2001/02/05 更新
 

真理子ちゃんの曲紹介
 

真理子ちゃんの曲を紹介します。
本当は、音楽雑誌の評論家の人が書くような文章を書ければ言いのですが、文才がとぼしいので困難です。
追い追い付け加えていきたいと思います。

差し当たり、曲の歌詞の内容を簡略に説明した文章を作りました。
とはいえ、なんだか英語直訳したみたいな説明文になってしまいました。
曲によっては、解釈の難しい部分もあります。ここでは、完全に僕の独断と偏見に基づいています。
もしかすると解釈が間違っているかもしれませんし、人によっては異なる解釈をしているかもしれません。
もしかすると、皆さんの持っている曲のイメージを壊しちゃうんじゃないかと心配です。

何か意見があれば連絡ください。
解釈が違っているんじゃないかという指摘、異なる解釈の意見等、お待ちしています。
また、曲の音楽性に関する解説文、だれか書いてくれると嬉しい。
 


プレ・デビュー

ユーミ関係

アルバム(再販含む)収録曲

シングルのみ収録

童謡曲
 



 


夢の中の輪舞−ロンド−(2001/02/05一部改訂)
作詩:荒木とよひさ/作曲:緑一二三/編曲:渡辺敬之
 

女の子は恋をしました。でも、夢の中で逢えるだけでいい、めぐり逢えただけでいいと自分に言い聞かせ、淋しさをごまかしています。好きと伝えることができず、切なさを感じています。今は、好きな男の子と一緒に、水色のドレスを風に泳がせて、輪舞を踊ることを夢見ています。

 

オルゴールを止めないで
作詩:荒木とよひさ/作曲:緑一二三/編曲:渡辺敬之
 

少女も、いつかは大人になって、見知らぬ世界に旅立つ日が来ます。でも、いつまでも子供のままでいたい、ずっと自由でいたい、そう思っています。だから時よ眠れ、時よ止まれ。いつまでも。
 
なんとなく、真理子ちゃんの人生を暗示しているような曲で、聞いていると切ない気分になってしまいます。メロディーもちょっと淋しげです。題名には「オルゴール」とありますが、歌詞にはオルゴールは出てきません。魔法のオルゴールで、その音が鳴り響いている間は、時が止まるのでしょうか。
 
 

金のリボンでRockして
作詩:麻生圭子/作曲・編曲:山川恵津子
 
少女は、年上の男の子を好きになりました。でも、いつまでたっても子供扱いのままです。わざと危ないことをして心配をかけさせてみたり、でも、それで怒らせたことを後悔したり。好きなのに素直に好きといえません。いつも自分のことを気にして欲しい、いつかは自分のことを好きになって欲しい。そんな気持ちでいっぱいです。

 

青空パステル・キャンバス
作詩:只野菜摘/作曲・編曲:馬飼野康二
 

泣きたいほど悲しいときは、魔法を唱えましょう。きっと願いがかないます。すると涙は微笑みに変わります。その微笑みは、みんなの心まで楽しくさせます。夢を信じましょう。

 

フリージアの少年
作詩:麻生圭子/作曲・編曲:山川恵津子
 

クラスメートの男の子と喧嘩をしてしまいました。そのまま春休みになってしまい、しばらく会えません。でも、いつの間にかその男の子を好きになってた自分に気付き、戸惑ってしまいます。怖くて素直に好きといえません。そんな時、偶然、街でその男の子と出会います。そして手招きされ、思わず駆け寄って行きます。優しく受け止めてもらえることを期待しながら。
 
実質的なデビュー曲。僕の一番好きな曲です。おかげで僕は、花屋さんの前を通ると、いつも黄色いフリージアを探してしまいます。
 
 

夏より遠くまで好き
作詩:松本一起/作曲:井上大輔/編曲:船山基紀
 
好きな男の子がいます。付き合ってはいますが、彼は女心を理解できずに一人で悩んでいます。自分もその男の子にイジワルしてみたり。でも、彼と一緒なら、どこへでも行けそうです。誰よりも何よりも彼が好きだから。
 
EP「青い涙」のアルバムバージョンです。

 

