マダムとポチの
層雲峡温泉のんびり・ゆったり滞在記
2010.1.17~1.21
北海道の極寒の地でスノーシューを経験したく、
-10℃の層雲峡/ホテル大雪に滞在し、午前中は
スノーシュー、午後は温泉、夜は成田味恵子の
歌謡ショーを楽しみました。文字通り三食、酒・
ケーキ付きでしたが、ホテルの外では時折吹く
吹雪が顔に突き刺さるようでした。黒岳ロープ
ウエイ乗り場の横でエゾシカ親子に会えたのは
幸運でした。 |
1月17日(日)東京、旭川、層雲峡/晴 旭川空港12:27/—9.4℃ 6,000歩 7:25発のバスで武蔵小金井に向かい、7:47発のJR中央線快速電車に乗車する。天候が良いので東小金井と武蔵境の間で富士山が見えた。新宿で山手線内回り電車に乗り換え、品川で京急電車に乗り換える。京急品川発は8:40、羽田空港着は9時丁度である。 第一ターミナルビル2階のJAL-カウンター75番で搭乗手続きをする。スノーシュー用のストックが杖に見えたらしく、「脚が悪いのなら席を前の方に替えましょう」と言われて21番から12番に替えてもらう。さらに車椅子などのお手伝いをとの申し出は、さすがにお断りした。32-Gateに行く途中でJCBのラウンジに立ち寄り、コーヒーを飲みながら窓越しに目の前の富士山を楽しむ。食料やおつまみなどを品定めして買い込み、32−Gateにエレベーターで下りる。 32—Gate からバスで待機中の航空機に向かう。JAL-1107便旭川行きは10:54に離陸し、旭川空港の5番Gateに定刻の12:15到着した。天候は晴、気温−9.4℃である。機内ではお茶などのソフトドリンクのサービスがある。 空港からはふらのバスの特急大雪号で、ホテル大雪がチャーターした直行便である。今回のツアー参加者15名が乗ると13:15空港を出発し、途中、ドライブイン、北の駅・北の森ガーデンでトイレ休憩をして15:10ホテル大雪に到着する。 このホテルには3カ所の温泉浴場があるが、先ずは7階の展望大浴場、大雪の湯に入る。さすがに展望が良く、眼下に氷瀑まつりの氷像を造っている現場が一望され、その先に岩肌と雪の風景が続く。続きの露天風呂からも同じような景色が見えるが、風と吹雪で顔や頭など温泉に浸かっていないところは寒く、暖まるまで浴槽から出られない。 夕食は18:00〜19:10西館2階の大雪の間で、地酒/高砂のぬる燗3本とすき焼き、魚のフライなど11品。ゆっくり食べていたら周りに人が居なくなったので引き上げる。 売店で買い物をし、一旦部屋に引き上げた後、8時から成田味恵子さんの歌謡ショーを30分程楽しみ、ラウンジの喫茶、‘れんが’でカフェオレ、コーヒーを飲みながらビンゴゲームを見物する。 8:45部屋に帰る。マダムは大雪の湯で楽しんできたらしい。 1月18日(月)晴 吹雪 最高気温−4℃ 14,700歩 マダムは6:40から大雪山荘3階の、天華の湯に入る。ポチは7時に起床する。朝食は西館1階のレストラン、石狩の間でバイキング形式である。7:40〜8:10和洋折衷の料理で、主食はパン。 9時、スノーシューを持って銀河・流星の滝に出かける。温泉街から国道39号線に出て歩道の雪の上を歩く。詳しい地図をホテルで頂き、説明も聞いてきたので分かりやすい道だったが、標識があるべきところに無かったり、雪に埋もれているのか疑ったりして歩く。 銀河トンネルの手前に標識があり、右へ入る道が除雪されている。その道を進むと滝が見えてきた(10:07)。滝見台のあたりには集合写真を撮るベンチ風の台がおいてあるが、今は使われていない。流星の滝は90mに渡って流れ落ちているとのことであるが、一部凍り付いているのか男滝と呼ばれるような瀑音も聞こえない。不動岩をはさんで左手が銀河の滝である。120mの断崖からキラキラと銀の糸を引いて流れる優雅な滝で、女滝とも呼ばれているそうであるが、今は凍り付いてその姿が見えないのが残念である。晴れた日には流星の滝上に黒岳が見えるそうである。また、土、日はロッククライミングの練習場としても賑わっているそうである。 これから先は雪が深いので、スノーシューを履いて交通止めの標識のところまで歩く。この標識は雪に埋もれて足下に見下ろせるぐらいであるが、景勝で知られる小函への遊歩道だったところ、災害で今は交通止めとなっている。引き返して、滝の前の売店、滝ミンタラに立ち寄り、ご主人に暖かい椎茸茶を御馳走になる。この辺りは最高気温−7℃、積雪は1m程とのことである。 帰りは向かい風で、吹雪が顔に当たり痛い。国道の途中で同じツアーの客が滝に向かって歩いているのに出会う。国道から温泉街に入るところに公衆便所があり、その辺りから国道の向こう側に23日から始まる氷瀑まつりの氷像が見え、作業をしている人々の姿があった。温泉街を通り、黒岳ロープウェイの乗り場の下を通って12時にホテルに帰る。 昼食は西館1階の石狩の間で12:20〜12:40、中華丼で、ポチは生ビールを頂く。 午後はマダムにつき合って2時までテレビを観て、ポチは大雪山荘の天華の湯に、マダムは7階の大雪の湯に入る。天華の湯は3階で、浴場や露天風呂からの景色が目の前に広がり、露天風呂には吹雪が舞い込んできて頬を刺す。