更新日記&徒然草。→トップページはこちら
■3/30(金)
ビデオで松岡錠司監督「私たちが好きだったこと」見る。こ、これは・・「死国」に続いて、また夏川結衣が自分のキャラクターを利用してうまくやる映画を見てしまった・・。こんなん、許していいのか?!でも夏川結衣ゆえ許さざるを得ない。観る男達に決意をせまるという意味でこの映画は重要だ。(ウソ)
あと、どーゆー了見か、浜崎あゆみのベストアルバム、買っちゃいました。
■3/26(月)
午前から2時くらいまで労働させていただいた後、目黒の東京都庭園美術館にて「ロシア・アヴァンギャルド展〜ステンベルク兄弟を中心に」を見に行く。庭園美術館って、うーん、なんというしなやかでかつ落ち着いた感じのする建物なのか!その中に展開されるロシア・アヴァンギャルド美術による初期映画ポスターの嵐!オレがちゃんと見たことのある映画というと「戦艦ポチョムキン」と「キートン将軍」くらいのものだが、見たこともないプロパガンダ映画のポスターでも、とても惹かれるし、映画そのものが見たくなる。展示の中心になっていたステンベルク兄弟のよりはドルガッチとかベルスキーとかのが好きだな。図録やハガキ買っちゃって思わず大出費。
迎賓館も臨む庭園をプラついた後、恵比寿に出てガーデンシネマでウディ・アレン監督の「ギター弾きの恋」を見る。うれしそうに存在しないジャズ・ギター弾きのウソ逸話をしゃべりまくるアレン以下評論家たちがとってもステキ。ジャンゴの音が聞きたくなって、帰路新宿のタワレコに寄ってJAZZ
IN PARISのうちの一枚「ジャンゴと仲間たち」を買う。うーん、これ、同シリーズでもう一枚持ってるジャンゴ・ラインハルトの"SWING IN PARIS"より、親しみやすくていい感じ。グラッペリが参加してるからか?同時にバルネ・ヴィランの"JAZZ
SUR SEINE"、ビオンディとエウローパ・ガランテによるボッケリーニ集、ジェームス・ホーナーの「スターリングラード」サントラなども。ちょっと「ギター弾きの恋」だけでは満足ならなくて、蔦屋で黒沢清の「復讐〜消えない傷跡」を借りて見る。うわ〜、「蜘蛛の瞳」並みにわかんねえ。
■3/25(日)
ビデオで名作の名高きジェームス・ホエール監督「フランケンシュタインの花嫁」を見る。んん〜??もちろん美術はすばらしい(古城もさることながら、あのワケわかんない人造人間製造機!)し、メアリ・シェリーの談話から始まるオープニングはとっても引き込まれるのだが・・・。まぁ、ケネス・ブラナーのフランケンシュタインよりは面白いような。
松岡錠司の新作「アカシアの道」を観るべく、吉祥寺バウスシアターまで出る。渋谷のユーロでもやってるのだが、バウスの方は松岡の昔の映画をレイトで組んでおり、しかも半券割引があるのだ!喜び勇んで行ったのはどうやらオレくらいのものだったようで、何と日曜7時の観客は3人。松岡錠司の映画で映画館に客が多かったことなんて経験ないとはいえ、なんか呪われてでもいるのだろうか?しかし日本映画には数少ない、心理主義的な独自の文体を持った作家で、「アカシアの道」も夏川結衣、渡辺美佐子の演技のぶつかりあいもさることながら、その文体の妙がどこまでも楽しめる佳作。こんなに観られないのはもったいないと思うが・・。とはいうもののレイトの初期二作品はディープ松岡ファン、もしくはPFFファンでもなければ耐え難いシロモノで、「三月」はエンエンと聞こえないセリフとあか抜けない西村むつみに耐えたあげく、ラスト2分で何か光るモノの片鱗を感じるというもので、「字〜aza〜」は、「こ、これが同じ人間か?!」と西村むつみの垢抜けっぷりを楽しむ映画であった。とは言え、松岡映画伝説のマドンナ西村むつみを観られて、ちょっと嬉しいなーんて思う俺もディープ松岡ファンなのか?