キャンバス
作詩・作曲:鹿紋太郎/編曲:服部克久
 

好きな男の子がいます。でもうまく気持ちを伝えられない、真っ白なキャンバスのような、純粋な女の子です。いつか好きな男の子に、真っ白なキャンバスを素敵な色に染めてもらいたい。そして、いつか素敵な絵に変えて欲しい。そう思っています。
 
なんだか、高橋喜代子さんの「MY STORY 描いてますか」という曲を思い出します。人はみんな白いキャンバスを持っている。それに、たくさんの絵の具で色をつけていく。いつか1枚の絵になる。そんな内容の曲です。似たようなテーマなのに、全く印象が違います。「キャンバス」の方が、ほのぼのしています。純粋な恋を、ゆっくりと育てていきたい。そんな曲です。美しいビブラートが印象的。

 

暮色のブローチ
作詩:松井五郎/作曲:中崎英也/編曲:山川恵津子
 

ボーイフレンドからイニシャル入りのブローチをプレゼントされました。友達からは冷やかされています。でも、ちょっと恋することがこわい。夢中になるのがこわい。そんな気持ちです。

 

Girl Friend
作詩:松井五郎/作曲:中崎英也/編曲:山川恵津子
 

少女は、一つ年上の女性に強い憧れを抱いていました。でも、彼女にボーイフレンドができて、まるで大切な宝物を盗ませたようなショックを受けました。今は自分も夢中な男の子がいますが、それでも彼女のことを忘れることが出来ません。一人きりでは辛くて、好きな男の子の名前をささやきます。
 
この曲の解釈については、ゲストブックでも話題になったことがあります。
そのことが、この「真理子ちゃんの曲紹介」のページを作ろうと思ったきっかけです。
ずっと構想だけはあったんですけど、遅くなってしまいました。
ちょっと危ない曲かな? 知り合いの女子高生に歌詞カード見せたら、「これってレズの歌? だってそうじゃん。」と言われたことがあります。思わず苦笑。
僕には女心は良く分かりませんが、年上の女性に憧れるということはあるのかな。でも作詞者は男性のようですね。

 

Wonder In My Heart
作詩:松井五郎/作曲・編曲:山川恵津子
 

人からは、おとなしい女の子だと思われています。でも実際は違います。もっと積極的な面を心に隠し持っています。そんな本当の自分を好きな男の子には分かって欲しい。熱い気持ちに気付いて欲しい。そして、愛を教えて欲しい。そう思っています。

 

潮風ステーション
作詩:松井五郎/作曲:中崎英也/編曲:山川恵津子
 

片想いの男の子がいます。その男の子と一緒に電車に乗る機会がありました。一緒にいるだけで胸がドキドキし、言葉が見つかりません。目的地の潮風の香り漂う駅に付くころには、気持ちを伝えられそうな予感がしています。
 
この曲に出てくる線路と駅は、千葉県の富津あたりの風景をイメージして作られているそうです。

 

太陽になりたい
作詩:松井五郎/作曲・編曲:渡辺俊幸
 

好きな男の子がいます。いつの間にか自分の好みも、彼のセンスに影響されています。でも好きという気持ちはまだ秘密。シャツをプレゼントすることを想像して、ひとりで照れています。彼だけを照らす太陽になりたい。そんな気持ちに気付いて欲しい。そう思っています。

 

雨に濡れてポニーテール
作詩:松井五郎/作曲:三谷泰弘/編曲:渡辺俊幸
 

以前、好きな男の子から小説を借りました。結局好きだという気持ちを伝えることが出来ず、本も借りたままです。気持ちを伝えることを決心し、彼の家に向かいます。突然夕立が降ってきますが、構わずに雨の中、ぬれたまま待っています。本を返したら好きと伝えたい。そして、その腕の中で暖めて欲しい。そう思っています。
 
一見おとなしい子が、時に無茶をしてしまうという曲。
でも、雨の中で女の子が傘もささずに自分のことを待っていたら、ちょっと怖いかも。

 

