マダムとポチの全日空おしゃれ旅で行く
中国・江南7都市の旅
2010.3.13~3.18
全日空で行くおしゃれ旅に参加して、中国の
江南7都市<上海、蘇州、無錫、西塘、同里、
杭州、七宝>を6日間で観光しました。
熱心な現地ガイドさんの誠心誠意なガイドで、
世界遺産の古い町並み、建物や庭園、太湖、 西湖の湖や運河を心行くまで堪能しました。 |
3月13日(土)東京—晴、上海—霧 7,300歩
JRの遅延を気にして、12:45に家を出たが、JRが順調であったので、吉祥寺駅で14:30発の成田空港行きバスを1時間ほど待つ。バスは14人の乗客を乗せて定刻に出発し、途中渋滞はあったものの定刻の16:30成田空港第一ターミナルビルに到着した。
F−カウンターの自動チェックイン機でチェックイン手続きをし、スーツケースを預け、JCB-ラウンジで17:10から20分ほど缶ビールやコーヒーを飲みながら休憩し、キャンペーンのボールペンを4本も貰う。
NH-921便上海行きは18:49に47-Gateから出発し、19:17に離陸した。機内食は20:25から北海道フェアーで、北海道の海の幸とおいしいご飯を赤ワイン2本で頂いた。こんなにおいしい機内食のご飯は初めてで、完食した。
上海浦東国際空港到着は現地時間の20:59、第二ターミナルに到着した。入国審査を済ませ、スーツケースを受け取って到着待合室に出ると現地ガイドの陳方さんが旗を持って待っていた。彼は日本語をチベットで勉強したとのことであるが、大変上手な日本語の使い手で、10:50港鴻大飯店に到着するまで中国や上海の現況を詳しく話してくれた。車窓から川に面した家並みや街の家の軒下には正月飾りの赤い提灯が至る所に見られる。
3月14日(日)雨 10,000歩
6時に起き、シャワーを浴びてバイキング形式の朝食をする。マダムは食べた揚げ餅の油に当たったのか気分が悪くなり、部屋でしばらく休憩する。
バスは8時出発のところ、遅れた人がいてほぼ日程表通り8:26に出発する。マダムの体調を気遣かってガイドの陳さんが前の座席を譲って下さった。
バス(衡建63697)はポチと同じトラ年のガイド助手兼カメラ娘の江さんを乗せて古鎮西塘に向けて出発し9:55到着する。
<古鎮西塘>
古い町並みや川を1時間ほど陳さんの説明を聞きながら歩き、環秀橋で10:50から40分ほど自由行動となる。この水郷の街は「川」と「橋」と「舟」がのどかな古鎮の雰囲気を引き立たせている。私達は川に沿って屋根のついている煙雨長廊の店を見物して歩き、西塘の風景画やショウガ糖などを買う。次いで西塘の見所の一つであるヒト1人がやっと通れる有名な狭い路地、「石皮弄」を見物する。「弄(ろん)」は路地を意味します。
昼食は12時から40分間、假日酒店で西塘の田舎料理11品を雪花ビールで頂く。(タマネギ・茸の油炒め、ナッツと豆腐、茄子の炒め物、シシトウと鶏、豚の脂と青菜、青菜炒め、青梗菜、麻婆豆腐、キノコ・ワカメのスープ、フナの煮付け、ご飯)
バスで13時に古鎮西塘を出発し、14時蘇州に到着する。
<蘇州/苏州>1
世界遺産<留園>(2:00〜3:05)明の時代に造られたこの庭園は重厚な建物、山水、山林、田園の趣を取り入れ、回廊を飾る漏窓と呼ばれる透かし窓が目を引く。太湖から持ってきた太湖石の名石、冠雲峰や書道家の書が彫られた留園法帖と呼ばれている壁の石碑も目を見張らせる。
寒山寺(3:15〜4:06)前回も訪れたが、ガイドによって説明するポイントが違うので新鮮である。赤いロウソクや五重塔、独特の屋根を持つ東屋、漢字を彫り込んだ鐘、除夜の鐘で有名な鐘突き堂の鐘の音が美しい。ツアーの男性が漢詩「楓橋夜泊」の石碑の前で詩吟を披露する。
運河クルーズ(4:25〜5:00)古戯台の遊覧船乗り場から山塘橋まで、古い橋&新しい橋をくぐり、舟上から運河にそって立ち並ぶ古い家並みやそこに住む人達の暮らしぶりが伺える。
蘇州/山塘街
刺繍研究所で17:20〜17:50見学と買い物をし、蘭莉園大飯店で17:50〜19:00夕食をする。蘇州名物の「おこげ」、淡水魚の唐揚げあんかけなど11品を二胡の音色を聞きながら頂く。
19:30天平大酒店に到着し、このホテルに2泊する。荷物を部屋に置いて20:30頃1階のバーにワインを飲みに出かけたが、客は誰も居なくワインは無く青島ビールとコーヒーを飲みながら21時まで寛ぐ。
