Special Lesson 〜手指故障の克服へ

特別レッスン


 特定のジャンルや一つのテクニックなど、テーマを一つに絞って集中して学べるパーソナル・トレーニングです。通常のレッスンにおいても、学習者が求めるものや、講師から見て学習者に必要だと感じられるものを、その都度に集中してレッスンを行っておりますが、こちらでは敢えて一つのテーマを提示することで、よりテーマ/課題を意識してトレーニングにのぞんでいただこうという主旨のもとに立ち上げました。



故障者のためのギター奏法講座


◎内容

腱鞘炎、ガングリオン、ジストニア等々によって故障されたことのあるギタリスト、またその予防をするための奏法講座です。


思うように動かなくなった手指をコントロールしていくためのレッスンを行います。

(注:故障に対する奏法面の改革からの改善アプローチであり、医療行為は行いません)








腱鞘炎、ガングリオン、ジストニア等々によって生じるギタリストの手の故障。

”それまでできていたことができなくなる”、”ただ弾いているだけでも楽しかったギターが思うように弾けなくなる”ということは、本当に本当につらいことです。


20代前半で左手の故障に患い(※)そのつらさを知る成瀬正樹が、手指~体の使い方からはじまる奏法面での克服法を伝授します。


本レッスンは、受けた瞬間にパッと問題を解決させる魔法をあたえるものではありませんし、故障部を修復させる医療行為でもありません。

また、これまでの(故障前からの)自身の奏法を変えていくということは簡単なことではないと思いますが、明確な意思をともなうトレーニングは、必ずやプレイにおいてプラスに働いていき、故障も克服できるものだと信じています。

受講される方とは真摯に向き合い、目標へとお付き合いさせていただきます。




◎システム/料金など

レッスン料等のシステムは、通常レッスンと同じです。


☆レッスンのシステムなどなどこちらをご参照下さい☆


当方としては、理解/修得の経過を見てその都度アドバイスをしていきたいことからも、定期的なレッスンを継続して行える“月ぎめコース”をおすすめしております。ただし、ライフスタイル等々、ご都合は皆様それぞれかと思います。また、コースの変更がフレキシブルに行える点も、当プライベート・スクールの利点でもあります。ご検討のうえ、都度ご自由にお選び下さいませ。




※ 成瀬正樹と手の故障

21歳の冬頃に突然、左手指に力が入りづらくなり、押弦行為が自然に行えないようになりました。

良く分からないまま整形外科を複数(町医者〜総合病院)、また鍼医、カイロプラクティック等々、様々な医療機関/医療類似行為を行う機関に通いましたが、その時は原因/病名等さえも分かりませんでしたし、残念ながら効果的な治療も受けられませんでした。後に振り返る分にはジストニアの症例だったろうと思っています。

またその状態のまま無理に弾き込んだため、軽い腱鞘炎も併発してしまいました。


原因も治る目処も見えない中で出会い、その後の奏法変革に大きな指針をいただいたのがクラシック・ギターの師である加藤誠先生の“ゆる弦ギター”奏法でした。

“故障者のためのギター奏法”は、加藤誠先生から教えていただいた奏法をベースにしつつ、様々なジャンルをプレイするエレクトリック・ギターの弾き方にアジャストしていったものです。


手指の故障に関してはその他にも、事故で左中指の骨折、そして(お恥ずかしい話ですが‥)ギターの演奏とは関係の無い、日常生活での不具合から右手首の腱鞘炎とガングリオン(手術により切除)も経験しています。


病歴は決して誇るようなものでは無いですし、何もなければその方が良いのですが、ギタリストとしての立場で上記のような複数の経験をしている分、皆さんの相談にもより真摯に向き合えるかと思っております。

現在不調な方、怪我/故障あけの方、また現在の自身のギター奏法に違和感を覚えていたりと手指の動きにお悩みのある方、是非一度ご連絡下さい。



追)“成瀬正樹と手の故障”話は、成瀬正樹オフィシャル・ブログにて「故障と付き合って」というタイトルで連載中です。

是非どうぞ、そちらも合わせてご覧ください。



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