二人のマダムとポチの
ボンジュ・マルタ島の旅
2010.11.23~11.29
地中海の小国、マルタ共和国のマルタ島と
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11月23日(火)東京—曇 10,100歩 7:03発のバスで小金井に向かい、中央線、山手線を乗り継いで、JR上野—京成上野からスカイアクセス13号で36分、9:24成田空港第1ターミナルビルに到着した。宅急便で送っておいた荷物を受け取り、北ウイングのG-カウンターで搭乗券を受け取り、F-カウンターでスーツケースを預ける。 10:30ツアー客28名が集合し、今回のお世話を頂く小林さんの説明を聞いて出国手続きをし、搭乗口に向かう。 バージンアトランティック航空VS-901便A-340-600型機は26-Gateから12:13に飛び立ち、ロンドンのヒースロー空港に14:38到着した。気温は7℃、約11時間30分のフライトであった。 機内で先ずはかき揚げ丼を赤ワインで頂き、おむすび、サンド、マフィン、そして着陸前に赤ワインをパンやクッキーで頂く。 ヒースロー空港ではターミナル-3の20-Gateからバスで15:15ターミナル-4に移動する。途中で2回もボディー検査を受ける。ターミナル-4の売店やブランド品店を見物し、Dining
Street Restaurantでカプチーノ(£2.25×2)、カールスバーグの生ビール1パイント(£3.80)を€15で払い、£3.14のおつりをもらう。 Priority Club の4DECK LOUNGEを探し当てたが、時間がなくスナック菓子だけを頂く。
マルタ航空KM-103便は定刻20:30出発の所、21:10に第4ターミナルの15-Gateから離陸し、マルタ空港に定刻の24日0:40に到着した。気温は15℃、ロンドンとマルタの間は時差1時間、日本とは8時間の時差である。ポテトやチキンの機内食をポチは赤ワイン、マダム達はコーヒやオレンジジュースで頂いた。途中で揺れたようだが、眠かったので良く眠り、目が覚めたらマルタだった。 ツアーの中にスーツケースが届かなかった客があり、手続きに時間がかかり、1:30バスで空港を出発し、1:50コリンシア・ビーチリゾートホテルに到着する。このホテルはSt.George’s Bay 沿いにあり、部屋から湾の向こう側にあるカジノの灯りが一晩中ついているのが見える。 11月24日(水)雨—晴 気温15℃ 16,100歩 6:30に起きてシャワーを浴び、8:50からバイキング形式の朝食をする。午前中は予定が無いので、ホテルの周りを散歩し、15分程の所にある商店街まで歩き、St.Julian通りのEurosport店で孫から頼まれていたサッカーのユニホームを買う。 11:50ホテルのロビーに集合し、本日からの地元のガイド、ハルミさんと助手のミホコさんの案内で、ドライバー、ドベルトさんの運転するバスで12時にホテルを出発する。このツアーでは出発の5分前集合が原則である。 マルサシュロック(12:40〜14:20) カラフルな小舟の舳先などに魔除けの目が描かれた漁船がもやっている漁村で、船や土産物屋を見物し、レストラン、Tartarunで食事をする。魚介類のスープはトマト味で美味しい、魚介類のバター炒めとポテト、パン、アイスクリーム(これも美味しい)、ビールCisk。 ガールダラム洞窟/Ghar Dalam(14:25〜15:00) 18万年前に人類が生活していた痕跡が残っており、動物や魚の骨と共に鍾乳石もありました。博物館の周りにはマルタ島特産の食べるサボテンの実が赤く色づいていた。サボテンの実は明け方採ると刺がささらなくて採りやすいそうです。 スリーシティー観光(15:20〜16:25) セングレア、コスピークワとヴィットリオーザの都市で、マルタの誇る聖ヨハネ騎士団が最初に築いた街である。