっしり止まっているが、多くは乗用車。個人購入も多いのだろう。場内にはいると、そこはまるで築地場外の様な活気(ここの市場では魚のセリは行わず、55の卸売業者が定価売りで販売している)。魚の種類は少ないものの、鮭・鯖・虹鱒・鰈など日本でも一般的な魚や、海老・蟹、また牡蠣・浅蜊・ムール貝などの魚介類がずらり。到着がちょっと遅かったため、すでに店終いを始めている店舗も少しあったが、だいたいの店の前には客がついて品定めをしていた。
 我々も場内をくまなく回り、品物を物色。鯖1箱(14匹入り、£9)、虹鱒1箱(6匹入り、£10)、ムール貝(1袋・たくさん、£6)、蟹(甲羅に身を詰めたもの。£1.60)を購入、実は何を作ろうかまだ考えていなかったが、まあなんとかなるでしょう(実際なんとかなった)。魚と言えばフッシュアンドチップスかドーバーソール(平目)位しか浮かばないというイギリスだけに、白人系のイギリス人の客は少なく、やはりアジア系の人が多かった。
 買い物後は市場の中の食堂で朝御飯。日本の魚市場のように、魚の美味しい安飯屋を、3%位期待していたが、やはり無理。市場内のカフェテリアは、街中にある同様のものと一緒。朝食と言えばサンドウィッチかイングリッシュブレックファースト。またコーヒーは、インスタントコーヒーをホットミルクで溶かした「ホワイトコーヒー」だった。結局普通のイングリッシュブレックファーストを食べてしまったが、周りの活気のためか、今まで食べたものより、少しは美味しく感じた。


MissSaigon14/Feb/1997

 今日、ロンドンに来て初めて「ミュージカル」なるものを見てきた。お題は「Miss Saigon」。そういえば日本でも本田美奈子(結構この人の歌声は好きです)あたりが主演でやってましたが、やはり本場ウェストエンドのミュージカルは違う!。何と言っても専用の劇場なので、セットの質が違う。照明との連携がバッチリで、まるで映画の画面を見ているよう。すーっと舞台に引き込まれていく感じがわかる。やっぱり「六本木金魚」の舞台装置くらいで狂喜乱舞している程度ではだめだなって感じさせられてしまった。
 今回は行く前にだいたいあらすじを読んでいったので、内容はバッチリ。英語なので少しは聞き取りができたので、見ていても楽しかった。ただし、一部ジョークが理解できず、周りの人が笑っているのに、きょとんとしてしまった。主人公のキムもいいけど、やっぱり私はポン引きのオヤジの役をしていた、まるで"Shall we dance?"の竹中直人のような奴が、実にインチキ臭くて好きだった。ちょっと子供にはきつい内容だが、ロンドンに来た際には、メジャー系のミュージカルなので、一度見てみるのもいいでしょう。


ラテンの国って…13/Feb/1997

 前にイギリスのドライバーの運転マナーが悪いことを書いた。確かにそうだ。しかし、もっとひどいところが結構ある。いわゆるラテン系の国は評判が悪く、その中でも南に行けば行く程、その程度は悪化すると言われる。
 イタリアの南部、ナポリへ行った人から聞いた話であるが、そこでは信号がその役割を果たしておらず、車は赤信号を無視して突っ込んでいくそうである。また、車は右側通行の国であるが、ナポリでは空いている車線を走ることが一般化しているそうで、道路を横断するときに、どっちから車が来るか見当も付かないそうである。その上、車が1台やっと通れるような路地では、車が前を歩いている歩行者を「押す」そうです。おかげで車はボロボロ。
ラテン系では北の方のフランス・パリですら、縦列駐車から道路に出る際に、前後の車にぶつけながら出るそうで、そのため車はサイドブレーキを引いていないらしい。どうゆう理屈なんだろう。ラテン系の国は、芸術性が豊かで、食べ物も美味しいし、気候も温暖だし、おもしろいけど、「テキトー」というか、「インチキ臭い」というか「胡散臭い」というか、どうも馴染めない。むしろ私の場合は、南の方より、ドイツや北欧の方が安らぎを感じる。あぁ、北へ行きたい。


