第二夜  悪魔が来りて笛を吹く

第三章 奥義!パクリ竜
まったく持ってなんて日だ。この新生かんずが放銃するとは。俺は焦った。なんとかこのピンチをしのがねばならない。
「ほらほら〜、頑張ったご褒美にお姉ーさんこんな事までしちょお〜〜。(^。^)ウフッ」
「ほわわーー!なんか知らんけどエナジーーー!!」
相変わらず対面はうるさい。俺は取りあえず悪魔王の親を阻止するべく悪魔王の第一打西をいきなりポンする。このポンに引き寄せられたかの様に俺の手牌が、対子場を形成してゆく。
「ふふ・・・これは役牌に対々和までいけそーだな。けけけ」
しかしそんな俺の思惑もまったく野郎には通用しなかったらしい。
「おおりゃ〜!悪魔的雪崩リーーーチ!!振っちまえ〜〜〜!」
「うぎょ!」 俺とした事が意味不明な絶句を吐いてしまい、一気に苦境に立たされた。しかしここで俺は神の啓示を受ける。なんと西をツモったのだ。
頭の中に巨大なビッグバンが出現した。
(「これだ!この西をカンすれば、当然カンドラは西だ!しかも嶺上パイで聴牌までいける!!」)
何故俺にこんな考えが浮かんだか、それは昔俺と互角の勝負を演じた「タコの竜」だか、「負けの竜」だか(良く覚えてないが)の雀士がいて、よくカンを利用したイカサマで勝ちまくっていたからだ。
あの根暗な頚椎ひん曲がり野郎に出来て俺に出来ないわけはない!
そ〜れ、鳴けば鳴くほど〜〜〜!カン!!
さくっ 東ツモ・・・・。カンドラ2ソウ・・・・。「あれ??」何かおかしい。俺は何一つ予定通りに行かなかった事に焦りを覚えた。
「おいおいおい〜!なんでカンするんじゃ!親リーチしとるやんけぇ〜!」コケ魔王が横でガーガー喚いている。
「わーっとる!わーっとるわい!少しだまっとけぇ〜ぼけぇー!!
俺が血走った目でコケ魔王を一睨みすると、コケはグッと押し黙った。何故か狂った奴を見るような目をしていたが、あいにく俺は全然気付かなかった。
次順恐ろしい事に8ピンアンコで持っている所に更に8ピンツモる。その悪魔的な誘惑に俺は吸い込まれる様に8ピンの声を聞いた。
「今度こそいけるわよ、そ〜れカンしちゃいなさい。」 それは魅力的な乙女の声をしていた。
なにか後ろの方で変な女がボソボソ耳元で囁いていた様な気配がしたが、まったく俺は気付かなかった。
「うひひひ〜。次ぎこそはいくぜ〜〜!」
そ〜れ、鳴けば鳴くほど高くなる〜〜!カンじゃ!!
さくっ6ピンツモ・・・・。カンドラ4マン・・・。全くカラミなし。
「おおおおおおおお!!おっけー!かんず!」 悪魔王の絶叫が木霊する。
「性懲りもなくカンすんじゃねーあほー!!」皮余りの非難が飛ぶ。
まったく、ちっとも、全然、これっぽっちも予定通りにいかず、俺は狂気の海でバタフライしながら喚いていた。
鳴けば鳴くほど・・・・鳴けば鳴くほど・・・・・・・・・・鳴いても鳴いてもなんともならーーーーんん!!
「おっしゃー!ツモ!!」「リー・断・ツモ・ドラ4!6000オール。サンキューかんず!」
俺のカンドラが全部のっていた・・・。
悪魔王 鬼のツモ(涙)
「てっ・・てんめーー」
「おいおいおいおい、かんずさんよ〜」
皮余りとコケ魔王の人を射殺す様な視線が突き刺さる。
「きゃ〜はっはっはっは。引っかかった引っかかった〜〜〜。」
何時の間に現れたか、女神が後ろで巨乳をぎゅるぎゅる回しながら踊りまくっている。
「こんの小娘がー!死ねぃ!」
ひらっ。俺の必殺のいちもつの一撃を寸前でかわして女神は消えた。勢い余った俺は壁にイチモツを刺してしまい、その衝撃で軟骨を折ってしまった。
ひくひくいいながら床の上で伸びている俺を尻目に、更なる悪魔王の攻勢がつづく。
「ロン!断平三色ドラ1、12600点!」
「跳満ツモ!ダブ東・中・対々・混一!6300オール!」

完全に悪魔王の独壇場と化していた。


いつまで続く第四章!



HOME かんずの熱い日