城壁の上に敵を見張る監視塔があり、グランドハーバーと騎士団が住んでいたと言われる巨大な建物がある。 ヴィットリオーザの突端にある聖アンジェロ砦には今でも一般の人は入れないそうである。 16:50ホテルに帰る。頼んでおいたコネクティングルームに荷物を移動してくれていた。18時から1時間程今朝訪れた商店街に行き、クリスマスカードなどのショッピングをする。郵便ポストは赤色だが下1/3程は何故か黒塗りであるのは面白い。 夕食は19:30から1時間半程、関空からドバイ経由で来島しているツアー客と、同じホテルのレストランでバイキング料理をマルタワイン、La
Torre 1本と紅茶で2時間程、マダム達はケーキの種類が多いと嬉しそうだった。 11月25日(木)晴、ときどき小雨 気温13〜18℃ 11,200歩 6:20起床、6:50頃ベランダから見えるカジノの左側の空が赤くなり、雲の間から朝日がのぞく。朝食は7:30から昨日と同じバイキング。 世界文化遺産 タルシーン神殿/Tarxien Shrine(9:25〜10:00) 首都バレッタの南東約5kmにあり、紀元前3,600年から2,500年頃の建造物だそうで、エジプトのピラミットより古い。渦巻きや家畜などの彫刻が施された四つの巨石構造物が残っている。動物の生け贄を神に捧げ、豊穣を祈る儀式などが行われた場所と考えられている。 ブルーグロット/青の洞門(10:25〜10:35) 自然の洞窟と青い海水が展望台から見える。今日は風が強いため船が出ておらず、展望台からの観光のみである。後日天候を見てもう一度くる予定だったが、チャンスは訪れず残念。 イムジーナのガラス工房/Mdina Glass Factory (11:00~11:20) ガラス細工はマルタ島の特産品の一つである。 ディングリクリフの小さな教会/Dingli Local Council(11:40〜11:50) 古い教会でマリア様とキリストを奉ってあり、格子の間からのぞいて見る。 ラバトの街/Rabat(12:00〜16:25) 市街地までバスが入れないので駐車場から歩いて街に入る。 聖パウロのカタコンベ/S,Paul`s Catacombs(12:20〜12:40) 222,000平方メートルの広さに、1,000もの墓が連なるマルタで一番の規模を誇る地下墓地。4~6世紀にキリスト教徒がここに埋葬されたそうです。 中には、埋葬の際に会葬者がお別れの食事をしたと言われる大きな岩を使った「アガペ・テーブル」もありました。 中は暗くて涼しかった。 昼食/Ristorante Cosmana Navarra(12:40〜14:20) シーフード・リゾット、ティッシュ(豆腐の卵とじ風)、ハニーリングとCiskビール。食後街の店で買い求めたイチジクのハニーリング(€1.0)は美味しかった。 聖ペトロとパウロのイムディーナ大聖堂(15:10〜15:50) 17世紀にセントポール広場の一角に建造された。正面には二つの鐘楼が乗ったバロック様式、内部は中央に祭壇、左右に拝礼室が並びステンドグラスが美しい。床には色大理石の墓碑が並んでいる。 モスタ・ドーム/Mosta Dome(16:05〜16:25) 1830〜1860にマルタ人のジョルジョによって設計され、ローマのパンテオンと類似し、67mの高いキューポラと象徴的な柱が外観の壮大さを誇っている。第二次世界大戦で礼拝中に中央ドームから落ちて来たと言う爆弾が売店横に記念品として飾ってあった。 4:55バスでホテルに帰る。この島の観光は移動距離が短く、朝はゆっくり出発し、夕方は早めにホテルに帰るので体が楽である。 18:25迎えのバスに乗って毎週木曜日に行われる聖ヨハネ騎士団のディナーショー会場に行く。会場の入り口で希望者だけ記念写真を撮り、その場でコピーしてくれる。大変良心的である。