Koudelka体験版/PS
 
 
1999.12.13
 
 SNKのバイオ+RPG風ソフト。
 具体的には、メインの行動画面(本ソフトではフィールドと呼んでいる)がバイオ、移動中にランダムエンカウント
すると、サクラ大戦を簡略化したような戦闘シーンに移行します。
 以下はソフトのストーリー。
 
 1898年10月31日、イギリスはウェールズ地方。
 約1000年前、魔を静めるために建立されたと言われるネメトン修道院に、
 クーデルカ・イアサントという名の少女が訪れた。
 生と死、そして聖と魔が複雑に交錯する閉鎖空間の中で、彼女が目にするものとは…?

 で、最初に書いたとおり、バイオとRPG風戦闘シーンが組み合わされたソフトなんですが。
 バイオ風探索画面も戦闘シーンも、これ単体で見る限りは決して悪い出来じゃないんです。
 探索画面はおどろおどろしい雰囲気が良く出てるし、戦闘シーンもこれはこれで良いと思う。
 ただ、組み合わせの相性が非常に悪い。
 うなぎと梅干し、とうもろこしと水1リットルくらい悪い。
 敵出現率が結構高めな上、戦闘シーンにやたら時間がかかるため、探索の効率が全然上がらない。
 そもそもバイオハザードタイプの探索ゲームの場合、あちこち行ったり来たりしたり、細かい部分まで徹底的に
調べたりすることでストーリーを進めていくのに、ランダムエンカウント制のため、何かするとすぐに敵と遭遇してしまう。
 とにかく面倒くさい。
 せめてフィールド画面で敵の姿が見えるようにして、ランダムエンカウントだけでもやめてもらえれば、だいぶプレイ
しやすくなったのに。
 まぁそーゆーわけなんで、このソフト、体験版をプレイした限りでは、システムがかなり悪いです。
 もともと名前を全然知らないソフトでしたが、体験版のおかげでより一層欲しくなくなりました。
 
 
2000.2.16
 
 えーと、一つ書き忘れていたことがあったので書き足します。
 このゲーム、ストーリーの通りに古びた修道院が舞台です。
 戦闘シーンは「3Dのサク大戦」なんですが、ここで出てくる敵が良い味出している。
 ゾンビやゴーストはもちろん、巨大ゴキブリ巨大ノミなんががいます。
 こいつらが実によく出来ている。
 動き方とか、死んだ際にひっくり返って足をバタバタさせてから消えるところとか。
 本物をそのままトレースしたんじゃないかって思うくらいリアルです…ってーか
この系統の虫が嫌いな人だったら拒否反応を示すんじゃないかというくらいに上手い。
 この虫の挙動のおぞましさは一見の価値あり。
 ワゴンセールで安く売っていたら、話題とネタづくりという意味で買っても良いかもしれません。
 ゲームそのものはお薦めしませんが、人によっては面白いと感じるかもしれませんしね。