ICO -イコ-/Playstation2
 
2005.1.17

 新年最初の更新。
 
 今年は、去年・一昨年ほどには更新滞らせないつもりです。
 
 そろそろFFXI熱も冷めてきたしねー。
 
 このサイトもキッチリ更新していく予定なので、コンゴトモヨロシク・・・。
 
 
 
 
 
 
 ではICOの話。
 
 このゲームはマイナーなのかメジャーなのか判断がつかないのですが、2001年発売当時
 
16万本売れたようです。
 
 ゲームが売れないと言われて久しい21世紀で16万本売り上げたと言うのはなかなかだと
 
思いますが、ここでは何も知らない人向けに書いていきます。
 
 結論から言っておけば、
 
これはやっとけ!
いいからやっとけ!
何も考えずまずやっとけ!
  なゲームです。    今はベストで再販され、新品が僅か1800イェンで購入できます。    ヘタな中古ゲーム買うくらいなら、ICOの新品買っとけ! ICOやっとけ!              さて、最初にこちらの公式ページをご覧下さい。    インタビューなどはICOプレイ後にじっくり読めばいいので、ゲーム紹介で実際の画像   とOPストーリーをチェックしてみてください。    そこを見たという前提で話を進めます。        ゲームタイトルのICO、イコとは主人公の少年の名前です。    イコは生まれつき角が生えていたので、13歳の誕生日にお城に生贄として連れてこられ、   棺に閉じ込められました。    しかし、イコはそれが当然のことだと思っていたので、大人しく従っていました。    しばらくたって、偶然棺が壊れ、自由になったイコは、お城を歩き回り、一人の少女が   檻に閉じ込められているのを見つけました。    どうにかして檻を壊し、自由にしてあげたと思ったら、今度は黒い影のような生き物が   現れ、少女を何処かへ連れて行こうとします。    イコは傍らに落ちていた木の棒を取り、夢中で影を追い払い、そして思いました。    この不思議な少女と一緒に、このお城から脱出しようと。        以上、OPストーリーを詳しく語るとこうなります。    最初はお城で死ぬのが当然と思っていたイコが、少女と出会うことで、少女を守りお城   から脱出する意思を持つわけです。       「この人の手を離さない。  僕の魂ごと離してしまう気がするから。」        イコが少女を第一に考え、守ろうとするのも、そのためなのです。    一方の少女も、イコのため、お城の仕掛けを解いてくれます。    そうやって、二人手を取り合い、お城を駆け回ることになるのです。              シナリオ的な話はこれくらいにして、次はシステムの話。    本作のシステム面で最大の特徴は、パラメータ・ステータス・アイテム等の類が一切存   在しないことです。    ライフやHPは無いので、イコは黒い影の攻撃をどれだけ受けても、すぐに立ち上がって   再び少女を守るため木の棒を振り回します。    アイテムを探す必要も無く、部屋の中の仕掛けは必ずその近辺に置いてある道具を使っ   て解除することができます。    また、「ここはジャンプで掴まれそうだな」と思う場所には掴まることができるし、   「ここは通れそうだ」という場所は通ることが出来ます。    一般的な足止め要素と言うものが、本作にはほとんど無いんですね。    そのおかげで、非常に素直に遊ぶことができます。    本作は基本的には『部屋の中の仕掛けを解いて次の部屋に進む』アクションパズル系の   ゲームですが、先述の仕様のおかげで、仕掛けの解法以外のことに頭を悩ませる必要が無   い。    その仕掛けも、易しいものばかりではありませんが、理不尽な仕掛けは一つも無い。    どんな仕掛けも、合理的な解法がきちんとあるので、一度解いてしまえばスッキリクリ   アすることができるようになります。    なので、初回プレイはキッチリ悩んで解いて、セカンドプレイ以降はスムーズに解いて   早解き&アクションを楽しめるのです。    慣れれば3時間程度でクリアできるようになるので、   「ちょっと時間があるからICOクリアするか!」   と気楽に遊ぶこともできます。    この辺、絶妙のバランスになってます。               とにかくICOは面白い!    昨日発売されたソフトだといわれても違和感無く信じられる、極めてハイクオリティな   出来映え。    メジャーモノに例えるなら、エッガーランドやソロモンの鍵クラス。    FCアクションパズルの大傑作といわれるこの二本と比べても何ら遜色の無い面白さ。    こんなに面白いゲームがたった1800イェンでいいんですか? 本当に? と及び腰になっ   てしまうほど。    コストパフォーマンス最高のICO、是非買って遊んでみてください。              余談壱。    ICOは、マニュアルの出来がまた良い。    絵本風に書かれているのですが、引き方が上手い。    話が盛り上がってきた、丁度いいところで終わって、「続きはゲームでどうぞ」となっ   ています。    この続きを見るため、初プレイ時はわくわくしながらプレイしました、どこでああなる   のだろうと思いながら。    これもまた、ICOのセンスの良い部分の一つです。              余談弐。    少女の話す言葉はイコに通じないので、初回プレイ時は何を言っているのかサッパリで   すが、セカンドプレイ時は少女の言葉に字幕がつくので、内容を理解できるようになりま   す。    あの場面で少女は何と言っていたのか、二周目で分かるようにするあたり、心憎いやり   方ではありませんか。              余談参。    アイテムが無いと言うのは先述のとおりですが、一つだけ、隠し武器(木の棒に代わる   武器)があります。    普通にやっているとなかなか気付かないこの武器、二周目で取ってみたのですが、   思いっきり笑いました。    ライトセーバーじゃねーかコレ!    振る時のぶぅんぶぅんな音もそうだし、ヨルダと手を繋いだときのあふぉみたいな長さ   はナンディスカー。    二周目はこの武器のおかげで楽させてもらいましたわー。