ショーの会場の四周を囲んだ客席で飲み物と食事が出たが、赤ワインは不味く、食事も食べられたものではない。ショーはヨハネ騎士団とその家族や恋人との物語で、1時間半程であった。帰りに騎士団の出演者と記念撮影をし、他の数人と待っていたバスまで歩く。ところが他の人は会場の入り口でガイドが迎えにくるのを待っていたらしくしばらくして到着する。ガイドの説明不足やバスの待っている場所が変わっていたせいでトラブルがあった。ところが、このバスのエンジンがかからないため、またまたトラブルの解決に時間がかかり、10:30ホテルに帰る。 11月26日(金)晴 気温12〜19℃ 11,600歩 6:25部屋を出てロビーから食堂への道から日の出を見る。6:48から 6:52まで日の出前に雲が茜色になり、水平線から日が昇り始めやがて雲の中に消える。奇麗な日の出だった。朝食は7時から7時半まで。8:55ホテルのロビーに集合し、9:00バスで出発する。 世界遺産 ヴァレッタ/マルタの首都(9:30〜13:30) アッパー・バラッカ・ガーデン 高台のこの公園から昨日訪れたスリーシティーやグランドハーバーの景観を見る。 聖ヨハネ大聖堂(10:00〜10:55) ヒールの靴、ノースリーブでは入れない。この大聖堂の外観は簡素な造りだが、内部はすばらしく美しい。 騎士団長の宮殿(11:00〜11:40) 騎士団の誇りであり、その勢力を見せつけるように内部の装飾が美しい。 この宮殿への入場を待っているとき、突然楽団の演奏が響き、軍楽団の演奏隊が行進して来た。そしてこの館を出て食事に向かう途中で、広場での演奏を目じかに見、やがてすぐ目の前を行進した。 昼食/Luciano(11:45〜12:50) 牛肉と野菜&フルーツ、クリームパスタ、チョコケーキとCiskビール、ジュースor紅茶 食後40分程の自由時間があり、大聖堂や騎士団長の宮殿の付近の街を歩き。マルタの国旗などを買う。 ライムストーン・ヘリテージ・パークガーデン(13:55〜14:55) 石の加工工場で、マルタの歴史などを石材などで表現した博物館でもある。 メリディアーナ・ワイナリー(15:10〜16:50) マルタのワインは初めてであったが、試飲させてくれた紅白のワインはいずれも美味しく、Merloのワインを2本買い求め、1本はワインの好きな小林さんに差し上げ、残りの1本は今夜頂くことにする。 バスで16:50ホテルに帰り、シャワーやお風呂を使う。 夕食はTa' Marija Restaurantでマルタのフォーク・ディナーショー。バスで20時にホテルを出発し、23時に帰る。餃子の皮で包んだポテトなどのトマトソース味と豚肉のソテー、レモンチーズケーキをCiskビール2本で頂く。2人のバンドマンの演奏に続いて、10時から40分程民族音楽と男女6人の民族舞踊があった。 11月27日(土)快晴 11,800歩 6:40から昨日と同じ食堂への道で日の出を待つ。太陽はわずかに雲の間から顔を出したが、すぐ隠れた。朝食は6:55から7:20まで今朝が4日間食べたマルタ最後の朝食である。 7:55ロビーに集合し、8時にバスでチェルケウア港に向けて出発し、8:30到着する。ゴゾ島への船は大勢の観光客を乗せて9:10に出発し、ゴゾ島のイムジャール・フェリーターミナルに9:30到着した。 マルタにはイタリアからの観光客が大勢客船に乗ってツアーで来島するそうで、週末の観光地はいつも混雑するとのことである。このフェリー船もバックパックの若者や子供連れの家族で座席は埋まっていた。 ゴゾ島 世界遺産 ジュガンティーア神殿(10:00〜10:40) 建造は紀元前3,000年〜2,600年頃と言われ、地中海沿岸では最も古い建造物と言われる。巨人女性サンスーシが建造したと言われ高さ8mにも及ぶ巨石が並び、いくつかの部屋に区切られた部屋の奥には垂直水平に石が積まれその上に細かい多くの石が山積みになっている。 