車庫と駐車違反12/Feb/1997

 私の家には駐車場がない。このようなフラット(いわゆるアパート)が、ロンドンには多く、車を持つために、道路の管理をしている地元自治体から、路上駐車許可(Residencial Parking Permit)を取得し、指定された路上に駐車することになる。私の住むウェストミンスター区は、町の中心部なので許可を取るために、区議会議員や銀行のマネージャーなどから居住証明をもらうなど、手続が面倒ではあるが、年間£80で駐車許可をもらうことができる。私もそのような手段を使っている一人である。
 今日、家に帰ると、ウェストミンスター区からの留守電が入っていた。

「あなたが駐車許可を取っている車は、現在一時的に使用休止にした駐車区域に停まっていますので移動しました。チケットが入れてあります。」
「えっ、使用休止?チケットが入っている!ちょっと待てよ」

車を止めたところは、確かにいつも使っている駐車許可区域内であり、問題はないはずだ。勝手に使用休止にして、駐車違反もないだろう。そんなことを思いながら急いで車を停めてあるところへ行ってみると、私が車を停めていたところには、工事用車両が停まっており、車は道路の向かい側に移動してあった。ふと見ると、ワイパーの所に紙がさしてある。

「おいおい、PENALTY CHARGENOTICEだよ」

駐車違反である。この国では駐車違反の取り締まりは、警察ではなく地方自治体本体の仕事であり、それも民営化が進んでいる。この仕事もノルマでやっているという話を聞いた。けど停めたときは駐車OKの場所だったのに、たまたま途中で変わったからといって、駐車する権利のある者から罰金を取るなんて……それも事前の連絡なしである。ウィークデーに車を使わない者なら、絶対にわからないことですよ、これは。結構無茶苦茶である。この件については、一度文書で抗議してみようと思いますので、結果については後ほど報告いたします。それにしても災難だった。


傘をささないイギリス人11/Feb/1997

 イギリスはよく雨が降る。冬場もこれだけ北に位置しながら、雪はあまり降らず雨が降る。それも日本のようにザーッと降るのではなく、霧雨の親分のようなものが降り続ける。このためかどうか知らないが、雨が降っても傘をささないイギリス人が多い。「傘がない」などと悩むことはないのでしょう。
 空気が乾燥しているので、乾くのは早いです。でも「傘ぐらいさせよ」と言いたい私。しかし最近は傘を持ち歩かず、少々の雨ならば傘をささなくなってきてしまいました。あまり荷物を持ち歩いている人も少ないので、バックも小ぶりにしているので、折り畳み傘を持ち歩くのすら、鞄のスペースがないと言う問題もあります。
 また、こちらで売っている折り畳みでない傘は、柄の部分が曲がっておらず、持ち運びに少々不便なような気がします。それにかなりでかい(まあ、体もでかいですから)。
 大雨の中ずぶぬれで歩いていく少年たちを見たことがあります。これだけ言うと「元気じゃないか」と思いますが、唇真っ青とくれば心配します。「傘ぐらいさせよ。」
 折り畳み傘はお土産品の店でも手に入ります。でも、ロンドンの地下鉄路線図入りとか、町名表示柄とか、結構派手で、ロンドンでさすのはかなり恥ずかしい。お土産にいかがでしょうか。£3位で手に入ります。


