Never7 -the end of infinity-/DC
 
 
2001.10.12
 
 お馴染みKIDのオリジナルギャルゲ。
 KIDは「インフィニティ」シリーズ以外にも色々なオリジナルギャルゲを出してますが、インフィニティシリーズの一番の特徴は、最も絵ウケしそうにないシリーズだということです。
 いや、自分でも酷いこと言ってると思うけど、それ以外に際立った特徴はナイのです。
 メインテーマが「タイムスリップ」で、劇中でも主人公は実際にタイムスリップしてしまって、その辺の理由とかはなかなか興味深いのですが、それでもやっぱりパンチ力に欠ける。
 
・システムは何の変哲もないAVG32
・絵は悪くないけど他のKIDギャルゲに比べると見劣りする
・キャラとシステムもそれなりに良く出来ているけど特筆すべきことはない
 
 端的に言えば、「買っても後悔はしないけど、遊ばないなら遊ばないで全然問題なし」ということです。
 ただ、KIDミックスコレクションに登場してるので、それを買うくらいのKIDファンならまぁ遊んでみるのも悪くないでしょう。
 
 
 
 なお、DC版「夢のつばさ」や「メモリーズオフセカンド」には、インターネットで配信されたアペンドストーリーが全て収録されています。
 アマチュア作品だからと言って侮ることは出来ません、「ベイビィ、アイムユアナイトメア」なんかは本気で良い出来でした。
 今からKID作品を買うのであれば、DC版で揃えるのが賢い選択でしょう。
 
#でもDC本体はもう店頭で見かけなくなっちゃったけど…。
 
 
 
 余談。
 以前ゴン犬先輩と会ったとき、先輩に「セリス、お前インフィニティ持ってないか?」といきなり言われたことがあります。
「DC版のNever7ならありますけど」と答えつつ、(やりたいのかな〜、やってないからいいけど)と思っていたのですが、次にゴン犬先輩が発した言葉は、ぼくの予想から十四万八千光年くらい離れたものでした。
 
「HAPPY☆LESSONと交換しないか?」
 
 ぼくは「は、はっぴーれっすんですか…微妙なラインですね」と答えるのが精一杯でした。
 先輩も「ああ、俺もそう思う」と言ってました。
 結局交換はしませんでしたが(つーかジョークだったと思う)、シスプリじゃなくハッピーレッスンを持ち出した辺り、ゴン犬先輩は凄いな、と改めて感じた出来事でした。