カリプソの洞窟(10:45〜11:05) ホメロスの「オデッセイア」に出てくる洞窟だが、中は暗いということで入らず、岩で出来た丘の上から美しい海岸線や蒼い海を眺める。 タピーヌ教会(11:30〜11:50) 世界中から巡礼地として多くの信者が訪れる貴重な教会。別名奇跡の教会。病気、怪我が治る伝説があることで 訪れる人が多い。 昼食/Hotel Calypsoの海の見えるレストラン(12:00〜13:35) Marsalforn bayにあるこのリゾートホテルのタコ料理は珍しく、美味しかった。ゴゾ風前菜(野菜、果物、豆とヨーグルト)、タコを丸ごと柔らかく煮た主菜、マルチーズトライフル(4層のミルフィーユ風)
チタデルとその中の大聖堂(13:50〜14:45) ゴゾ島の中央、ヴィクトリア聳え立つ要塞。今ではゴゾ島の美しい景観が360°望める。この要塞の中に立つ大聖堂は外観こそシンプルだが内部は赤とゴールドのきらびやかな装飾が施されている。 モンタナ・マウンテン(15:00〜15:15) 騎士団の洗濯場ダッタが、今でも使われていた。 ゴゾ島の名産品はゴゾ刺繍、蜂蜜、サボテンのジャムなど、マルタでは雨が少なく、その上山が無く、雨が降ってもすぐ海に流れてしまう。そのため水は海水から造り、たまねぎ、ジャガイモ以外の農産物は輸入に頼っている。わずかにサボテンは水が無くても育つとのことでその実を食用としている。 船はゴゾ島の桟橋を15:50に出航し、マルタ島のチェルケウア港に16:18に到着した。ホテル着は17:05。 18:30ホテルのロビーに集合してバスでレストランGuzeに向かい、18:50から2時間程最後の夕食をする。トマト味のスープ、ピーマンの肉詰め、シュークリームのメレンゲとチョコレート、赤ワインも美味しかった。 11月28日(月)晴 11,000歩 4時に起きて身支度をし、荷造りをしてロビーに朝食の弁当を受け取りに行く。ドアーの外にスーツケースを出し、コーヒー、残りの果物、スナックなどで朝食をする。朝食の弁当2個はドライバーさんに差し上げる。 バスは5:30にホテルを出発し、6時丁度に空港に到着する。スーツケースを預け、出国手続きを済ませ出国待合室で出国を待つ。 マルタ航空KM-100便エアバス-319機はほぼ定刻の7:52に離陸し、ロンドンのヒースロー空港第4ターミナルに9:48到着した。機内では8:45頃朝食が出たが、さすがに朝からワインでもなく、ハム、炒り卵、パン、マフィンなどをコーヒーで頂いた。 第3ターミナルへの移動とチェックインに時間がかかり、42-Gateに着くとすぐ飛行機への乗機案内があった。機内の席が離れていたので、日本人の客と席を替わってもらい、ラッキーだった。 バージンアトランティック航空VS-900便エアバス-340-600型機はほぼ定刻の13:12に離陸し、11月29日10:06に成田空港第1ターミナルに到着した。離陸後、おつまみが、昼食には松花堂弁当、朝方アイスクリーム、朝食はベーコンエッグが配られ、おつまみの時から赤ワインを頂き、良く眠った。 11月29日(月)東京—晴 9,600歩 入国手続きを済ませ、スーツケースを待っていると、私ともう一人の人の名前をカタカナで書いた掲示板が回ってき、バージンアトランティック航空まで連絡するよう、との連絡であった。事務所を訪ねると二人の荷物はヒースロー空港で積み忘れたとのことであった。荷物の引換券と書類を作成して提出する。このスーツケースは翌日自宅に届いた。 12:25発の吉祥寺行きリムジンバスは吉祥寺駅に14時丁度に到着し、アトレ吉祥寺1FのSalvatore
Cuomo吉祥寺店でパスタやソーセージの昼食をする。帰宅は15:30。
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