頭が冷える分だけ浴槽に長く入れるが、風呂に酔いそうである。風呂上がりに缶ビール1缶、これがまた美味い。 夕食は18時から昨日と同じ大雪の間で、地酒、高砂のぬる燗3本とタラちり鍋、キノコのホイル焼きなど11品、7:15には人影が少なくなったので部屋に引き上げる。地元の人と話していて、私達の住所が小平市と分かり、同じツアーのご夫婦が同じ小平市の花小金井に住んでいらっしゃるとのことで、ロビーで話が弾む。 今夜は歌謡ショーとその後のビンゴゲームを楽しむ。歌謡ショーは昨夜と同じ成田味恵子さんで、かなり前から連夜の活躍らしく、私達も4夜連続で楽しむ。歌謡ショーが終わると、昨夜の‘れんが’でマダムは予約しておいた手造りの抹茶ケーキとカフェオレ、ポチは生ビールを頂きながらビンゴゲームを楽しむ。ゲームの方はビンゴまでは届かず、参加賞であったが、成田味恵子さんと2ショットの記念写真を撮る。 マダムは9時半から南館1階のチタニの湯に入る。チタニとはアイヌ語で夢という意味である。ポチは10時から始まるスイスの世界遺産をテレビで見ようと思っていたが、その前に寝てしまったようだ。 1月19日(火)晴 雪 吹雪 気温最高−2℃ 7,300歩 マダムは6:30に起き、ポチは6:50に起きて夫々大雪の湯に入る。朝食は純和風で、山芋掛けご飯とみそ汁。マダムは毎朝洋食。 9:20スノーシューを持って、氷瀑まつり会場の裏側に広がる層雲峡園地に出かける。ビジターセンターの前を通ると雪かきをしていた職員の方が崖の中腹にエゾカモシカの親子が居ることを教えてくれる。3匹の親子は私達がホテルから歩いてきた道の崖上で訓練をしているとのことである。成長して上手に崖を歩けるようになると、もっと険しいところに現れるそうである。温泉街を歩いて観光ビルにある郵便局で葉書を出し、記念切手を買う。 氷瀑まつり会場の前を流れる石狩川に架かる人しか渡れない人道橋の手前でスノーシューを履き、橋を渡って層雲峡園地の誰も通っていない雪の上を歩く。氷瀑まつり会場を裏から見物し、黒岳や桂月岳、凌雲岳などが朝日に輝いて奇麗に姿を見せてくれた。ここから見ると黒岳はマッターホルンに、凌雲岳はモンブランのように見え、まるでスイスにいるようだ。マダムはスケッチをし、オコジョやナキウサギなどの足跡を見付けながら真新しい雪の上を歩く。 温泉街に帰り、10:55ビジターセンターに到着し、展示やビデオで層雲峡を勉強する。 12時にホテルに帰り、12:20からカレーライスの食事を生ビールで頂く。昨日と同じように2時までテレビを観た後、天華の湯で湯治をする。風呂上がりに‘れんが‘で生ビールとケーキセットを頂き、マダムがチタニの湯に入っている間、生ビールを楽しむ。 夕食は18時から19時まで東館地下1階の流星の間で鶏肉のみそ味鍋など11品の料理を地酒、高砂のぬる燗2本で頂く。今夜も20時から30分歌謡ショーを見物する。 1月20日(水)曇 吹雪 最高気温6℃ 6,700歩 6:30に起きて二人とも別々に山荘の露天風呂に入る。誰も居ないので貸し切りのようである。7:50から30分間朝食、今日は二人共洋食系である。湯豆腐が食べたいと思ったが、品切れで明日に託す。 9時にスノーシューを持って紅葉谷に出かける。ホテルから温泉街とは反対の右手に歩いて行く。紅葉谷入り口の看板を見て新雪を踏んで歩いて行くが、道が見えないので広場の辺りで引き返し、案内板で確認して再び登って行く。急勾配を登りきれず、滑り降りて引き返す。左手に赤石川が流れていたが、雪でよく見えない。天狗のひき臼岩は良く見えた。帰りはホテルの近かくで吹雪が強くなり、吹き飛ばされそうである。 昼食は東館地下の銀河で肉ソバである。生ビールは無し。 例によってテレビを14時まで見て、交代で天華の湯に入る。 夕食は18:10から19時まで昨晩と同じ流星の間で、鮭鍋、天ぷらなど11品をふらのワインで頂く。20時から成田さんの歌謡ショーを見物し、‘れんが’でケーキセットと生ビールで寛ぐ。 1月21日(木)吹雪 層雲峡−7,9℃ 東京18℃ 4,300歩 6:30に起きて山荘の露天風呂に入る。一人きりで貸し切りのようだ。これで最後かと思い、吹雪の中のんびりとした気持ちで浸かっているが、顔に刺す吹雪は冷たい。マダムは7階の露天風呂に入る。 朝食は7:45から、今日は和食のメニューで、湯豆腐にありつける。宅急便を出してチェックアウトしたが、滞在中の伝票が目の前にずらりと並べられ、確認するのが大変だ。 10時にホテルを出発した定期便のチャーターバスは予定より早く11:20に旭川空港に到着した。搭乗手続きをし、土産物を買って2階の旭風ラーメンで塩野菜ラーメンと生ビールの昼食をする。
JAL 1104便は5番Gateから13:10に出発し、14:45羽田空港の4番Gateに到着した。15:15発の京急成田行き快速電車で品川へ、そこからJRで新宿に向かったが、途中大崎駅で巣鴨辺りの事故による運転遅延があったものの新宿で中央線に乗り換え、武蔵小金井からバスで17:10帰宅する。 |
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