■3/23(金)
定時にバーンと退社して全速力!新橋のヤクルトホールでジャン・ジャック・アノー監督の「スターリングラード」の試写会があるのだっ。開映し予告編の段階でなんとか入れる。映画のデキは・・・。エド・ハリスはすばらしいが、ちょっとアノーの反共プロパガンダが気になる。この映画のラストで、そんな今更な反共メッセージ入れなくても。ジョセフ・ファインズだってそんなキャラにどっから見ても見えないしさ。詳しく知りたい人は見るべし。まぁ、プレミアの評みたいに「スターリングラードの歴史を矮小化した」なんて怒るほどの映画にも思えないが・・。銃眼越しの命のやり取りより、男女の見つめ合いの方に説得力がある監督が、こういう題材に取り組んでもいい結果は得られない、といういたって平凡な教訓が残る。
鶴田法男監督のビデオムービー「ほんとうにあった怖い話」第一夜・二夜を見る。なるほど、けっこう怖い。第一夜の妙に見ていて恥ずかしい80年代的テイストも含めて、怖い(笑)
■3/20(火)
近所のスーパーで韓国の味付けのりを買ってみる。これ、なかなかおいしいのだが、気になるのはその名前。「両班(ヤンバン)のり」。どういうことだ?高校で習った世界史知識をひもとくならば、李氏朝鮮の特権階級が両班(ヤンバン)。それがなぜノリの名に?考えられる理由は三つ。
(1)現代に今なお残る両班の人たちが作っている。
(2)両班が食っていた。
(3)両班がいつも食べるくらい高級感があって美味しいノリである。
何となく3番が正しいような気がするが、ここはヒトツ、このノリの袋に記載されているこの食品会社のWEBサイトに行ってみるしかない。
・・・ハングルばっかりで読めない。英語サイトもあるのだが、そっちの方にはどうやら両班のりの記述はないようだ。インドで言えばさしずめ「バラモン・カレー」とでも言うべきブランドネームのこの海苔。やはり両班の人達が内職で作っているのか?情報を持つ勇気ある若者のタレコミを求む。それにしても大したモノだと思うのは、この海苔の小袋一つ一つにWEBサイトのURLが記載されていることだ。「おとなのふりかけ」の袋ひっくり返しても永谷園のWEBサイトなんて載ってないのに。やはり韓国こそ今やIT先進国なのか。
で、両班ノリでメシを食いつつ、昨日借りた黒沢清の「復讐〜運命の訪問者」を見る。「蛇の道」とかよりは分かり易いが、それにしても、ウーン、とにかく、エグい。暴力、暴力。バイオレンスなんて横文字をむしりとった後に見え隠れする、底冷えのするような暴力の断面図である。ラストの全く不合理な銃撃戦も何か異様な様式美のうちに治まっていて、恐ろしい。しかしエンドロールには哀川翔アニキ自ら熱唱。それは「ベル・エポック」の篠原涼子同様、考え直してほしかった。
■3/19(月)
昼から起き出し、とりあえず髪を切る。夕方より池袋にでて、シネ・リーブル池袋にて韓国の潜水艦映画「ユリョン」を見る。前半やたら眠たい展開だが、後半・・・・こ、これって、「カル」じゃないの?えっ、えっ、こんな密閉空間でそんなグロいことやっていいのか・・・ナニーッ。などと、ひたすら驚愕の後半。潜水艦映画となるとただですら沈みやすい展開をいかに救っていくかが娯楽作としての成功のカギだと思うが、この映画、そんなこと露ほどにも気にかけず、ひたすら重くて陰鬱な展開へまっしぐら!ここまで来るともはや確信犯、逆に残虐花火が上がったと考えて歓迎するしかないのだが・・・それにしても、彼らをここまで突っ走らせるモノというのは一体何?と思っているところに出ました、ラストの一言、「それがハン(運命)だ!」・・やはりここでも来た、恨(ハン)。この字幕では「運命」に「ハン」とふっていたが、どうやら映画でも、韓国のモノを理解するにはどうしたところで避けては通れぬ存在のようだ。しかしここまで登場すると、逆に隠れキャラでも発見したような気になってちょっと嬉しい(わけないが)。