避暑地の約束
作詩:売野雅勇/作曲:井上大輔/編曲:船山基紀
 

ある夏、避暑地で出会った男の子と恋に落ちました。そして、再会の約束をしました。再び避暑地を訪れますが、駅に出迎えの姿はありません。結局、約束は果たされませんでした。あきらめたいけど、あきらめることが出来ません。夕暮れのたびに、約束は涙に変わります。
 
真理子ちゃんの曲の中で、唯一の失恋曲。
歌詞に、ちょっとイケナイ想像をしちゃう部分がありますね。

 

ひこうき雲(2001/02/05一部改訂)
作詩:谷山浩子/作曲:小田啓義/編曲:服部克久
 

カメラでひこうき雲を撮影している少年。少女は、好きなことに夢中になって目を輝かせている彼のことが好きです。でも、全然自分のことを気にも止めてくれないことが、ちょっと不満。彼が撮影しているひこうき雲になりたいと思っています。口では「あいつ」といっていますが、心の中では「あなた」と呼びかけています。いつかは自分を見つめて欲しい、そう思っています。
 
真理子ちゃんが最初にもらった思い出の曲。そして真理子ちゃん自身、最も好きな曲。
「あいつ」と「あなた」の微妙な区別に乙女心が現れていますね。さすが、谷山浩子さんのセンスが光る曲です。
この曲のみ、CD収録バージョンの他に、EP収録バージョンが存在します。個人的には、EPバージョンのほうが好きです。より感情を込めている感じかな?
美しいビブラートが印象的です。
実は、元々「コスミック・インベンション」というバンドが歌っていた曲であることが判明。それを含めると、3つのバージョンがあることになります。

 

青い涙
作詩:売野雅勇/作曲:井上大輔/編曲:船山基紀
 

幼なじみの年上の男の子を好きになった女の子。でも彼は、自分のことは妹のようにしか思ってくれません。「好きなの」という告白も、意地悪な花火の音にかき消されてしまいました。好きな気持ちに、いつか気付いて欲しい。早く気付かないと他の人に取られちゃうよ。そんなことを考えながら、心の中は彼への熱い想いでいっぱい。密かに涙を流します。
 
江崎グリコ(商品不明)のCMのBGMに使われたことがあるとの情報あり。詳細は不明。
 
 

Rainy Day Hello
作詩:杉真理/作曲:清水信之/編曲:杉真理
 
雨の日に、偶然、昔のボーイフレンドと再会しました。思い出の店に駆け込み、昔のように笑いながら楽しい時をすごします。でも、心の隙間は埋まりません。映画に行く約束をしますが、うわべだけの返答です。きっとその約束は果たされそうにない予感がします。結局別々の傘をさして、別々の道を歩いて行きます。
 
ちょっと大人っぽい曲です。もともとは須藤薫さんが歌っていた往年のパラード曲です。真理子ちゃん自身が選んで歌わせてもらったそうな。

 

TIME FOR LOVE
作詩:永井美由紀/作曲:松本俊明/編曲:清水信之
 

ずっと夢に描いていた運命の男の子とついに出会えました。もっとも、男の子の方はまだ運命には気付いていないようです。でも気付く時が訪れました。まるで足元で爆竹がはじけた瞬間のように。二人の影は一つになり、そして消えていきます。
 
EP"Rainy Day Hello"とのカップリング曲。実質的なラストソングとなりました。
 
 

ふみきりで
作詩:竹内志華/作曲:田中喜直/編曲:若松正司
 
なかなか開かない電車の踏み切り。人々はみな待ちくたびれています。でもチョウチョはお構いなしに飛んで踏み切りを越えていきます。待っている人たちは、それをうらやましそうに眺めていますが、チョウチョはそんなことに気付きません。
 
ほのぼのとした、いい曲です。

 

ゆうひのうた
作詩:いずみかずよ/作曲:湯山昭/編曲:若松正司
 

こっそりと夕日が下りてきました。
子供たちが遊んでいる輪の中に。
誰もいない教室に。
そして、おつかい帰り、立ち話している人達の間にも。
 
ほのぼのとした、いい曲です。
この2曲は、21世紀に残したい童謡とうたっていながら、20世紀中に廃版になってしまいました。
NHKのみんなの歌に流れても違和感のないような曲です。歌のお姉さんって感じ。

 

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