Treating2U/Windows
 
 
2001.09.01
 
 ブルーゲイルというメーカーが出したエロゲです。
 このメーカーは結構歴史があって何本もエロゲを出しているようですが、ぼくは一本も遊んだことありません。
 でもこのソフトはネットで高く評価している人が多く、またぼくといつも意見が対立するネットの友人・TaS君が強く勧めるソフトなので、前々から遊んでみたかった一本です。
 半年くらい探し続けて漸くゲットすることができ、とりあえずということでちょっと遊んでみたのですが、あっと思う間もなくコンプリートしてしまいました。
 いやー、実に良いゲームでした。
 
 
 
 本作品の主人公「堤 伊之助」は、将来のメジャーデビューを夢見るバンドマン。
 ある時風邪を引いてしまい、治療のため病院に行ったところ、体に異常があるかもしれない、という診察が下され、検査入院をすることになり、そして……というところが簡単なあらすじです。
 ADV32フォーマットのシステムなので快適に遊べますし、シナリオもなかなか上手い。
 どのシナリオも基本的に「良い話」で、あるキャラのエンディングでは本気で感動して泣きました。
 しかし、本ソフトの最も優れたところ、それは「音楽」というものを非常に巧みに使っている点です。
 主人公が音楽の道を志すバンドマンである、という設定を最大限に生かしているのですね。
 その曲がまた良い曲なんだ、これが。
 さすがI'veサウンド。
 エロゲ界のカリスマバンドは伊達じゃないですね。
 
 
  
 このソフト、中古で税込み¥5,544もとられたのですが、全然高いと思いません。
 それだけのお金を払う価値が十二分にありました。
 多少マイナーではありますが、出来は非常に良いので、是非遊んで欲しい一本です。
 ただ今からの入手は少々難しいかもしれません、もし見かけたら即買いをオススメします。
 
 

 なお最後に。
 Treatという英単語には意味が多いのですが、本作品の場合

(人を)<〜として>扱う・遇する

という意味なのでしょう。
 
 
 
2001.09.01追記。
 
 …と思っていたら、このゲームを薦めてくれた当のTaS君に
 
「せりすちゃん、Treatの意味は”治す、癒す”じゃない?」
 
とのオコトバをいただきました。
 Treating2Uというのは思いっきり嘘英語らしいので、辞書を引いて文法的に意味を考えてはいけなかったようです。
 ちっ、ぼくとしたことがアフロマスターなんぞに突っ込まれる隙を作っちまうとは、ぬかッたわッ(笑)