更新日記&徒然草。→トップページはこちら
■8/30(水)
 実に二月ぶりの就職活動。国書刊行会に履歴書と作文を提出する。あの国書刊行会である。憧れといおうか畏敬といおうか、とにかく昔からずっと気になる存在だった出版社だ。もう、応募したというだけでもオレの人生的に記念碑的事実と言わねばなるまい。さて、どうなることか‥‥
■8/28(月)
 俳優座トーキーナイトでフリッツ・ラング監督「ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ」を見る。ますます、きれいごとにみちた社会の皮膜をえぐり取ろうとする映画の仕組みがはっきり見えてきたが、そのぶんちょっとあのスピードの早さについていけないところもあった。初見だとあの展開の快速ぶりがたまらなくイイのだが‥‥グロリア・グレアムのギプス姿はやはり感動的。もう一度見ておきたいかも。日本初公開の「条理ある疑いの彼方に」も楽しみ、楽しみ。
■8/27(日)
 用賀の世田谷美術館に行き「メソポタミア文明展」を見る。いただきものの招待券を使う(ありがとうございます)。休日だけあり、観覧客の多さはたいしたものである。古代ものの美術品だと、魔除けや呪術用具あたりにあやしげな力強さがあり興味深かったりするのだが、今回のメソポタミア文明展では記録物や歴史的記念碑、ハムラビ法典(笑)などの文明的理性的ブツが展示の中心となっており、そういうあやしげパワーの放出はあまりみられず残念。そんな中でも神殿の入り口などで魔除けの役割を果たす人頭牛像などが物見高い観覧者の視線を誘っていた。オレ的にはあのギルガメシュ叙事詩に登場する悪魔フンババの頭像がヒット。「コイツは悪魔以外のナニモノでもねえ!」といわんばかりの、あまりにも底意地悪そうな造型がたまらないのだった。
■8月某日
 上野の西洋美術館で久保君と「レンブラント、フェルメールとその時代展」を見る。フェルメールはたった一点「恋文」しか展示されてない。作品総数がいくら少ないからって、一点っつーのは‥‥、と思うと、レンブラントも大がかりな油彩は二、三点くらいだった。まあ、その数少ない展示作品はどれも素晴らしいものだったが…。ちなみに会場で見かけた筑紫哲也氏も「『その時代』の部分が長いねえ」と不満をもらしていた(笑)。ついでに常設展をのぞき、アメ横などをひやかして上野を後にする。
■8月某日
 新宿コマ東宝にて若松節朗監督「ホワイトアウト」を見る。あまりにも冒険小説ファンのツボをつく展開に感動。帰り道で早速原作を買っちゃう。ところで県警本部から来たイヤ〜な幹部役の人、「ごきげんよう」の後によくやっていた昼ドラ「はるちゃん」の旅館支配人さんじゃないスか。この人こういう役ハマるなぁ(笑)
■8月某日
 新宿ジョイシネマにてジェラール・クラヴィシック監督「Taxi2」見る。日本誤解ネタが楽しいコメディ映画。たまにギャグが上滑りして、「釣りバカ日誌」でも見ている時のような妙なシラケ感が漂ってしまったりするが、外人は構わず爆笑していた。前作もカーチェイスの部分がイマイチだったが、今回もどっちかっていうとむしろ美女たちのカラテ演舞が見物である。
 ビデオでアンドリュー・V・マクラグレン監督「ワイルド・ギース」を見る。ああ、「エクソ2」につづいてリチャード・バートン主演かつ駄作という映画を見てしまった‥‥。
■8/16(水)
 山本周五郎「さぶ」読了。青春小説としては「ムーン・パレス」よりもよほど感動してしまう。どうもオレは旧世代の青春感を有しているらしい。
■8/15(火)