「プルーフ・オブ・ライフ」でも見ようかと思ったのだが、まぁどうせ薄い映画だろうからとりあえずやめて、HMVでCDをあさる。EMIから出ているウォルトンの交響曲・協奏曲集二枚組が1300円で出ているのでゲット。ハイティンク指揮の一番がとにかくビッグに鳴らしまくる名演。新宿の蔦屋で黒沢清監督「復讐〜運命の訪問者」を借りる。
■3/18(日)
三鷹市芸術文化センターで、劇団拙者ムニエルの春の祭典スペシャル2001、「拙者KINGS&QUEENS&JOKER」見る。三鷹で見たのは二度目だが、下北沢や早稲田の公演と比べるととにかく仕掛けがデカくて凝っている。全体としてはパワー落としめだったが、クライマックスで登場するキラー・ギャグともいうべき大技ギャグが凄い。久々に、気管と腹の皮に一抹の脅威を感じるほどに爆笑させられる体験をした。
三鷹駅前のビルに入ってる書店で黒沢清のエッセイ集(あるいは論集か?)「映画はおそろしい」を発見。山本貴嗣のマンガ「夢の掟」と、杉山隆男の「兵士を見よ」と抱き合わせて買う。黒沢清が映画について書いたものは、ことによると彼の映画より面白い。ちょこちょこ拾い読みしていきたいと思う。
■3/17(土)
江ノ島旅行に行ったメンバーと、中野の300BARで飲む。昔タミヤの戦車のプラモ作ってたことなんか話したの久しぶりだなぁ。ご機嫌気分で沼袋駅前の本屋に立ち寄って以前から買おうと思っていた「カバチタレ!」の3巻を買う。
と、店主の小父さんが「明日はお休み?いいねえ、本屋は年中無休なんだよねえ」などと気さくに話しかけてくる。オレも本屋さんの生活については興味あるゆえ、いろいろ受け答えするうち「どうして本屋さんを始められたんですか」と聞いてしまったのに端を発し、今年77になる彼I氏の、海軍通信学校時代の青春物語が開始された。陸軍より待遇のいい海軍、海軍の中でも沈没の危険がなく致死率の低い航空隊に入りたいが故の通信学校入学というなかなか抜け目のない選択をするI氏。オレよりも十倍賢い職業選択ではなかろうか。この時の話で初めて知ったが、軍人恩給というのはたとえ従軍していても内地にいては貰えず、外地に一定期間勤務していなければいけない、また、戦地によってもらえる額が違い、南方戦線は最も高額であるとか。なるほどそういう仕組みになっているのかと感心。そして帰国後の書店奉公時代だの、店舗の入っていたビルを追い出されて訴訟を起こした話だの、このへんはバルザック「人間喜劇」中の人物のごとき感覚(「幻滅」に出てくるセシャール親父みたいな感じか)で面白く聞いてきたが、流石に書店組合の機関誌に載ってる写真を見せられたりしてくると・・・(笑)。近隣商店街にドラマあり、などと妙に実感しつつ帰宅。
■3/14(水)
どういうわけか一日中体がダルい。カゼというわけでもなさそうだが・・・。あるいは一種の5月病か。入社して一ヶ月とちょっとだしな。時期的には妥当。
あまり頭を使わなくてもできそうな残務処理をやって退社し、中野のマンガ喫茶で「残酷な神が支配する」の続きを読む。おそらくここらが前半のクライマックス(8巻くらい)だろう。気づいてみれば一時間も延長するほどに引き込まれる。それにしても気になるのは他のお客。入った時からいるのに、一時間延長してそそくさと出ようとするオレをしりめに、後2時間はいそうな雰囲気で脇にマンガ積み上げてる人とかいるんだが、料金とか気にならないのだろうか。実は延長料金の計算がフツウの人と違うVIP計算になっている方々なのかも知れないが。サウナにずーっと入っているおっちゃんたち的に気になる存在たちである。
