とらいあんぐるハート2/PC
1999.12.16
同タイトルの続編ですが、ストーリー的な関係は一切ありません。
主人公が女子寮の管理人代理になるという、どこかで聞いたような設定。
ちなみにパクリに関しては、ぼくの好きな漫画家光原伸氏の言葉にこういうものがあります。
「たとえパクリであろうと、自分の方が上手くその素材を活かすことができ、元ネタ以上に面白く
することができるという自信があれば良いのではないか」と。
人間である以上、発想がある程度似てしまうのは仕方ないことですし。
…ってとらハ2の話じゃないや。
んで、本作ですが。
主人公がすっごくいい人です。
ギャルゲー・エロゲーは数あれど、主人公がここまで「いい人」であるゲームはそうそう無い。
女子寮の管理人になるという設定の場合、主人公が何にもしなくても寮生全員から好かれたりするという
ユーザーを舐めた展開になることが往々にしてあるんですが、本作ではそう言ったことがない。
こんなにもいい人なら、みんなに好意を持たれても全然不自然じゃないもの。
だいたい好意と言ったって、あくまで「良い友達」としての好意って感じだし。
変にギャルゲーライクに徹しようとしたりしない辺り非常に良い。
シナリオについてはファーストプレイ中のためノーコメント。
ってゆーか、いくらバッドエンドが入ったとはいえ、六時間くらいプレイしたのに未だエンディングが見られないとわ。
さすがCD二枚組だけあって大したボリュームです。
1999.12.17
美緒シナリオ、薫シナリオを立て続けにクリア。
今はゆうひシナリオ中。
良い。
実に良い。
美緒シナリオはエンディングがなかなか美しかったし、薫シナリオはシナリオも面白かったし薫がすごく良いキャラだった。
今のゆうひシナリオでもやっぱりゆうひは良いキャラ。
やっぱりとらハはとらハだね。
ネット上では、とらハ2は賛否両論みたいですけど、面白いゲームであることに変わりはないと思います。
CD二枚組だけあって、やり応えもある。
相も変わらず音源はMIDIのみですが、ソフトMIDIでも聴けるレベルのMIDIになってるのもグッド。
当分はまりそうです。
あと個人的な見立てだと、十六夜シナリオがかなり泣けそうな感じ。
なんとなくなんですけど、ぼくの勘が「十六夜シナリオは絶対泣ける!」と言ってます。
美味しい物は取っておく性分なんで、十六夜シナリオはとらハ2のトリに回すつもりです。
楽しみだ。
1999.12.18
ゆうひシナリオ、愛シナリオ、千佳シナリオクリア。
今日ほど、ソフトMIDIを入れておいて良かったと思ったことはありません。
ヘロヘロとはいえMIDI媒体があったから、バッチリゲームを楽しむことができました。
ゆうひシナリオで感動しました。
泣きこそしなかったけれど、泣き度98%くらいまでググッと来た。
スタッフロール見て、「ああそうか、これはそういう意味だったんだ!」とまた感動。
お約束だけどやっぱ良い。
そうそう、昨日書くの忘れてましたが、薫シナリオでも感動しました。
こっちもやっぱり泣き度指数98%くらい。
100%で涙がこぼれて、200%越えたらもう涙腺決壊して大泣きしてます。
ホントに良いわ、このソフト。
十六夜シナリオも予想通りかなり良いっぽいし、プレイが楽しみです。ハイ。
2000.1.26
ふと気付けば、書きかけのままで一ヶ月以上も止まってました。
このままではさすがにレビューの名を借りる事すらできないので、まとめの文章くらいは書いておきます。
全キャラクリアしました。
良かった…すっごく良かった。
とにかく雰囲気が良い。
CG綺麗だし音楽も上手いしシナリオも良いし演出も効果的だしキャラも立っている。
貶しようがない。
敢えて言うならシステムがちょっと…って気もしますが、ンなもんあら探しです。
特にエンディング・スタッフロール時の曲「nameless
melodies 〜だけどきみにおくるうた〜」は最高に良い。
個人的には、Kanonの「風のたどり着く場所」、THの「それぞれの未来へ」に勝るとも劣らない名曲だと思う。
総合して見て、1999年を代表するパソゲーの一本であることは間違いないでしょう。
18禁ゲーム好きなら、とにかくプレイしておいて損はありません。
あと、十六夜シナリオはちゃんとラストにクリアしました。
実に良かった。
ぼくの勘どおり、とらハ2中でもっとも良いシナリオでした。
十六夜シナリオがあるおかげで、とらハ2というゲーム全体が引き締められている感じです。
THにおけるマルチシナリオのよーに。
十六夜シナリオでラストを飾ったおかげで、とても後味の良い終わり方をする事が出来ました。
とらハラブラブおもちゃ箱は…どうすっかな、やっぱ買っちゃうだろうなぁ。