3月15日(月)曇 気温12〜3℃ 8,100歩
マダムは5時半、ポチは6時に起き、シャワーを使って6時半からバイキング形式の朝食をする。食後、ホテルの外に出てみると、雨は降ってないが寒い。ホテルに表示してあった現在の気温は5℃であった。
バスは8:30にホテルを出発して、10:10無錫に到着する。
<無錫>
この街はその昔、有錫と言い錫が採れたところだったが、錫を採り尽くしてしまったので無錫と呼ばれるようになったとのことである。琵琶湖の3.5倍の広さを誇る太湖の北岸にあり、「無錫旅情」という古い日本の演歌をこの地のガイド、金可さん(38歳)が歌ってくれた。
太湖遊覧(10:10〜10:50)舳先にドラゴンを乗せた大型遊覧船で、ビールやコーヒーを飲みながら、ガイドの金さんの説明や歌を聴き、湖上にある三山公園や周囲の景観を楽しむ。金さんによると中国の二大美人は大連と無錫だそうで、大連はモデル=スタイル、無錫は肌が売りだそうである。その訳は太古で採れる淡水真珠が肌を美しくしている、とのことである。
真珠研究所(11:15〜12:20)で淡水真珠の説明を聞き、36人のツアーの中で20人ほどの人がお土産用としてセットになった真珠入りクリームを1袋1万円で買った。
昼食は意家快捷酒店の王磊で12:30〜13:15、おこげのスープ、茶碗蒸し、セロリーの炒め物など11品を光明ビールで頂く。
13:20に無錫を出発したバスは江南水郷三明珠と呼ばれる同里に14:30到着する。バスの中でガイドの陳さんが甘くて美味しいみかんを差し入れしてくれる。
<同里>
バスターミナルから電気自動車で観光の中心である旧市街に入る。川に架かる古い石橋や川の両岸に出来た石の土台の上に家を乗せたような橋、運河に浮かぶ舟の上では鵜が飼われている(14:30〜16:50)。
退思園 中国の世界遺産にはランクがあり、この庭園は最高クラスのA-5(五つ星)である。17世紀後半皇帝に罷免されて帰郷した役人が建てたもので、黒檀など高級な建材をふんだんに使い、細部の緻密な彫刻やさりげなく配置された家具、太湖石の築山が聳える庭園には中央の池を取り巻くように楼閣や回遊路が配置され、それらがまるで水面に浮いているように見える。
バスで蘇州に帰り、17:50〜18:40金萬樓大酒店で夕食をする。魚の骨の唐揚げ、壷に入った岩のり風味のスープ、豚肉コラーゲンなど13品、煮麺が出たのはツアー中この店だけだった。
19:40天平大飯店に帰り、コンビニで缶ビールを買い、無錫で買ったリンゴ、味付きナッツ、同里で買った団子などを頂く。
3月16日(火)晴 13〜4℃ 9,500歩
8:10バスでホテルを出発し、8:40から1時間ほどシルク工場を見物して杭州に向かう。11:10から15分嘉興という街のサービスエリアでトイレ休憩をする。
<杭州>
12:30杭州のレストラン、百合花大酒店で13:25まで昼食をする。ポテト+里芋の揚げ団子、小龍包、鮒のあんかけ、蒸しパンなど13品、フルーツのリュウティン?=みかんと西湖ビールも美味しかった。
西湖遊覧クルーズ(13:35〜14:10)天気が良かったので遊覧船の2階展望ラウンジから湖の風景や沿岸の景観、遠くの山並みまで良く見えた。船上で江さんから「かわいい」と言われた。中国ではこの年になったおじさんにも「かわいい」という言葉を使うのだろうか。
西冷印社(14:10=14:45)孤山の中にあるこの社は江南様式の庭園に点在する金石篆(てん)刻の研究施設で、篆刻だけではなく書道や絵画などの分野で優れた人材を輩出しているそうである。
六和塔(15:10〜15:50)今でも中秋の名月に見られる海水の逆流現象による銭塘江の氾濫を防ぐため呉越王の命により建てられたが、北宋の末期に破壊され、現在の塔は南宋の元年(1163年)に再建された。塔は一見13層8角に見えるが、皇帝からの難題を避けるため内部は7層という造りになっている。塔の裏手の階段を登って行くと鐘突堂があり、5元で鐘のミニチュア土産付きで鐘を突かせてくれ、良い音がして感動したが、前に突いた外人さんは10元で10回突いても良い音がしなかったようだ。