気になるといえば、また昨日から朝日が勝手に新聞をポストしはじめた。絶対受け取ってやらないので、次々と突っ込まれるままにポストから洩れ出すだけなのだが、普通郵便をマトモに受けられなくなるのがイヤだなぁ。まああまり手紙など来ないので実は困りもしないのだが。
■3/13(火)
週間仕事はじめのあわただしい一日をこなし、定時退社して、新宿シネマ・カリテにて終了まもないアン・リー監督「楽園をください」を見る。しかしやはり無謀であったか、前半異常に眠い。「パトリオット」などにくらべて圧倒的に予算少ないはずだが、シマりまくった画づくり、色づかいが素晴らしい。やっぱりトビー・マグワイアはあまり良くないが、ジェフリー・ライト、ジョナサン・リース・マイヤーズあたりがキイていてなかなかの仕上がり。
「スナッチ」のオリジナル・サントラと、"JAZZ IN PARIS"シリーズ、グラッペリ/ピーターソンのコラボレーション盤を購入。
■3/12(月)
会社の同僚お二人と、江ノ島&鎌倉散策日帰り旅行。新宿の待ち合わせに遅れたオレは、ロマンスカーの乗車を一本遅らせてしまう。申し訳ない!しかし時間になるまでマンガ喫茶で時間をツブすオレたち。萩尾望都の「残酷な神が支配する」の続きなんぞ読んでいるうちに出発時刻の11時。仮眠とりながらロマンスカーで終点の片瀬江ノ島!ちらほら降っていた雪もあがり、江ノ島はちょっとした肌寒さを除いては実に上天気、行楽日和である。徒歩で登山し、島裏の岩場を踏破ス。有料の洞窟散策もするが、入館料をとるなら、ワケわかんない演出付きの龍の人形なぞ置くのはやめて、自然の景観の保護に勤めなさい、藤沢観光協会。鳶が飛び交う岩場を高台から見下ろす茶屋で、焼き蛤などつまみながらビールを傾ける午後。善哉。
江ノ電で鎌倉へ。鶴岡八幡をちょっとナメるように見る程度しか時間が残っておらず、珈琲屋でチーズケーキなどたしなんでからミヤゲを物色、夕食はラーメンだ。鎌倉の小路は実に雰囲気がイイ。こんな街に店を持ったりしたいネなどと話しあうが、なんとなくそんな算段が背丈に合わぬ感じの男三人。まぁ、このズレこそが楽しいので良しである。なにかサンフランシスコめいた海岸行きの道路をひたすら歩き、夜の海をはるか逗子マリーナの方を見渡しながら歩く。しかし冬の海だけに、ロマンティックさよりもチョイ不気味めの方が先に立つ感じだったり。帰りは江ノ電でまた江ノ島まで戻り、小田急の急行で新宿。新宿には9時すぎ着で、とても「美しきセルジュ」のレイトにかけつける気力なし(笑)。
新宿で解散した後、まだ開いているハズのヴァージン・メガストアに立ち寄る。何が目的かと言うとタワレコ新宿には入荷してなかった"JAZZ IN PARIS"のその他の盤のゲットだ。かなりここでも売れ行きは良いらしく、既に見られぬ盤もあるが、ジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリの盤を購入。そして、ゴールデングローブ音楽賞受賞で勢いづく「グラディエーター」の、サントラ第二弾もゲットだ。(が、今聞いてみたところあまり内容良くない感じ)
■3/11(日)
昼過ぎまで寝てしまう。「ユリョン」とか「美しきセルジュ」とか見に行くつもりだったのだが。「美しきセルジュ」はレイトなので、明日の日帰り鎌倉旅行の後にでも行ければと思うことにし、とりあえず当面やろうと考えていた新TVモニターの購入を発動。コンポ台とTV台の位置をえらい思いをして入れ替え、近所の電機屋さん「トピックス」にて、念願の21型TV購入!何とD1端子もついてるぞ。まあD3じゃないからハイビジョンじゃないけど。しかしTV台に置いてみると、今までの14型ですらなんか頼りなげだったTV台が、今や明らかにかしいでいる。買い直しか、買い直しなのかッ!?
