鹿児島名産灰汁巻きの作り方

灰汁(あく)巻きの作り方(2001年5月11日初挑戦)

あく巻きを作ることは長年の夢でした。
今日(2001年5月10日)にはじめて作りました。
これはこの日のあく巻き作りの記録です。
作り方はテレビで見たのと近所に人から聞いた記憶を頼りに作りました。
灰は干し竹の子作りの時燃やした灰を使いました。
竹の皮は竹の子山から持って帰りました。
もち米は1kgと計っていますが水とか灰は適当に使いましたので計量出来ていません。
反省
あく巻きの長さは決めて作りましたが米の分量は適当にしましたので大きかったり小さかったりしました。どちらかと言うとやや大きすぎたようです。杓子2杯くらいが適当かもしれません。
しかし竹の皮の大きさにも左右されますので少々大きさに違いがあってもいいと思います。
我が家の家族はこの灰汁まきが大好きです。
遠くに離れている家族にも送ってやることにしました。

あく巻きは薩摩藩の武士の戦いのときの保存食として作られたと言われています。

材料
灰 もち米1kg 竹の皮 


作り方

1、灰(上等な灰は樫の木を燃やしたもの。普通の木を燃やしたものでもよい)と水を混ぜて灰汁を作っておく。

  灰汁は布巾で2度こしして使う。
2、もち米を洗っておく。
3、もち米は10時間灰汁につけて置く。
4、次の日前の灰汁とは別にあく巻きを煮るための
  灰汁を作っておく。
  この灰汁も2度ほど布巾でこして使う。
  写真はまだ漉していない灰汁
5、竹の皮を水に10分くらいつけてやわらかくしておく。
6、やわらかくなったら洗っておく。
7、紐用として上等でない竹の皮を細く裂いておく。
  写真の皮は山から取ってきたままのもの
7、竹の皮の中央にもち米を入れ竹の皮で結ぶ。

2001年5月11日撮影

2002年5月4日撮影
8、2度越しした灰汁を入れてほんの少し
  沸騰する程度の火で5時間ほど炊く。(2001年5月10日)

追記
  2008年5月5日は2時間ほど炊きました。
  しかし時間が短く米の粒が見えました。
  米の粒が見えなくなるまで炊く必要があるそうです。
  2005年5月1日には4時間炊きました
9.5時間ほど煮たらかごにとって冷ます。

2001年5月10日の灰汁巻き

2008年5月1日の灰汁巻き
10、これが出来上がったあく巻き。
   竹の皮で5箇所ほど結んだ。
   2008年5月1日の灰汁巻きは3箇所結んだ。
11、竹の皮をむき切って砂糖をまぶして食べる。
   きな粉で食べてもおいしい。

2002年5月3日灰汁巻きを作った場合の分量
もち米1.5kg
灰と水をまぜて灰汁を作りもち米を作る場合の灰の量200CC 水2200CC

2002年6月3日頃
灰汁巻きは保存食という事で長持ちするだろうという気持ちから冷蔵庫に入れていました。
3個のうち2個はすぐ食べました。1個は大事になおしていて食べるのを楽しみにとっていました。
1ヵ月後に食べようとしたらカビが生えて食べられませんでした。
保存食と言ってもそんなには長持ちしない事がわかりました。
ああ勿体無い事をしたという貧乏性丸出しの感想を持ちました