 越後妻有地区で催された「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2000」を母、妹と見に行く。松之山や松代、十日町などの村落や棚田の中に建てられた現代美術のオブジェやパフォーマンスを、ウォークラリー感覚で見てまわる現代美術のお祭り。まあ車がないととても回れないけど、案内所でもらってきたマップを片手に、点在する作品を発見してまわるという感覚そのものが楽しい。作品を発見すると同時にこの地方の自然や文化を発見することができ、一粒で二度オイシイなかなかの好企画といえよう。作品は面白いモンもつまんないモンも当然混在しているのだが、なにしろ山の中などに作品が点在してるだけに、わざわざ遠くまで出向いて見つけた作品がつまんなかったりすると怒髪天(笑)。山中の一角に超大量の水が入った鉄製の水槽を見えないように埋め、その存在感だけを感じるというプロジェクトが、バカすれすれで最も笑えた。
   夜、「殺しの分け前」が素晴らしかったジョン・ブアマン監督「エクソシスト2」をWOWOWで見る。こちらは困ったことに、ちっとも面白くない。
■8/14(月)
 杉山隆男「兵士に聞け」読了。陸・海・空それぞれの「ふつうの自衛隊員」に密着して彼らの生きる様を切り取ったルポルタージュ。素晴らしい。全国民必読。
■8/11(金)
 ポール・オースター「ムーン・パレス」読了。裏表紙にある様に「深い余韻が残」ったりはしなかったあたり、オレはこの小説の理想的読者ではなかったようだが、そんな自分でも語りのうまさで中盤あたりまでは存分にひきこまれた、というくらいうまい。ラストにむけての展開で少し思い入れが失速してしまったのだが、なにしろあのラストに納得いかない部分があったのだから仕方ない。いや、どうしてくれれば満足だった、とかそういうのではないのだが。
■8/8(火)
 陳凱歌監督「人生は琴の弦のように」ビデオ。おおむねダルいが、ラストでちょっと感動。
■8/6(日)
 なんか公開中の映画もイマイチっぽいものしか残ってないしで、フェルメール展でも見に行こうかと思っていたが、なぜか夕方まで家でダラダラしてしまう。夕方からは新宿に出てakame君と遊ぶ。カレー食ったりビリヤードなど。タワレコで「パーフェクト・ストーム」のスコア、「ジョーズ」のオリジナルスコア盤、オスカー・ピーターソン・トリオ・プレイズ、何かと話題のトルコ出身ピアニスト、ファジル・サイの「春の祭典」ピアノ版などを爆発的に購入。
 その後ウチで「直撃!地獄拳」など見る。また一人広めてしまった‥‥。って実際ハマってるかどうかわからないけど。その後近所のレンタル屋で割引チケットを活用して借りてきたジェラール・ピレス監督「TAXi」を見る。いやぁ、率直に言って、しごくフツーの映画なのだった。チェイス・シーンでは、もっとアクション・スコアした音楽にしてくんないかなぁ、ってのはガンコ者な願い?
■8/4(金)
 ワーナーマイカル板橋でウォルフガング・ペーターゼン監督「パーフェクト・ストーム」を見る(こんなんばっかですな)。
 巨大な波の効果は否応なしにスゴく、この夏、一等涼しくなる災害映画であることは間違いナシだが、ドラマの方は「えっ・・・終わりかい!」という感じ。まぁ、結局ジェームス・ホーナーのスコアは買っちゃったけどね。
■8/1(火)
 ワーナーマイカル板橋で「ファンタジア2000」を見る。超感動。仕事あがってからチャリンコで板橋に直行し、9時から10時半のあいだ、至福の時間を過ごす。こういうタイムテーブルだと、翌日の心配もしなくていいし、ゴージャスな時間を存分に楽しめて良いなぁと思った。エンド・クレジットでガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」だかどれかに編曲:ブルース・ブロートンというのが出ていたと思ったのだが、確認しようとパンフを買うも、そういう詳細情報は全然載ってない。幕間の豪華キャストくらい掲載したっていいのにね。
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