更新日記&徒然草。→トップページはこちら
■12/22(水)
"MUSIC"のコンテンツ中「映画音楽」にいくつか記事をアップ。今日のところはフレーム版のみでカンベンして下さい。
映画監督のロベール・ブレッソンが亡くなった。この間東京国際映画祭でレトロスペクティヴが企画され、多くの作品に触れることができた矢先で、驚き。享年92歳ということで大往生だが、映画祭のシンポジウムで「我々にとって実に重要なのは、ブレッソンがまだ生きているということです」なぞとフランスから来た映画評論家が言っており、「ナルホドなー」と思ったが、それも束の間の感動でありました。こないだは佐藤勝の往生に続いて007のQ(もちろん役者さんですけど)が交通事故で亡くなったし、ここんとこ訃報ばっかり印象的な映画界ではある。
■12/21(火)
練馬文化センターで日大交響楽団の演奏会を聴く。今回は3ステージともチェコフィル常任指揮者である小林研一郎指揮という豪華な演奏会だったんである。しかも曲目がベートーヴェンの「エグモント」序曲、チャイコフスキーの交響曲第4番という燃えまくりの二曲に、小林研一郎自作自演の「日本風とオランダ風の主題によるパッサカリア」が入っているのだった。日蘭修好400年記念ということで作曲されたもので、10月にアムステルダムで初演されたというから、これが日本初演じゃなかろうか?調性のある現代音楽ということで、なんかよく知らないけど武満みたいな感じかなーと思っていると、太鼓が派手に暴れたりオルガンがボエーと鳴ったりと、結局コバケンの趣味が爆発した曲になってました。もっといいホールでもう一度聴いてみたいもんです。「エグモント」はオケの集中力が練れていなかったのか、かなり辛い演奏でしたが、チャイコフスキーは指揮者も十八番の曲ということで最初からノリノリ、かなりオケのNGプレーが目だってはいたものの、コーダがほとんど反則(いつもだが)の加速で有無を言わせぬ怒濤のフィニッシュ、全て許してしまいました(笑)。
■12/20(月)
最近某レンタル大手の○屋が出しているメールマガジンをとりはじめた。レンタルビデオ、CD、本とそれぞれ届くシステムなんだが、最初に届いた本のやつを開けてみると「おすすめの本」が「ほんとうは怖ろしいグリム童話」と「五体不満足」だった。こんな無意味なメールマガジン初めてだ。
■12/19(日)
バルザック「セザール・ビロトー」読了。ある破産の解剖学といった趣の長編で、「ナニワ金融道」とか「カバチタレ!」が好きな人はハマるんじゃないかな。昔創元の全集本で半分くらい読みさしのまま止まっていたのを、藤原書店の「バルザック人間喜劇セレクション」で新訳されたので読んだのだが、この新訳本は人名の間違いなどがいくつか見られてあんま感心しない。あと、昨日コミック文庫で山岸涼子の「日出処の天子」も読み終えたが、さすがの大傑作で、ますます山岸涼子はでかいなあという思いを新たにさせられるのでした。
■12/9(木)
講談社漫画文庫の新刊で手塚治虫「虹のプレリュード」。ポーランド分割とピアノ、音楽院とくれば、こりゃ池田理代子の「オルフェウスの窓」「天のはて(漢字忘却)まで〜ポーランド秘史」に燃えた者にはたまらない取り合わせである。読んでみると、やはり池田理代子とは違った、手塚的な少女マンガになっていましたが(かなり池田チックな仕掛けもあるんだが、読んでのお楽しみ)。それにしてもこの一冊は、表題作以外の3編もことごとく傑作で、少女マンガ的メロドラマの作り手としての手塚治虫の才能を満喫できる好中編集といえる。買いかと。
■12/7(火)
もう巷で出てる雑誌は2000年の1月号なんだねー。いやはや。安彦良和「王道の狗」第5巻が出ていたので早速買う。勝海舟大活躍&ヒッチコックの「逃走迷路」をホーフツとさせる大アクションがあってニヤニヤもの。最近読んでてワクワクするマンガは「カバチタレ!」とこれくらいのものだ。
夜10時ころにコンビニでヨーグルトなぞ買って帰ろうとすると、夜道の向こうからベビーシートに赤ん坊を載せてチャリンコに乗ったおばさんが走ってきた。なんか妙に異様な画だな、と思ったのだが、「赤子は寝る時間だろう!」と思った時には赤子とおばさんは走り去っていた。
何だったのか実に気になる。
■12/6(月)
昔テレビ録りした「ワイルド・アット・ハート」を見たが、ニコラス・ケイジはやっぱりこういうのが命でしょう。自意識過剰の大馬鹿者。これ見ると「シティ・オブ・エンジェル」ってホント悪い冗談だよな。見てないけど。
■12/5(日)
「知ってるつもり?」なんか普段は見ないのだが、たまたまテレビをつけてみると今夜はハワード・ヒューズという事で見てみた。黄金時代のハリウッドと切っても切れない関係にあるこの富豪について、簡単にまとめられているかなーと思って見たのだが…、なんてことはない、単にカーネギーの引き合いに出されて「財力も美貌も持っていても、結局人の心の豊かさがない人の末路は悲惨だ、その点カーネギーは途中で気がついて慈善にお金を使うようになって、幸せだったねえ」という教訓のために利用されていただけだった。いつもながら、知らないことを知れるのかと思えば、単なる関口イズムを開陳されるだけの番組である。加山雄三が出ていなかったのと「地獄の天使」(東映のやつじゃないよ)を見たくなったのだけが救い。
ところで、こないだ"cinema"の欄で書いた「DEAD OR ALIVE」なんだが、これなかなかすごい。個々の人間のゆがみでも人類に影響を与え得る、か…。海外では東洋思想だとか思われたりするんでしょうか。映画を見た人以外は読まない方がいい、というか読んでもよくわからない記事になっております。
■12/4(土)
行楽とか、せこい行事でなく、日常がちょっと弛んだ感じの休日気分というのは個人的に好きなのだが、そんなものを享受して喜ぶのはいきなり死んでも親兄弟くらいしか悲しまなそうな浮き草者には分不相応である事に、急に気付いてしまった。
よって日曜は眼前の作業にとにかく従事することにする…とかいって「ハリウッド・バビロン1」など読破してしまいましたが。それにしても、海野弘の文章ってなぜかどうも好きになれないのは何故?