その問題解決は先延ばしにすることにして、とりあえずワーナー板橋にチャリを走らせ、ガイ・リッチー監督期待の新作「スナッチ」を見る!昼過ぎまで寝ていた恩恵か、アタマすっきり、からみまくるストーリーもバッチり整理しながら映画に付き合いきることができた。しかし思うに、そんなにアタマ使ってる映画にも思えぬぞ。メルヴィルの「いぬ」なんかこの100倍くらい難解。「スナッチ」は、まったく晦渋なところはなく、ひたすら笑っているうちに事件が転がる楽しい犯罪ムービーである。オススメ。
■3/10(土)
なにげなく晩飯に作ったピザトーストのピザソースが腹にあたったらしく、腹を襲う激痛に倒れる。ああ、板橋行くつもりだったのに・・・ピクピク。征露丸でなんとか復旧したが、マイカル行くどころの話ではない。嗚呼。
■3/9(金)
前日のAM1時近くまで居残った反動で定時退社し、映画を見るつもりだったが、結局レイトショーにすら間に合わぬ。「スナッチ」の始まってしまった新宿コマ劇前で途方に暮れ、結局タワレコでCDを物色。ウォルトン自作自演の「交響曲第一番/ベルシャザルの饗宴」、アルゲリッチとアーノンクールによるシューマンのピアノ協奏曲、ロイ・バッドによる映画「ワイルド・ギース」OSTなど。「ワイルド・ギース」は、始まって早々「ムトゥ」か!?と思ったが、まぁ順当に考えてあっちがバッドをパクってるんだろうな。
■3/7(水)
立て続けの会議・残業にもめげず、退社後にシネセゾン渋谷のレイトへ特攻。ゴダールを含むジガ・ヴェルトフ集団による政治映画「東風」を観る。今回のレイト特集「浅田彰激辛セレクション」(笑)の目玉である。しかし・・・いやあ、とりあえずこの映画を「滅法美しいフィルム」と呼ぶ感性はオレには理解できん、ということはハッキリ分かった。二年前の東京国際映画祭のシンポで見たアンヌ・ヴィアゼムスキーが出ていたが、まあこんな映画に出てちゃあ、あんな気むずかしいバーさんになりもするだろうな。
■3/4(日)
銀座へ出る。ニュー東宝シネマで黒沢清監督「回路」観る。悪評高いがやはり黒沢清の映画は次にどんな画を見せてくれるかドキドキさせられることは変わりない。ブラッカイマーの製作した映画あたりの超・対極である。麻生久美子はやはり魅力的。主役を張るにはイマイチ薄めではあるが・・。終映後は「オレたちここに何しに来たんだっけ?」なんて話し合っている不満派の声があちこちから聞こえる。ある意味正しい反応か。
ひさびさに数寄屋橋のHMVに寄る。"JAZZ IN PARIS"なるシリーズがドドーンと出ている。これ、聞いた後からの話だが、恐ろしいまでにコストパフォーマンスがよくて、内容も満足のナイスシリーズ。一枚でも多く集めたい。この日はミシェル・ルグランと、ステファン・グラッペリ/オスカー・ピーターソンのコラボレーション盤を買う。クラシック方面では小林研一郎/日フィルのベルリオーズ「幻想交響曲」(宇野功芳氏がコバケン幻想最高の名盤と絶賛してた一枚)、それにチョン・ミュンフンによるヴェルディの声楽曲集。聖歌四篇+"リベラ・メ"だ。このリベラ・メは言わずと知れた、アレッサンドロ・マンゾーニに捧げられた世紀の大作"ヴェル・レク"のタタキ台となったファースト・ヴァージョン。これはこれでヴェル・レクに耳タコの身としては新鮮な感動である。ミュンフンによるヴェル・レクの録音はいつ出るのか!?大期待。
銀座テアトルシネマでジャン・リュック・ゴダール監督「はなればなれに」。うーん、ありていに言ってツマラン作品。
■3/3(土)
退社後、mai/ゆう/dunstとのオフ会。新宿の周之屋で中華飲み。せっかくだから紹興酒を頼んでみようと、一本ツケるが、こんなにマズい飲み物だったことはすっかり記憶から抜け落ちていた。つきあわせたdunst氏、決してハメたわけではないのでご勘弁。紹興酒がキイて寝たりしながらもオールナイトでダベり続ける。
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