市街地にたつ木造の内科医院

<京都市 o医院>

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 京都の市街地に新築された診療施設で、診療科目は内科・神経内科。 当初よりできるだけ健康に配慮した自然素材を使いたいとのご要望で、構造体は木造となっている。
 また、院長ご自身も熱心に建築の勉強をされ、動線計画から室内環境に至るまで、綿密な打ち合わせを繰り返しながら設計が進められた。

 建物の建つ敷地は、交差点の角地にあたり、車の騒音が比較的激しい。同時に排気ガスの流入も気になるところであったため、外壁は遮音性を考慮して乾式工法のタイル貼りとし、開口部も気密性の高い複合サッシュとしている。

 外部からのアプローチは、バリアフリーの観点から土足のままとしているが、設備のメンテナンスや足への負担を軽減させるために、多少のスロープをつけて2重床としている。また、患者さん並びにスタッフに対してできるだけ良好な室内環境を造り上げることを主眼に、仕上げ素材の選択から空調・換気、照明計画にも充分な注意が払われた。

 床は先生・看護婦さんそろってから拭き、またアロマオイルを使用したりと、患者さんが気持ちよく来院できるよう、普段からいろいろと工夫されている。

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