2000.2.11 |
SSで発売された「機動戦士ガンダム ギレンの野望」のPS移植ソフト。
…が、単なるリメイクでは終わっていません。 ゲームの基本システムは、若干の変更があるとはいえ概ね同じなのですが、イベント・キャラクター・モビルスーツが大幅に増加。 SS版ではあくまで一年戦争のみだったのに対し、本作では一年戦争後のグリプス戦役まで遊べる(…らしいです。まだそこまで進めていないので) マニュアルによれば、一年戦争の終わらせ方次第で様々な方向に分岐していくそうです。 少なくとも、カミーユやシロッコ・ハマーンにクワトロといったZの主役級のキャラクターと、彼らの愛機であるZガンダム、THE・O、キュベレイ、百式が登場するのは確実なので、普通に考えればZのストーリーまでフォローしていると思えます。 ゲームの基本システムは………文章では上手く説明できません。 自軍基地でMSを生産し、作り出したMSを編成して軍にし、軍を率いて敵陣に攻め込み占領し、資金収入と資源収入を増やし、また新たなMSを生産したり、自軍の技術レベルを向上させたりする。 …と、これが基本的な流れなんですが。 読んでもよくわからないでしょ? ぼくもこれで通じるとは思えないもん。 ただ、はっきり言えることは、このゲームは「面白い点」が、「とっつきにくい点」なんだということです。 プレイヤーがギレン総帥、レビル将軍となり、一軍を率いて敵軍を殲滅するというのがこのゲームの最大の魅力です。 しかし、そのためには実に様々な事を考えなければなりません。 自軍の資金と資源、収入、技術レベル、部隊数、どの基地でどんなMSを生産するか、どの部隊をどこのエリアに配置するか、どんなタイミングで敵陣に攻め込むか、その時にはどんな部隊編成にするか、どういった戦術で戦うか、等々。 このゲームでやるべきことはまだまだあります。 しかも、チュートリアルなどのモードもない。 初めてプレイする時には、何をしたら良いのかさっぱりわからないでしょう。 初心者には非常に敷居が高い。 しかし、一旦それを乗り越えてしまえば、これほど面白いゲームはそうそうありません。 ガンダマーでシミュレーションを楽しめる人であれば、120%楽しめます。 …と、ここまではSS版・PS版共通のシステムのお話。 PS版をプレイして感じたこととしては、 ・敵の思考時間が心持ち短くなっている。 ・キャラクター事典・メカニック事典・ムービー鑑賞モードがついた。 ・メモリーカードセーブのため、セーブに時間がかかるようになった。 ・途方もなく時間がかかる。 セーブに時間がかかるのは仕方のないことですし、我慢できない範囲ではありません。 何より問題なのが、時間がとんでもなく必要だということです。 SS版の倍くらいかかる。 これだけが唯一の難点でしょう。 |