Memories Off/PS
1999.11.29
キッドのギャルゲー。
まずCGですが、これは好みが別れるでしょうけど、ぼくは良いと思います。
ギャルゲーのCGとしては十分なレベル。
目パチ口パクさえない完全な固定立ちCGなのですが、まぁこれは慣れます。
システム回りも、CGモード、メッセージスキップ、アクセスが早くセーブポイントが多数取れていつでも可能なセーブロードなど、
基本的な仕様ですがキッチリ作り込まれているのでプレイしやすい。
もちろんフルボイスだし、BGMも雰囲気に合っていて悪くない。
展開がやや強引かと思えるところもありますが、概ね自然な進行が続きます。
それぞれのキャラクターもしっかり立っています。
シナリオに関しては、まだファーストプレイ中なのでなんとも言えませんが、システム的にはなかなか良いゲームです。
1999.11.30
今坂唯笑シナリオをクリア。
良かった…マジで良かった。
かなり痛いゲームでした。
やっぱり主人公の行動に若干気に入らない点もありますが、総じて見れば問題ない範囲。
唯笑シナリオ終盤の演出はかなり上手い。
かなりグッと来ました。
こんな良いギャルゲーを作れるなんて、どうしたんだKID?! という感じです。
「輝く季節へ」ではもの凄い大不評を買いましたが、こっちではそんなこと欠片も感じられません。
この絵に抵抗がないのであれば絶対お薦めです。
1999.12.1
双海詩音シナリオクリア。
これまた良かった。
メモリーズオフで何が良いって、奇跡を安っぽく起こさないところが非常に素晴らしい。
Kanonで最大の不満は、あゆのご都合主義でしたから。
keyもメモリーズオフのこの潔さは見習って欲しい。
1999.12.4
唯笑ノーマル、唯笑ハッピー含む全六シナリオコンプリート。
ぼくの個人的な感想では、みなもシナリオが一番良かった。
シナリオの見せ方もそうだけど、エンディングがホンッッットに素晴らしい。
…で、メモリーズオフ全般の感想ですが。
細部にまでこだわって作り込まれているな、と言うことが実感できました。
ちょっとした演出とか選曲とか画面の見せ方とか、全く手を抜いていない。
主人公・三上智也がもうちょっと「いい人」だったらもっと良かったけれど。
それでも、ぼく的にはPS版To Heartに匹敵する大ヒット。
今年プレイしたコンシューマのギャルゲーとしては、間違いなくTHに次ぐ出来映えでしたね。
次点が「ときめきメモリアルドラマシリーズ」。
ときメモ2についてはまだやり込んでいないので言及を避けますが、多分メモリーズオフの方が良い出来だと思うなぁ。
…とゆーことで、このソフトはお薦めです。
メモリーズオフをプレイして、KIDの実力を思い知って下さい。いや本気で。