不況や飼育魚の引き取り等々の関係か国産も価格が下がってますが、 初心者の方や、経済的に余裕が持てない方は、 外産の安い固体(ペアで200〜500円程度)を買いがちです。 ですが、極端な話し、きれいな個体をある程度長く楽しむのでしたら、 国産で信用出来る固体を購入した方が安心して飼えるかと思います。 確かに、最初の投資額は桁が3つくらい違いますが。 新品の水槽に新しい水を用意し、1周間程度まわしてから購入すれば、 はずれか運が悪くない限りは問題無く飼えると思います。 (飼う事と維持は又別ですが。) 外産は昔はともかく現在は博打の要素が高く感じられます。 運が良ければ、メス1匹買ってきて水槽いっぱいになる事もありますが、 運が悪ければ、100匹買っても全滅、増えてても1匹追加で全滅、 という事はざらです。 私は、今までにおそらく購入分で原付が買える程度は死なせてますし、 増えても1晩で200匹以上死ぬ事も珍しい事ではありませんから。 まぁ、問屋、店の事考えるとたいした事無いのかもしれませんが。 |
最初は知識不足と経済的余裕の関係から外産を買い始めました。 経験をつんでから国産を買っても良いんじゃないかと。 実際は経験つむ前に全滅、子供産んでも成長途中でばたばたと落ちる。 経験もへったくれも無しという感じでただ全滅させる日々が続いていました、 それから運良く増やしうまくいってると思っていると又ばたばたと。 最近は一時期に比べると入荷状態が良く感じられます。 まぁ、感じるだけで俗にいうグッピーエイズキャリアばかりですが。 散々死なせた関係でそっちの経験は充分つめたので、 当初に比べて死なせる数はずいぶんと減りました。結果水槽は増えましたが。 外産は安く、手軽に、豊富な種類を手に入れられるのが魅力だと思います。 昼ご飯1回抜けば1ペアぐらい買え、専門店で無くても買え、 地方では見かける国産の種類の数倍の種類を選べます。 |
外産は上記の様な利点はありますが、 ほぼ100%グッピーエイズのキャリアであり、 販売方式、経路、発送元によってはどれが正しいペアなのか、 親と同じになるのか、そういった部分は欠点です。 購入時、飼育時に遺伝関係をある程度勉強してないと、 思った通りにならず、気に入らない個体の山が出来、 あきてしまう事になります。 私は外産というのは、素材と思っています。 遺伝関係の応用編を学ぶものであり、新たなものを作り出す為の。 国産は遺伝関係の基本が確立されたもので、 より高みへ向かって個体を仕上げていくものだと。 最近は外産的安価な国産ものも増えてますが。 外産の新しい部分、面白い部分、妙な部分を、 確立された国産で調べたり、とりこんだりして、 自分のお気に入りを創っていけるものだと思っています。 |
経験上の、購入時、飼育時に気にしている点について、 書かせていただきます。 店を可能な限り多くまわる。 水槽をとにかく見る。 今飼っているのにとり入れるのか、新たに始めるかをよく考える。 欲しい個体の入っている水槽内を確かめる。〔注1〕 持ちかえった際、袋の中の水は出来る限り水槽内に入れない。 魚の様子と水の状態を出来る限り見て把握する。〔注2〕 新たなグループを作った場合は淘汰モードが過ぎるのを待つ。〔注3〕 といったところです。基本といえば基本なんですけどね。 オリジナルのお気に入りが出来る事を目指して、 頑張ってみるのも楽しいかと思います。 〔注1〕 外産に病気はつき物ですので、腰振ってる個体がとか、 死んでる個体が程度で気にしていると外産は飼えません。 欲しい個体がどうであるかをしっかり見て、覚悟を決めましょう。 雄雌個別に購入出来るところであれば必要な分を、 ペア売りのみなら導入にあたって無難そうな相手も見ておきましょう。 ただ、欲しい個体のみぴんぴんして他が漂ってる場合は、 覚悟するよりあきらめた方が良いかも。 壊滅している原因はその個体のはずですから。 〔注2〕 水槽に余裕があれば、トリートメントし、 飼育中のものをそこに入れて数日様子を見て、 問題が無ければ導入の方が、 より良い結果が得られる可能性が高くなります。 が、導入時は覚悟決めておいた方が、 もしもの時にショックは若干小さいものになります。 私はここ2年ほどトリートメント無しで直入れやってます。 お勧めはしません。 〔約1年前に1匹導入で200匹以上が1晩で浮きました〕 魚が調子を落とたからと下手に薬を使うくらいなら、 塩を使うかいっそ隔離程度で何もしない方がましな事もあります。 薬は基本的に毒なので、 使用量、方法を間違うと悪い結果にしかなりません。 病気になって体力落ちてる時に毒ですから。 薬を水槽に直接で水槽全滅させる事にならないよう、 問題の個体を引っこ抜いて、その個体のみ対処という事です。 なるべくなら魚や水のシグナルを感じて、 早めに軽い対処(水換え等)の方が安全だと思います。 私は、底床の掃除&水換え(不定期)か、塩を入れる程度です。 〔注3〕 環境(当初はその家の水)に慣れるまでは落ちやすいと思いますが、 慣れてしまえば、足し水に直接水道水でも大丈夫なものです。 頻繁に水換えしていない環境から新規立ち上げ水槽の場合にも、 同様な状況が見られます。 |