パブの昼飯10/Feb/1997

 今日の昼は雨が降っていたので、昼飯はパブで済ますことにした。うちの事務所の地下はパブになっており、一度外に出なくては行けない構造になってはいるものの、非常に近い。
 夜のパブは飯ものがあまりないという話は以前書いたが、昼はそれなりのランチを出してくれる店が多い。フィッシュアンドチップス系の出来合いのものを出すところが多い中、我々が行った店は、少々高いものの、結構しっかりしたそれなりのものを出してくれる。今日は"Lamb Balti(インド風羊のカレー)"£5.95也を注文。このパブはこういったインド系の料理や、ラザニアなどのパブにしては手の込んだものを出してくれる。それもきちんと注文してから作ってくれる。これがパブにしては結構美味しい。
 この店はパブの中では特別いい方だと思う。私が行ったパブの中でも、「???」とか「!!!」という感想を持ったところも多い。また田舎のパブの昼飯は£4位で済むからいいが、ロンドンだとやはり£6は必要になる。自分たちがよく中華に行く理由が何となく解る。
 さて、パブと言えばビールですが、やはり昼から飲んでいる人がたくさんいます(ほとんどスーツ姿)。けど顔色一つ変えないのです。やはり酒が強いな(私がこういう発言をすると懐疑心を持つ人が多いでしょう。でも最近めっきり飲めなくなりましたよ)。


床屋へ行こう9/Feb/1997

 さすがに髪が伸びると、床屋に行かなくてはならない。ロンドンの床屋はピンからきりまで。£5で済む格安店から、£20〜30位取られるような高級店まである。私は日本でも「床屋には2,000円以上使わない」という人であったため、前者の方を利用している。後者には日本語の通じるところもあるそうですが、まあ、たかが30分のために高い金を払いたくはない。
 さて、実際に床屋に行って何と言ってオーダーするのか。日本なら「この前と同じくね」「ちょっと前髪を長めに」「関根勤のように"整った"髪型で」「パンチョ伊藤の強引な髪型を」などと細かく注文できるのですが、貧弱な英語力と、イギリスでそのような言い方でわかるかという不安のため、あまり細かいことは最初に言いません。では何というのか。私の場合は

No. 2 please.

です。このNo.2とはいったい何か。どうやらバリカンの刃の規格のようなのです。数字が小さいほど刈り込みが大きくなります。そしてこう注文すると、「横は?後ろは?中心は?」と確認してきます。これでだいたい思うように仕上げてくれます。
 イギリスの理容師はバリカンを多用するため、日本の理容師より雑な感じがします。また、日本と決定的に違うのは顔剃り。私の行くような所では首の後ろしかやらないのですが、その時に何もつけずに剃刀を使います。

「おいおい、石鹸くらいつけろよ」

そんなことを心で呟いても、これがイギリス流。坦々と作業は続けられます。また、安い床屋では頭を洗ってくれない。私が11月に行った床屋では「洗髪もして下さい」と言うと、「そこのシャワー台が壊れているのでできません(だったら直しとけ!)」と言われ、すごすご帰ってきたこともありました。
 いいサービスを受けたければ、いい床屋に行けばいいのでしょうが、どうも安い方に走ってしまう。昨日も旅先のLeedsで床屋に入ったら、素人風のお姉さんがバリカンを両手でもって刈ってくれました。少し心配でしたが……。でも15分で仕上がりました。早い、安い、……スリル満点のイギリスの床屋をお試し下さい。


イングリッシュ・ブレックファースト8/Feb/1997

 日本からイギリスへのパッケージツアー、ホテルの朝食は「本格的なイギリス風の朝食をお楽しみいただきます」というのがよくあるようです。この「イギリス風の朝食」とは何なのか。本当に「お楽しみ」いただけるのでしょうか。
 この朝食、普通"EnglishBreakfast"と言われるもので、イギリスのホテルやB&B(洋七洋八ではない。Bed & Breakfast方式の宿のこと)、また私の家の近所のスタンドバーのような所でも出される伝統的なイギリス料理です(料理か?)。内容は、まずシリアルとミルク、そしてオレンジやグレープフルーツのジュースかその本物が出てきます。次にトーストと一皿に盛られた料理。その上には目玉焼き、ベーコン、ソーセージ、焼きトマト、マッシュルーム、煮豆などがのっています。これにコーヒーか紅茶という形になります。
 何だ、結構いいじゃないか。確かに味気ないコンチネンタルよりはいいのですけど……。問題は皿の上なのです。目玉焼きはどこでも同じですので問題なし。マッシュルームは油で炒めてあるのでおいしい。焼きトマトは甘みが出てきてなかなか美味。問題は、肉類です。ソーセージというと、ドイツ系の「パリッ!」としたものを思い浮かべるのですが、イギリスのソーセージを音で表すと「モサッ!」。うーん、もう食欲がなくなる。つなぎにパン粉が入っているそうで、歯触りもネチョネチョ。味もあまり良くない。次にベーコン。これが非常に「あ〜〜ぁ、しょっぱい!(細川たかし風)」。あれだけ薄味系のイギリス料理の中で、ベーコンだけはこの東北系の私でもしょっぱすぎる。まあ、保存食なのですけどねえ。これは食えない。
 今日、旅行に出かける前に、駅のカフェテリアでで久しぶりに食べたのですが、やはり上記の通り。その上望みの綱の焼きトマト君がいまいち焼き方不良で、ほとんど生だったため、最悪の状態でした。"English Breakfast"には期待せず、「一度おためし」程度に考えていた方が身のためです。