■12/3(金)
12月である。いや、こう肌寒くなると、喫茶店に行くのが楽しみになりますな。
サツバツとした内装と闊歩するガングロ女子高生の脅威にさらされたファーストフード店と違い、暖色系の照明と濃いコーヒー、チャート外の音楽(笑)を備えた喫茶店で読む一冊が、こたえられなくなる時期なのである。まあ、東京は一杯ブレンド飲むにも容易でない覚悟が必要ですが。といって、ドトールやシャノアール系喫茶店を満たすあの煙幕の中に突入するのもそれはそれで覚悟が必要なものである。げふっ。非喫煙者にとって、あの煙幕がガングロ女子高生のでけー声のシャベリ以上に脅威なモノであることを、格安系コーヒーショップは何故理解しないのだろうか?葉っぱ方面に趣味がないから濃いやつ一杯キメようと思って行くのに、ケムリの届かない席を用意するくらいの機転はないものなのか、とその無粋さにあきれる(けっこう行くけど…)のだが、そのような立場の者にとってスターバックスの全席禁煙態勢はなかなか吉である。「濃い」コーヒーが売りであることと、「ケムリがない」ことの関係が必然であることについて、そろそろスターバックスのやり方を無法とする喫煙者も気が付いていい時期なのではないか。スターバックスはアメリカでは最早マクドナルド以上に大衆化し、こないだ会ったアメリカ帰りの知り合いなどは「あんなものに踊るのはバカみたいだ」と言っていたが、そもそもコーヒーのブレンドに「アメリカン」などというものが存在すること自体がバカバカしい、と思っているコク系コーヒー信者の眼には、アメリカ人のコーヒー志向を変えたと言われるかのスターバックスのことは、正しいコーヒーを新天地に広めることに成功した伝道師、くらいに映っている(と思う)。
と、言いながらもスターバックスはラテは文句なしにうまいがエスプレッソはどうかと思う気持もあるにはある。あのスターバックスの形式はイタリアに数多くあるBar(バール)の方式をアレンジしたものだが、イタリアで散々飲んだ安Barのエスプレッソはどうしてそんなに大してうまいものではなかった。オレの入った所が安いところばかりだったからかも知れないし、あるいはオレ自身がエスプレッソというものを実はそんなに好まないからなのかも知れないけれども。あっちでは、コーヒーと頼むと店員がクルッと後ろを振り向いてマシンのボタンを押せば、ブイーンと音が鳴り響いてはボタボタと固まりみたいにして抽出されるのである。で、デミタス・カップにちょっと入ったやつをクイッと飲むのだが、味わう余裕の前に飲み干してしまい、しかも何か粉っぽくねえか?と思うことしきりである。おそらくは絶妙の温度に保たれているのであろうポットからドリッパーにツーとお湯が浸され、ポタリポタリと抽出されるあの黄金の味わいに比べると、なにかノイズが入ったような感じで突き抜けない。スターバックスの出すエスプレッソもなんとなくあんな感じに近いのである。けっこう前にモカが大流行したが、あんな酸っぱいのが売りの茶色いお湯を飲んで何が嬉しいんだ?と思った時に比べればまだ違和感が少ないとはいえ、イタリアン・カフェ…そんなに徹底的にいいかなぁという気持もオレにはないではないのである。
だが、それ以上に許せぬのは、スターバックスは混んでいることだ!空いてる席をキープするのは無法だろうと思って先にカウンターに並んでると、プラダのバッグ置いて余裕でキープする女!マジでかっぱらったろかと思うぞ。テキも底上げ靴だから追いつかれなさそうだし…(笑)
前回の話題のところで折角だからマガジンハウスにリンクはっておこうと思ったら、今度の最新号は「"男に愛される体"のつくり方」だそうだ…バカヤロ!
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