2010夏季一時金要求に対する回答

要求内容

1. 一時金は基準内賃金の2.5ヶ月を要求します。

2.  従業員代表の選出方法について以下の事項を要求します。
・現状のメールでの投票を投票用紙にて無記名投票とする事。
 投票、開票方法は組合との話し合いにより決定すること。
10月に行っている代表選出選挙を8月に行う事。

3. 春闘での検討事項について、以下の検討結果を回答する事。
@昨年12月に行った評価説明を、希望者だけでなく全ての従業員に対して実施すること
A個人に対して各評価項目に対する評価点数とその具体的な説明を開示する事。
B業績給を下げる者に対し、幾ら下げるかを4/1前に事前に説明し理解を得ること。
C評価回復(再評価)の機会を設ける事。
D安全衛生委員会を設置すること

回答

1. 一時金の回答は0.7ヶ月
 理由は次の通りです。
 ・支給日が7/10前後である事
 非組合員に対して支給日が遅れる事による不都合を考慮。
 ・会社の状態を鑑み、妥結することにより、組合も会社の状態を憂慮している事を明示するため。

また、会社側は交渉の中で次のように主張しています。
会社:当社の平均年収は高い
組合:何を根拠に高いというのか?
会社:政府等の出している資料に対して高い
組合:同一職種か?職種によって変わるが?
会社:政府等の出している資料による
組合:高いと言うのであれば係長以下の平均年収を提示して下さい。
会社:必要がない
組合:それでは高いといっても納得できない。
という話し合いが続いています。会社の説明は到底納得できる物ではありません。

2. 代表選出方法について
回答
・現状のメールでの投票は継続する
・投票データは第三者には出さない
・選出する期日は考慮する
この中で会社側は、メール投票について「無記名にする必要はない、堂々と投票すればよい」と主張しています。
組合側は、代表選出は従業員の代表であるので、従業員が投票方法を決定するべき物、また、会社主導によるメール投票は、投票情報の漏洩とそれによる選別を行うものと考えています。

3. 春闘残件
@昨年12月に行った評価説明を、希望者だけでなく全ての従業員に対して実施すること
 回答
 変更しない。
 Cの評価回復に関して、明らかな事実誤認が有る場合は、この時に評価回復を行う。

A個人に対して各評価項目に対する評価点数とその具体的な説明を開示する事。
 回答
 評価項目の内容(大項目)に従い説明する事との要求に対し、評価者の説明スキルによる部分があるので、スキルを上げる様に努力する。

B業績給を下げる者に対し、幾ら下げるかを4/1前に事前に説明し理解を得ること。
 回答
 検討努力する。

Aの項目は重要になります。これがまともにできないと、@の項目が無意味になりますので、注意してください。
業績評価についてはこれからも交渉していきますので、皆さんも疑問等がありましたら、連絡をお願いします。