イギリスのマクドナルド7/Feb/1997

 今日の昼食はマクドナルド。日本では断然「モスバーガー」派だった私もさすがにロンドンではあきらめなくてはならない。ではなぜマクドにしたのか。ただ単に事務所から一番近いファーストフードだからです。それ以外の何ものでもない。
 どうもああいう「アメリカでーす」て感じの食べ物は美味しくない。マクドは日本の方が味がいいような気がする。日本のマクドでは、てりやきバーガーがあり、またチキンタツタなんて和風のメニューがある時もあった。それが日本人の口に合っていたのだ。それではイギリスのマクドの目玉は何か。紅茶くらいでしょう。それもただのティーバッグ。何か味気ないし特徴がない。
 ちなみにイギリス版バリューセット"Value Mealは、好みのハンバーガーやナゲット1つとポテト、ドリンクで£2.88(約600円)30p足すとポテトとドリンクがLサイズになる。ビックマックで物価をはかるという方法があるが、イギリスでは£1.84(約400円)、日本の昔の価格と同じくらい。円安の今、円で給料をもらっている私にとって決して安い食べ物ではない。マクドで£5=1,000円はないよね。これだけあれば旺記で2回めしが食えますからね。


カウンシルタックス6/Feb/1997

 経済学部出の私として、やはりたまには経済ネタを。
 所変われば税金も変わる。直接税について言えば、日本から給料をもらっている私は所得税をイギリスに納める必要はないのですが、やはり支払う必要があるのが住民税。イギリスでこれにあたるのが「カウンシルタックス」です。昨年は日本の「住民税」とイギリスの「カウンシルタックス」両方を払っていましたが、今年は「カウンシルタックス」だけでよいのでホッとしています。
 イギリスでは伝統的に地方税が1種類しか有りません。かつては住んでいる家や事業店舗などの固定資産(所有ではなく使用)にかかった「レイト」というものの時代が長く続いたのですが、サッチャー政権時代の1990年に、居住者用の「レイト」にかわり、あの物議を醸しだした「人頭税」が導入され、非居住者用分の「レイト」は地方財源に充てられる国税として独立しました。しかし、この人頭税、「成人一人当たり」にかかる税ということで波紋を呼び、結局1993年に、現在の「カウンシルタックス」の制度が誕生したのです。
 「カウンシルタックス」とは何か。これは住んでいる建物についての税50%、住んでいる成人にかかる税50%ということで、昔の「レイト」と「人頭税」をミックスしたような形態になります。計算方式は、「レイト」分として、建物の資産価値を8つのバンドに区分し、バンド毎に建物にかかる税額を算出します。そして、「人頭税」分として成人2人分で計算された税額を加算し、税額が決まります。成人が3人以上住んでいる場合でも税額は同じですが、1人世帯(私もそうです)の場合、「人頭税」部分が半額になります。結構嬉しいです。
 税額は、その自治体の財政事情によって様々ですが、だいたい普通の家庭で年額£800〜£1,000位のようです。私の住んでいるウェストミンスター区は、ロンドンの中心で、国会(ビックベン)やバッキンガム宮殿、ウェストエンドの繁華街を含んでいるため、国の補助金が多く、カウンシルタックスの額も安くなっており、年間£270です。3分の1、得した気分です。
 それにしても住民票のないこの国、区役所に何も届け出ていないのに、「税金払え!」って来るんですから、どうやって人の動きを管理しているのか不思議です。それにこの税金、きちんと「日割り計算」してくれます。KGB顔負けの情報網です。悪いことできませんね。