バスは15:50に杭州を出発し、嘉興のサービスエリアで17:15から10分トイレ休憩をし、上海のラッシュアワーの中、18:55レストランに到着した。夕食は六星居賓館の黄家傅菜で18:55から1時間、白エビ(水晶エビ)、大根、青菜、蒸した鮒のあんかけ、麻婆豆腐など11品の四川料理だったが、それほど辛くない。ビールは「沁」という銘柄の上海製キリンビール。
バスはナイトクルーズやマッサージに行く人を途中で降ろし、残りの人は南京東路で20:45〜21:20自由行動となる。若者で込み合う歩行者天国の雰囲気を味わい、前回訪れたスーパーで乾燥したサクランボ、路地の店でトラの飾り物を買う。
再び全員を乗せたバスは22:15、1日目と同じホテル、港鴻大酒店に到着する。
3月17日(水)晴 19〜7℃ 11,000歩
今朝はこのツアーで初めてホテルの窓からビルの間に登る朝日を見た。食後ホテルの前の大通りを歩いて、電気自転車、リヤカー、自転車、車などが混在して走るこの街の朝の風景を見物する。 バスでホテルを8時に出発し、上海市の東南にある閔行区の七宝鎮に向かい、8:40に到着する。車中より「より良い都市、より良い生活」がテーマの万博会場が見えたが、工事の真っ最中で、完成したパビリオンは数個である。
<七宝鎮>
古い町並みと水郷、屋根の先端が尖った形が特徴的で、狭い路地風の通路は人でごった返している。色々なアンが入ったスープ&団子が名物で、小豆アンの入った団子2個を3元で食べる。軒下に鴨や豚肉の塩漬けを干して乾燥している風景は中国的だと思った。
バスで上海市内に戻り、10:40から40分ほど心□茶芸苑に立ち寄り、11:30豫園に到着する。
豫園(11:30〜12:40)入り口に1999年5月、江澤民による「海上名園」と書かれた石がデンと置かれている。庭園の風景は前回と変わらないが、ガイドの説明の力点が違うので新しい発見があって新鮮である。
昼食は豫園商場の一角にある前回も訪れた緑波廊で12:40から13:35まで、小龍包や春巻、餃子、シュウマイ、チマキなどの飲茶料理11品を純正青島ビールで頂く。
上海博物館(14:05〜15:20)到着すると入場者の行列が出来ており、心配したが予約の客は別の入り口から入る。4階までの各フロアーに中国の歴史が展示してあったが、1時間ではとても全部は見られないと思い、4Fの少数民族展と、2Fの水墨展を見学する。
芸術館(15:35〜16:30)を見物し、白檀の線香を買い,泰康路に向かう。
田子坊(16:45〜17:45)上海アートの発信地であり、最近では若者に人気のあるショッピング街である。古い町並みが残っており、迷路のようで迷いそうである。食べ物屋、バー、小物を売る店などが狭い路地に軒先を連ねている。日本の寿司屋や「酒」の提灯が目を引いた。
夕食は嘉軒大酒樓で18:10〜19:10、瓜の炒め物、ベジタブル春巻、鮒の蒸し物、茶碗蒸しなど上海料理12品。ついに上海ソバにはお目にかからなかった。
バスは雑技を見物する人達を途中で降ろし、19:55ホテルに到着する。バスは再び雑技見物のグループを迎えに出発したが、ポチは運転手に頼んで上海の夜景見物をさせてもらう。雑技劇場で時間があったので、ガイドの陳さんと雑技の見物をする。狭い球の中で5台のバイクが一斉に走る出し物は一時中止されたそうであるが、今回も見物出来て迫力満点の演技に手に汗を握った。
3月18日(木)曇 5,500歩
5時に起きて食事をし、7:05空港に向かい、8:15到着する。バスの中で江さんの力作の写真を見せてもらい、購入する。空港の手前で陳さんが歌った「星影のワルツ」は場面にぴったりで、感動した。それと共にバスの運転手は朝早くから夜10時過ぎまで毎日活躍して頂き、感謝するばかりである。
チェックイン、出国検査を済ませ、DFSでaramisのアフターシェーブローションを買い、77—Gateの前にあるCafe Hope Starで青島ビールと絵が描かれているカプチーノやほうれん草餃子を頂きながら陳さんにお礼の電話をする。 全日空NH-922便は10:43に離陸し13:50成田空港第一ターミナルの58-Gateに到着した。15:20発の所沢行きリムジンバスは珍しく満席に近い客を乗せて17:33所沢駅東口に到着する。西武電車で小平駅に行き、そこからバスで18時に帰宅する。
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