イギリスパンの嘘5/Feb/1997

 日本のパン屋で売られている「イギリスパン」。縦長で上が丸くなっており、オーブンで焼きたて!と言う感じであり、またふっくらとして美味しい。
 これを信じてロンドンに来ると、絶対にがっかりする。「イギリスパンはイギリスにはない!」と言う事実に気付くからだ。ではどんなパンが売られているのか。いわゆる角食は、日本よりサイズが小さく、一辺の長さは日本のパンの2/3から3/4、味はぱさぱさとして、決して美味しいとは言えない。このパンを白鳥に餌付けしようとして、拒否されているのを私は見ました。よっぽどまずいやつだったんでしょう。
 しかし、やっぱり善人(誰がじゃ!)にはかならずいいことがあるのですね。ついに日本で売っている「イギリスパン」風のものを売っているところを発見しました。しかししかし、そこは日系スーパー"YAOHAN"の中にある"YAMAZAKI"、そう、日本のヤマザキ(山崎製パン)のロンドン店だったのです。ここのパンは、私がイギリス国内で食べたパンの中で最も美味しかったです。日本のパンがいちばん美味しいなんて……。ヨーロッパの他の国に行くと、結構美味しいパンを食べることができるのに、なぜイギリスだけ……。やっぱり「食文化不毛の地」「ドーバーで、食文化だけ波に飲まれた」ということなのでしょうか。うーん、美味しいパンが食べたい。


ロンドン鉄道事情…BRの割引切符4/Feb/1997

 「今週末は列車で出かけよう!」ということで、Kings Cross Stationまで切符を買いに行った。行き先はイングランド北部の都市Leeds。ただの工業都市だが、街歩きが趣味の私には、名所旧跡は要らない。
 昨年末にBR(British Rail)の高速列車"Inter City"でLeedsのすぐ近くの城壁で有名な街York(ヨークシャーといえば、中学校の地理でやったのを思い出すでしょう。その中心部です。さあ、地図を開いてみよう。)や、そこから足を伸ばしてLiverpoolまで行きました。イギリスでは特急料金は必要なく、2等車(イギリスの列車の客室区分には、First Class:1等車とSecond Class:2等車がある)であれば予約をしない限り運賃だけで列車に乗ることができます。そのときの運賃が片道で£51、約10,000円。Inter Cityで2時間なので、日本の東京−仙台と同じくらいです。今回は「Daypex」という日帰りの企画切符(日本の「とくとくきっぷ」みたいなもの)の広告を見たので、それを使うことにしました。するとLeedsまで往復で£20!!Yorkでも£25!!でではないですか。もちろん往復。前に買った片道運賃の半額で往復できるのです。まあ、もちろんこれには列車の指定(一日34本の列車に限られる)や曜日の指定(火、水、木、土曜日のみ)、変更払い戻しの不可など、様々な条件が付いているのですが、それにしても違いすぎません、4分の1ですよ4分の1!。また、1等車にしても、Leedsで£32、Yorkで£39と格安。通常1等車は2等車の1.5倍かかるので、かなりお得。思わず1等車の切符を買ってしまいました。これで私もリッチな旅行ができる。1等と2等ではシートの大きさが格段に違います。うーん、寝てみたい。
 BRでは、企画切符のみならず、乗る列車の時間などにより、普通の切符の価格が変わってきます。その差は半額程度になるほど違います。また、日帰り切符が片道券とほとんど変わらないなど、日本のJRの感覚とは全く違う料金制度を持っています。お得な旅行をするため、研究してみる価値はあります。


イギリスの日本語新聞3/Feb/1997

 この文章を書いている今、私の手元に2月4日の読売新聞が届いている。9時間の時差のため、夕方には翌日の朝刊が届くシステムになっている。現在ロンドンで購読できる日本の全国紙は3紙、読売1.20)、朝日1.80)、日経(結構高かった)を読むことができる。また、日刊スポーツも出ている。これにより、リアルタイムに日本の新聞を読むことができるのである。
 新聞配達のないロンドン、Timesなど普通の新聞は、近くのNews Agent(ちなみに私の家の今の下もNews Agent)にいって買うことになるが、日本の新聞は、配達という制度があり、非常に重宝している。高い新聞であるが「日本語の活字」に飢えるロンドン生活のオアシスとも言えるのが、新聞であろう。けど、最近インターネットの普及により、全国各紙はおろか、地方紙まで即時に読めてしまう。情報化の波ってすごいと思う。


イギリス人の運転は紳士的か…年式編2/Feb/1997

 昨日は「年式の古い車に乗っている奴の運転が無謀である」と書いた。そんなことを書いたはなから、むかっ腹の立つ事があった。
 まず基礎知識。イギリスのナンバープレートは、アルファベット1文字+数字3文字+アルファベット3文字で決まる。例えば「F245RGD」とか「P452LRC」とかである。日本と違い全国共通である。そして最初のアルファベット1文字が年式を表し、8月〜翌年7月で同じ文字を使う。混乱を招かないよう、20文字を使用し、今年はP、私の車は10年前のDである。では20年経ったらどうするのか、頭の1文字と後ろの3文字を逆にするのである。これで40年使える。年式を表すアルファベットを普通「レジ(Register)」と言い、「Pレジ」「Dレジ」などという表現をし、昔の「MWX534Y」などというのは「逆Yレジ」などと我々は言っている。
 今日はその「逆Yレジ」にやられた。片側2車線の街中の道の右側車線で、トラックの後ろを雨で路面が濡れていたため少々車間を取って走っていたところ、後ろから「逆Yレジ」の車が左から突っ込んで来るのが見えた。こちらのスピードは40mile/h(64km/h)、トラックもその程度のスピードで、おまけにすぐ先がカーブでかつ車線が減少する。「どう考えたって抜くのは無理だろう」と走っていると、何を考えたのかその「逆Yレジ」の馬鹿野郎は、無理に左から追い越しをかけ(その時のスピードは多分60mile/hは出ていただろう)、私の車は、その車の無理な追い越しを避けるように、ちょうど空いていた対向車線まではみ出てしまった。もし対向車がいたら正面衝突である。少々頭に来た私は、パッシングライトをつけた。すると馬鹿野郎は急ブレーキをかけた。こちらも急停止。すると窓から手を出し、中指を突き出しやがった。

馬鹿野郎!お前の方が悪いんじゃ!!

まあ、大事にはしたくないので、頭に来ながらもそのまま走った。するとその大馬鹿野郎も私と同じ方向へずっと走っていく。そして、私がいつも車を置いている辺りへ行くではないか。ばかばかしくなり、いつもと違う駐車スペースを探しに車を走らせた。
 皆さん、ロンドンで車を運転するときには、古い年式の車(特に凹んだり傷があったりするやつが特に危ない)には十分注意しましょう。


イギリス人の運転は紳士的か…車間距離編1/Feb/1997

 Motorway(高速道路)を走っていてよく思うこと。それは「こいつらには安全車間という概念がないのか!」ということです。日本では80km/hで80m、100km/h100mが安全車間と決められており、車間を測る標識がたくさんあるのですが、制限速度が70mile/h(113km/h)のこの国にはそのような標識はなく、ドライバーも車間を気にせず走ってきます。日本的な車間をとって走っていると、すぐに間に3台は車が入ります。あなおそろしや。
 だいたい無謀な運転をする奴は、年式の古い車にのっており、排気ガスをバンバン吐きながら走っていきます。だんだん慣れてきた私も「それならやったろうじゃないか」ということで、愛車である10年もののBMWを巧みに操り、現地人並みの車間で走る今日この頃です。それにしてもこんな運転でありながら事故の現場を見たことがない(けど故障車は日に何台も見掛ける)のは不思議なもの。みんな運転が上手いのでしょうか。


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